THE TEST DRIVE!! クルマ好きによる試乗記&動画 (旧クルマ本を斬る!)

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アリエル アトム300に試乗!(動画あり) ホンダ シビック タイプRのエンジンを搭載した最強のライトウエイトスポーツカー!

2021-04-16 09:48:31 | アリエル

アリエル アトム300に試乗しました! 

アリエルアトムと言えば、そのフレームパイプ剥き出しのボディとF1のようなノーズが、只者ではない感を醸し出しまくる、知る人ぞ知る本気のスポーツカー。その中でも300はシビックタイプR2LVTECエンジンにスーパーチャージャーで武装したガチのモデル。前回はハイスピードコースでの試乗でしたが、今回はよりコーナーの多いショートコースで試乗しましたので、より進化が試されると思います。果たしてその実力は?早速、試乗インプレです!

 

居住性★

 あいかわらず、人が居座るのに最低限の環境しかありません。それがいい、とも言えますが。シートも調整できないので、クッションを挟んで対応します。ただ、乗り心地自体は、そんなに悪くありません。

 

動力性能★★★★★

 あいかわらず途方もないパワーですね!低速ギアで引っ張ると、恐ろしいほど加速します。が、吹け上がり自体はリニアなので、手を焼く感じではないですね。今回はちょっとギアを高めにキープして走りましたが、それでもスーパーチャージャーがかかった時は、700馬力クラスの加速が体感できます。

 

ハンドリング★★★★★

 ここがあいかわらず異次元ですね。ABSがないのでブレーキングには気を使いますが、まあよく止まります。そしてコーナーが普通のスーパーカーとは全然違いますね。車の重さというものを全く感じさせません。どんなスピードでも、ハンドルを切っただけグイグイ曲がります。特に中低速コーナーはその傾向が顕著です。ただ、車重が軽いことに加えてサスもストロークに余裕があるので、キレすぎて怖いという感じはないです。リニアですね。458イタリアの方が感覚的にはキレるイメージです(まああれば電子デバイスのせいですが)。

 

総合評価★★★★★

 あいかわらずサーキット最強ですね。ショートコースなら、どんなスーパーカーも寄せ付けない、別次元の速さです。これに勝てるのは、市販車ではラディカルやBACモノくらいでしょうかね。これだけ軽いと、ミドシップならではの滑ったら止まらないような感覚とも無縁です。軽いので、そもそも滑る気がほとんどしないです(コーナー途中でアクセルを不用意に全開でもしない限り)。軽いという点ではスーパー7も似てますが、あっちの方がまだ挙動に余裕があって楽しめるかんじです。

 では、動画をどうぞ!


アリエル・アトム300に試乗!(動画あり) 車重600kgにホンダVTEC+スーパーチャージャーの本気マシン!

2016-12-13 22:00:00 | アリエル

フェラーリ458の次は、いよいよアリエル・アトム300です。

最新技術満載の458に比べ、こっちは電子制御いっさいなしで物理特性で勝負する対極的なスポーツカーですね:) 早速インプレです!

 

●居住性 ★★

 見ての通り、鋼管フレームで組み合わされ、サイドパネルもないスカスカな状態なので、居住性を云々言う車ではないのは明白です:) 内装の質感は、予想以上に手作り感が満載で、メーターやスイッチ類も色んなところからかき集めてきたようなかんじ。ギアボックスも入りにくいです。

 ただし、乗り心地は悪くないですね。バネ上荷重が軽いので、サスの動きもいいのでしょう。

 

●動力性能 ★★★★★

 ホンダの2L VTECにスーパーチャージャーを搭載している訳ですから、遅いわけありません:) 車重わずか600kg台のボディに、300馬力ですから。

 ただ、その特性は意外にフラットでリニアです。スーパーチャージャーも強大なトルクを発生する訳でもなく、VTECも途中から一気呵成に吹け上がる訳でもありません。中低速はスーパーチャージャの力でグイグイ加速し、高回転はVTECのおかげでよく回るなーという印象ですね。電子制御は入っていませんが、手におえない感じではなく、大排気量エンジンのような味付けです。

 

●ハンドリング ★★★★

 ここは兎に角 車重の軽さが効いてるかんじですね!ブレーキングもコーナリングも、他のスーパーカーとも一線を画する限界の高さです。ただ、ここもピーキーな感じやオーバーシュートな感じもなく、ニュートラルな味付けなので、手を焼くことはありません。

 

●総合評価 ★★★★

 予想外に運転しやすい車でした。軽さやエンジンのパワフルさといった素材の良さを、そのまま素直に引き出してますね。スペックから想像すると、そうとう手におえないイメージですが、実際は結構フレンドリーです。もちろん、ラフなアクセル操作やハンドル操作をすればスピンするでしょうが、限界が高いので許容範囲も広いですね。逆に言うと、素材の良さを味わいながら純粋に速さを堪能したい方には向いていますが、もう少し安全なゾーンで気分を盛り上げたい方や官能性を求める方には、肩透かしかもしれませんね。

 残念ながら車載ムービーが取れてませんでしたので、コース外から撮影した動画をどうぞ!