THE TEST DRIVE!! クルマ好きによる試乗記&動画 (旧クルマ本を斬る!)

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レクサス LC500S 試乗レビュー!(動画あり) 5L V8エンジンの加速サウンドが最高! 将来値上がり必至の国産スポーツカー!

2022-02-25 17:00:00 | レクサス

レクサス LC500Sに試乗しました!

5LV8ガソリンエンジンと今時、絶滅危惧種の1台です!

数年前にV6ハイブリッドのLC500hは試乗したことがあるのですが、長い時を経て、ようやくV8に試乗できました。果たしてどんな車なのでしょうか?

早速、試乗インプレッションです!

 

●居住性★★★★★

 まず内装ですが、相変わらず上質ですね!デザインはちょっとビジーな感じがしますが、オリジナリティがあり、素材の質感も高いです。特にドアまわりなどは、運転席と助手席で異なるデザインになっていて非常に凝ってますね!シートは腰のタイト感が心地よく、日本車の中ではかなり上位に入るクオリティです。後部座席は正直おまけですね、子供しか乗れません。

 乗り心地もよく、路面を滑るように走ります。ボディ剛性も高いので、緩やかな段差、大きめの凹凸、どれも綺麗にクリアします。これぞレクサス!という感じですね。

 静粛性も高く、ノーマルモードでは普通の高級車です。スポーツやスポーツ+にすると、ハミングするようなV8の心地よいサウンドが静かに聞こえます。これは贅沢な空間ですね。

 

●動力性能★★★★★

 いい!やはりNAのV8大排気量は実に気持ちいいです!

アメ車の怒涛のトルク型とも、BMWのシャープな吹け上がり型とも異なり、軽く歌うように吹け上がるエンジンですね。ポルシェに近いかもしれません。トルクはちゃんと低速から出ているのですが、吹け上がりがスムーズなので、体に優しい感じです。ただ、レブリミットは思ったより低く、7000回転でセーフティが働くのは残念。もう少し伸びて欲しいところです。

 サウンドは本当に心地いいですね!ノーマルではほとんど存在感を感じさせず黒子に徹しますが、スポーツモードでは気持ちいい音を響かせ、スポーツ+はちょっとレスポンスが過剰気味です。

 

●ハンドリング★★★★

 5Lのエンジンがフロントに搭載されてるとは思えないほど軽やかです!ハンドルレスポンスはクイックで、入力と同時にスッとノーズが向きを変えます。車重も結構あるのですが、乗り味は軽いです。この味付けはイタリア車っぽくて個人的には好きですね。限界も高く、高速コーナーのギャップもピタッと安定して乗り越えます。ただ、限界が分かりにくく、その際の挙動もちょっと読めない感じですね。

 

●総合評価★★★★★

 いや、素馬らしいですね!個人的には、レクサスで1番お気に入りです。貴重な5LのNA V8エンジンを有しながら、振る舞いはあくまでレクサス、優雅です。この車なら、普段は上質な乗り味に包まれながら、たまに刺激を味わうという理想的な生活が送れるのではないかと思います。そしてなんといっても美しいエクステエリア!何年経っても色褪せませんね。いやー、ほんと試乗できて良かったです。LC500hのトヨタらしいハイブリッド・スポーツの提案も中々いいですが、この車は本当に今しか楽しめません。将来的にも価値が上がる1台です。

RCーFほど過激ではないので、やはりLC-Fを作ってほしいですね!LFAなき後、イメージリーダーが必要だと思います。

 では、動画をどうぞ!


1.5億円のGT-R R50と100台限定(完売)のT-Specを日産銀座クロッシングで見てきた!

2022-02-22 17:00:00 | 日産

1.5億円のGT-R R50と、100台限定(完売)のT-Specを日産銀座クロッシングで見てきました!

 Tスペックは限定色のミレニアムジェイドがかっこいいですね!100台は完売ですが・・

一方、1.5億円のR50は50台限定ですが、まだ買えそうです。

可変リアスポのオプションが500万円超・・・


トヨタ アルファード最上級! ハイブリッド エクゼクティブ・ラウンジ 試乗レビュー!(動画あり) ミニバン王の中の王。750万円の価値あり。

2022-02-18 17:00:00 | トヨタ

トヨタ アルファード・ハイブリッド エクゼクティブラウンジに試乗しました!

