THE TEST DRIVE!! クルマ好きによる試乗記&動画 (旧クルマ本を斬る!)

車の試乗記&レポート、インプレ、動画、お薦めの本等。OCNブログサービス停止に伴い、こちらに引っ越しました!

ベントレー コンチネンタルGTに試乗!(動画あり) 唯一無二の高級クーペ

2020-07-31 16:07:04 | ベントレー

ベントレー コンチネンタルGTに試乗しました!

ベントレーと言えば、ロールスロイスに次ぐ高級車。

ドライバーズカーとしては頂点に立つブランドです。

今回初めてベントレーの車に試乗することができました。

果たして、今まで乗ってきた車を遥かに凌駕する高級車なのでしょうか?

早速、試乗インプレです!

 

居住性★★★★★

 まず内装ですが、質感が圧倒的に高いですね!

アストンももちろん高級ですが、ベントレーのふんだんにウッドやメッキを使用した煌びやかな内装は素晴らしいです。

イタリア系とはまた違う良さがありますね。

 空間も前席は十分以上、後席は短時間ならそれなりに、という感じです。

 流石に静粛性も高いですね。遮音性も、駆動系やエンジン系の音も抑えられています。

 乗り心地はフラットライドで気持ちいいですね。車重がある車特有の、外界からの影響を受けにくい頼もしさがあります。

 

 

動力性能★★★★★

低速から極太のトルクで、高回転まで非常にスムーズにパワフルに吹け上がります。さすが12気筒、吹け上がりがスムーズなので下品さがありません。

ただ、フィーリングとしては 清々しいが、イタリアンスポーツのような官能性はないですね。

 

ハンドリング★★★★

巨体と車重の割にはよく曲がるリニアなハンドリングです。

ドライバーの操作に対する遅れや違和感が少なく、ドライブ自体が楽しいですね。

英国車はドライバーの楽しませ方がよく分かっている感じです。

 

総合評価★★★★

世界の最上クラスの高級車です。

だが、最近はBMWやアウディもクオリティが高いので、乗り味としては想像の範囲を超えない。

ただ、内装の質感は圧倒的ですし、なんというか骨太感がすごいですね。

他の車では味わえない独自の世界観があります。

では、動画をどうぞ!


スカイライン 25Tターボに試乗!(R34) 走りは悪くなかった!

2020-07-29 18:48:47 | 日産

最後の直6! スカイライン25T ターボに試乗しました。

※インプレは新車試乗当時のものです。

 

○概要
 走りのセダンとしては日本一のブランド力を誇るクルマ、それがスカイラインだ。これまた平成元年にデビューした8代目が大ヒット。それまでの肥大化、重量化したボディから一転、コンパクトなボディに変身、鍛えられた足回りとエンジンで、久々のヒット作になった。しかし、これまたモデルチェンジで大失敗。再び大柄なボディとなった先代は、人気もガタオチ、行き詰まる日産のイメージそのものの一台だった。大体、それまで大柄すぎて人気が低迷していた所を、シェイプアップして人気が出たというのに、何故また肥大化しなければいけなかったのか?誰が考えても変な話だが、当時の日産は病んでいたとしかいいようがない。34モデルは、ヒットした8代目の栄光再び、ということで再びシェイプアップ、ルックスまで8代目を彷彿させるスタイルで復活したが、既にあれから10年、デビューから古臭い、いかにも未練がましいスタイルになってしまった・・・

○居住性★★★
 これも、あまり時間がなかったのでちゃんとチェックしていない。しかし、こちらもシルビア同様、なんとなく安っぽい。まあ、セダンなので4人乗れるのは間違いない。

○動力性能★★★★
 古臭い外見と反し、走りはしっかりしたものだった。まず、走りだしてスグに、ボディ剛性と足回りの剛性の高さが感じられる。シルビアと違い、なんとなく”しっかり”した感じが随所に感じられるのだ。左右に振ってみてもボディもアシもしっかり追従し、破綻のかげりも見えない。ハンドリングは、まさに切っただけリニアに曲がっていくかんじ。パワーも充分。しかし、パワーの出方はリニアすぎて、面白みに欠ける。8thスカイラインのドッカンターボの方が体感的には速くかんじられるし、おもしろかった。まあ、こっちの方が操りやすいし、速く走れるのは確かだが。