先日はエントリーグレードに近い、2.5LのSモデルに試乗しましたが、今回は最上級のハイブリッド、エクゼクティブラウンジの2021年モデルに試乗しました!同じアルファードですが、なんと金額差は350万円!果たしてどんな車なのでしょうか?レビューをお届けします!

 

●居住性★★★★★

 革!革!革!いやー、やはりベージュの革内装だと、高級感が全然違いますね!これぞアルファードという感じです。特に2列目シートの豪華さは日本車最高峰ですね!足も伸ばしたい放題、豪華肘掛けに折りたたみテーブルまでついてます。3列目シートも下手なコンパクトカーのリアシートより断然上質で快適ですね。

 乗り心地は、タイヤが17インチということもあり、Sより少ししっとりしてます。静粛性の高さは相変わらずで、特にモーターで走っているときは移動する部屋という感じ。

 見切りの良さ、サイズの割に取り回しやすいことはアルファードの美点ですね。

 内装は、化粧パネルの追加や肘掛け、大型モニター等により高級感がアップしています。ちょっとデザイン的には古さを感じます。

 

●ハンドリング★★★★

 相変わらずミニバンらしからぬロールしない挙動はアルファードならではですね。ただ、風の影響は強く受ける傾向があり、風の強い日はしっかりとハンドルを握る必要があります。Sに比べると、車重が200kg重い影響かタイヤサイズの違いか、ちょっとコーナーで足がたわむ印象がありますね。Sの方がハンドリングの良さを感じました。

 

●動力性能★★★★

 低速時、および高速で少しアクセルを踏みました時のハイブリッドのサポートはいい感じですね。優しい上質なトルク感です。ただ、アクセルを踏み込んだ時の元気さは普通の2.5Lガソリンの方がパンチがある気がします。

 

●総合評価★★★★★

 間違いなく日本車で最高峰の高級車ですね。革内装のもたらす上質感は、ファブリックとは雲泥の差、別世界です。ハイブリッドもかなり上質さを上げてくれますが、まあそこはガソリンでも静かに走る分には問題ないかと思います。個人的には、ガソリンのSCパッケージが1番バランスがいいかな、と思います。実際、そのグレードが1番売れてるらしいですしね。

 では、動画をどうぞ!


アルファード S 2.5L に試乗しました!(動画あり) 新型ノア/ヴォクシーの価格で買えちゃう?ミニバン王にふさわしい快適性と走り!

2022-02-10 17:00:00 | トヨタ

トヨタ アルファード S 2.5L に試乗しました!

 2021年型の7人乗りモデルです。エンジンは2.5Lのガソリン直4エンジンで、販売の半分以上はこのモデルだそう。トヨタの、世界のミニバンのフラッグシップモデルでありながら、登録者の販売台数5位という驚異的なこの車。果たしてどんな車なのでしょうか?以前試乗した3.5Lとも比較してみます。

 

●居住性★★★★

 まず圧倒されるのが、その広さ!もう広大としか言いようがありません。フロント、2列目はもちろん、3列目さえ普通のミニバンの2列目と変わりません。2列目に至っては足が前席に届きません。しかもスライドし放題です。

 インパネのデザインと質感は良いのですが、ちょっとセンスがクラウンっぽいというか、田舎のスナックっぽいというか・・欧州の高級車とは異なる、浪花節の魂を感じます。ナビは今となっては小さいし古いですね。。

特にファブリックの黒シートはそういう感じが強いので、革シートのS“Cパッケージ“が欲しくなりますね。

 乗り心地もいいですね。ふわふわしてるかと思いきや、意外に腰のある乗り心地。ボディ剛性もミニバンとしては良い方です。段差でもあまり車体がブルブルと震えることはありません。静粛性も高いです。