280馬力とカタログではうたっているが、かなりあやしい。少なくとも、インプレッサの方がパワフルだ。体感的には250馬力くらいに感じる。

○結論
 当たり前だが、全てにおいて8thスカイラインを上回っているし、確実に速くなっている。しかし、その時代におけるインパクトという点では、現行スカイラインは8thの背中も足元にも及ばない。せっかくの新型エンジンも、現在の2Lターボクラスでは、際立った速さとは言えないし、個人的にはアルテッツァの6気筒の方がスムーズだと思う。外観も、スカイラインファン以外には子供っぽすぎて恥ずかしい。おそらく、今回のスカイラインの開発は、限られた素材と条件の中からスカイラインを復活させるとあって、かなり厳しいものだったのであろう。実情は分からないが、そう勘ぐりたくなる”ものたりなさ”を感じさせずにはいられない。素材や技術は決して悪くないのだから、なんとかガンバって欲しい、そう応援したくなるクルマだ。


シルビア Spec S(NA)に試乗! 最後のシルビアはデザインは良かったが走りはそれなり

2020-07-29 18:42:06 | 日産

日産シルビアの7代目、SpecSに試乗しました!

※インプレは新車試乗当時のものです。

 

○概要
 先々代の5代目シルビアは、その流麗なスタイリングとリーズナブルなプライスで、それまでホンダ プレリュードの独壇場であったスペシャルティ・カーの市場を瞬く間に切り崩し、スペシャルティカーの王者へとのぼりつめた。また、FR、ライトウェイトという素性から走り屋からも絶大な支持を受け、現在でも中古車市場では高い人気を誇る。しかし、モデルチェンジに失敗、6代目はでかく、鈍重なボディになり人気が失墜。今回の7代目では、その反省を踏まえ、再度5ナンバーボディでデビュー。スタイルもシャープかつ斬新なデザインで蘇った。

○居住性★★★
 今回はあまり時間がなかったので、居住性はあまりチェックできなかった。座面は少々低めだが、それほど視界が悪いわけではなく、居住空間もさほど狭くない。ただし、リアシートは相変わらずミニマム。インパネがどうもプラスチッキーで安っぽく感じてしまう。

○動力性能★★★
 カレスト座間にはNAのスペックSしかないので、しかたなくNAを試乗。先々代のシルビアのNAは、はっきりいって箸にも棒にもかからない、激遅グルマだった。今回のシルビアNAは、さすがにそれよりは進化しており、まあ普通に走るレベル。しかし、お世辞にもスポーティとはいえず、まあ2Lの標準的なセダンと同等、といったところ。官能的なところは皆無で、ホンダVTECには比べるべくもない。足回りも、ややテールハッピー気味だが、唐突ではないので、まあ走りの入門には悪くないかもしれない。すぐ飽きそうだが。

○結論
 シルビアのスタイルにだけ惚れた人には、とりあえず安いのもありますよ、といったモデル。ドリフトしまくりたい人にはターボのSpecRが、NAで刺激を求める人にはオーテックバージョンをどうぞ、といったところか。まあ、そんな販売戦略も悪くはないかもしれないが、どうも全体的に安っぽいイメージがはなれない。デザインは悪くないのだが、どうもルックス、走りともに質感が伴わない。個人的には、シルビアのNAはオススメしがたい1台だ。

 


レンジローバースポーツ SVRに試乗!(動画あり) 最強最速のレンジはジェントルなモンスターだった

2020-07-24 10:07:42 | ランドローバー

レンジローバースポーツSVRに試乗しました!

ランドローバーのレンジローバースポーツは、フレームをレンジローバーと共有しながら、よりスポーティな走りに比重を置いたモデル。中でもSVRは5Lターボエンジンにより575馬力を発生させる、かなりホットなモデルです。正直、先代のレンジローバースポーツの印象はあまりよくなかったのですが、現行モデルはどうでしょうか?早速、試乗インプレです!

 

●居住性★★★★

 クールなデザインと、温かみのある素材感は、やはりレンジローバーの真骨頂ですね!数あるライバルの中でも、内装はやはりレンジローバーが1番だと思います。居住空間も余裕がありますし、特にシートは大きめでゆったりできます。

 乗り心地は、絶対的な基準では快適な方ですね。ただ、スポーツではないレンジローバーの、雲のような乗り心地ではなく、適度に引きしまった足回りです。

 視界は、先代までの素晴らしい見切りの良さがなくなったのは残念ですが、x5やカイエンよりは把握しやすいです。

 

●動力性能★★★★

 すごいパワーですが、ちゃんとしつけられているので、獰猛というかんじではないですね。SUVとしては恐ろしい加速力なのですが、受け止めるボディと足回りの性能も高いので、どこかにすっ飛びそうな怖さはないです。X5Mやカイエンターボ、AMG63とほぼ同レベルのパワー感です。

 

●ハンドリング★★★★

 巨体を感じさせない、自然なきもちいいハンドリングがこの車の持ち味ですね。比較すればX5Mの方が直進安定性は高いですし、カイエンターボの方が無敵感がありますが、低速域でも重さを感じさせない自然なフィーリングがイギリス車ならではです。

 

●総合評価★★★★

 うーん。まず、モノ自体はいいので、ライバルと比べて気に入ったなら買いだと思います。鬼のように速いSUVが欲しくて、中でも快適なインテリアに囲まれたい方には最適ですね。ドイツ車にはない、暖かみを感じます。

 ただ、個人的にはレンジローバーを名乗るなら、やはり優雅に乗りたいですね。先代のようなガチガチの足回りではなくなったのとボディ剛性も上がったので、そういう点は間違いなく評価できるのですが、飛ばせる車が欲しいならカイエンターボを選ぶと思います。足回りもエアサスで快適ですし、シーンを選ばず安心して走れます。

 では、動画をどうぞ!


日産 グロリア300アルティマに試乗! エクストロイドCVT、結構好きでした

2020-07-22 18:37:45 | 日産

グロリア 300アルティマ-Z CVTに試乗しました!

※試乗当時のインプレです。

○概要
 セド・グロと言えば、どちらかと言えば少々品のないスタイリングでヤンキーの方々に支持されてきたようなクルマだったが、今回は一転、ポルシェにこっそりデザインを依頼し、スタイリッシュなボディでデビューした。高級車に乗りたいが、ベンツやクラウンはちょっと・・という、やや元気な壮年層をターゲットにした戦略としては、評価できるデザインと言える。ちなみに、今回は世界初!大排気量にも対応できるという、エクストロイドCVTを搭載しているグレードがある。私はグロリア自体には興味がないが、このCVTには非常に興味があったので、今回試乗車に選んだ。

○居住性 ★★★★
 私は高級車に興味がないので、あまり相対的な比較はできないが、グロリアのインテリアは、なかなか悪くないかんじだった。インパネや皮シートも高級感があり、かつ華美ではない印象。空間的にも、プロナードのように”広い!”と思わせるものはないが、必要充分な広さ。品のよいプライベート空間、といったかんじで、コックピットに座ること自体に所有する満足感を感じさせるだろう。

○動力性能 ★★★
 最初にびっくりしたのが、すごくアシが柔らかく感じたこと(笑)。まあ、スポーティなクルマばっかり乗っていれば、そう感じるのもあたりまえか。慣れてくると、柔らかいが、ある程度インフォメーションをフィードバックしてくれるような感じで、不安はない。先代コロナのような、今タイヤがどんな状態なのかサッパリ分からず、不安を感じるようなことはなかった。この辺にも日産のDNAを感じさせる。
 エンジンは、これまた結構パワフルで、重い車体をスムーズに加速させる。加速時のエンジン音も、適度にスポーティで良い(ほとんど聞こえないけど)。
 さて、肝心のエクストロイドCVT。結論から言うと、あまりよく分からないものだった(笑)。変速ショックがなく、スムースなことがCVTのウリなわけだが、正直いって今の普通のATは、そんなにショックはない。また、ミッションのように積極的にシフトをアップダウンできるモードもついているが、思ったほどのダイレクト感はなかった。スポーツカーにこのミッションを搭載しても、私は楽しくないのではないかと思う。もっとも、実家にあるマーチのベルト式CVTよりは不自然さが解消されているので、悪いシステムではないのは確か。特別良くもないが。