 座面も高いので、見通しもいいですね。取り回しは、流石にボディの大きさは感じますが、ボディの形状がスクエアなので、思ったより車体感覚は掴みやすいです。

 

●動力性能★★★★

 この2.5Lエンジンは中々優秀ですね!2t前後のボディには辛いかな・・と思いましたが、意外に下からトルクがあり、街中では全然問題ありません。アクセルを踏み込むとエンジン音は高まりますが、個人的にはスポーティで悪くないサウンドです。車速の伸びも良く、スムーズですね。

  比べれば3.5Lの方がパワーもトルクもありますが、オラオラと走りたい人以外は全然不満はないと思います。

 

●ハンドリング★★★★

 ハンドリングも悪くないんです!ハンドルの切り始めこそスローな感じですが、それもこの車体に合っています。コーナリングではロールも少ないですね!腰高感は少なく、リニアかつスムーズに曲がっていきます。なるほど、高速道路のコーナーで飛ばすアルファードを見かける訳ですね・・

 ちなみにブレーキも悪くありませんが、踏み込むと振動を感じるのがちょっと怖いです。

 

●総合評価★★★★★

 いやー、これは売れるわ・・としか言いようがないですね。もうミニバンならこれ、って感じです。快適性は申し分なし。6人以上で移動するなら、世界最高かも。走りも悪くないのでドライバーも退屈しません。しかもリセールも高く、下手すれば買値以上で売れることも・・買わない理由がないですね。

 まあデビューから年数が経っており、2022年末か2023年にフルモデルチェンジの噂もありますので、新型は内装もかなり最新のテイストになりそうですね。

 では、動画をどうぞ!


トヨタ 新型アクアに試乗!(動画あり) EV感が大幅アップ!日本の日常に合う、癒しの乗り味!

2022-02-04 17:00:00 | トヨタ

トヨタ アクアに試乗しました!

先代はプリウスを食うほど大人気だったアクア。その人気のハイブリッドコンパクトカーが今回フルモデルチェンジということで、試乗してみました。グレードは下から2番目のXです。ヤリス・ハイブリッドとも比較します。早速レビューです!

 

●居住性★★★★

 静かですね!静粛性は先代よりも確実にアップしており、このクラスでは優れています。

 電池の性能向上による効果は顕著で、モーターで走る時間が格段に長くなりました。そのことも静粛性に効いていると思います。

 一つ残念なのが、発電のためにエンジンが始動し始めた時は結構大きめの音がします。タグボートのような色気がない音です。しばらくすると控えめの回転数と音量になるのですが、ちょっと興醒めです。

 乗り心地も優しいですね。ヤリスがスポーティになったので、快適性を重視するユーザーはこちらが受け皿になるのだと思います。フィット対策もあるのでしょう。

 居住空間もサイズの割には上々です。ただ、Xはフロントシートのショルダーラインの存在感が大きく、またのっぺりしているので、後部座席からの前方視界はちょっと圧迫感がありますね。横側は上々なのですが。センターに電源のアウトレットがあるのは素晴らしい点です、

 インパネ周りのデザインや質感もヤリスと差別化されており、より未来的かつ上質なテイストに仕上がっています。要所にソフトパッドが使われているのもいいですね。ただリアのドア周りの質感はチープです。

 

●動力性能★★★★

 低速からスムーズかつ望外に力強いですね!

ヤリスのようにグッとくるのではなく、スルスルと余裕のトルクがあり、気持ちよく車速がのる感じです。昔のディーゼルエンジンで感じられた、波乗りフィーリングに近いものがありますね。

 

●ハンドリング★★★

 あまりハンドリングというものを意識させない、スムーズな感じ。特にオーバーもアンダーも感じられず、スポーティでもなく、極めて普通に違和感なく曲がります。

 

●総合評価★★★★

 個人的には、ちょっと気に入りました。ヤリスの欧州テイストなスポーティさも好きですが、アクアは旧ヴィッツの日本的なテイストながら質感を高めてきていて、人に優しい乗り味です。しかもヴィッツのようなレスポンスのだるさもないので、まったり街で乗るには最適な1台ではないでしょうか。

では、動画をどうぞ!