○結論 ★★★★
 結論としては、意外に気に入った(笑)。トヨタ的な、これでもか!と言わんばかりの高級さや、いたれりつくせり具合も、それはそれで悪くはないが、セドグロの方がスマートなかんじだ。例えるなら、オーダースーツの、体にフィットしているようなスマートさ。それでいてドイツ車ほど簡素なさびしさを感じさせることもなく、どことなく日本的な安心感のある内装もポイント高い。ライバルはクラウンアスリートになると思うが、私ならコッチを選ぶだろう。


VW TROCに試乗!(動画あり) コンパクトSUVとして いい出来なんだけどキャラは薄め

2020-07-17 17:11:31 | VW

VWの新型コンパクトSUV T-ROCに試乗しました!

 VWのSUVラインアップの中では、Tクロスとティグアンの間に位置するサイズ。

人気のカテゴリーに満を持しての登場ですが、果たしてその乗り味やいかに?

早速、試乗インプレです!

 

●居住性★★★

 VWらしいカッチリしたボディ剛性

 静粛性も悪くない

 乗り心地もいいが、アウディほどのフラットライドではない

 低速は多少ゴツゴツ感を伝えてはくるが、ショックはほとんどない

 高速はフラットライド

 荒れた路面でも乗り心地があまり悪化しないのは流石

居住空間も大人4人が痛痒なく長距離過ごせる

視点もゴルフよりは高いが、SUVにしては低めでクロスオーバー的なイメージ

 

●動力性能★★★

 あいかわらずDCTが優秀で、気持ちいい加速を伴いながら積極的に高いギアを使っていくので燃費もいい

 踏み込むと勇ましい音を奏でるが、加速はまあそれなり

 

●ハンドリング★★★

 ニュートラル

 コーナリングでは全くロールしない、SUVとはまったく思えないデキ

 

●総合評価★★★

 予想通りいい車だが、予想を超えない

 基本がしっかりしているが、アウディQ2には劣る

ポロの方が軽くて運転は楽しい

 


フェアレディZ(Z32)に試乗! 今見てもカッコいいGTカー!

2020-07-15 18:32:20 | 日産

フェアレディZ Z32に試乗しました!

※試乗当時の文章です。

 

○概要
 スカイラインと並ぶ、日産の2大看板車種のひとつ。歴史も、ブランドイメージもピカイチの一台。本モデルは、デビューしてから約10年がたつ長寿モデル。スポーツカーというより、ハイウェイ等を快適に移動するGT的要素が強い。

○居住性 ★★★★
 ツアラーとしては、雰囲気・機能共に十分ではないだろうか。さすがにリアシートは荷物置き場だが、前席2人は、なかなか快適な高速クルーズができるだろう。インパネも、さすがに少々古さを隠せないが、デザインとしては悪くない。乗り心地も硬すぎず、柔らかすぎず。

○動力性能 ★★★
 エンジンはトルクフルで、重いボディをグイグイ引っ張っていく。しかし、吹けあがりはイマイチがさつで、スポーツカーとしてのエンジンの吹けを期待すると、がっかりするかも。試乗車はATだったが、このクルマは大排気量をいかして、トルクでクルマを前に進め、さっさとシフトアップするほうがいいかもしれない。
 興味深いのはハンドリングと足回りで、乗った瞬間、”あ、トヨタ車と違う”というのが何故か分かる。表現しづらいが、トヨタ車の足回りは、まず安定性が前提にあって、その上でスポーティさを演出している感があるが、日産の場合、最初からスポーティを前提にしているかんじがする。トヨタのアシが、”できれば、このままマッスグ走ってたいなぁ”という感じなのに対し、日産車は、”走りたくてウズウズしている”かんじ。この差は、まさにメーカーとしての姿勢の差で、クルマ会社のDNAみたいなものだろう。そして、その遺伝子は間違いなくこのクルマにも流れているようで、10年前のGTとはいえ、それなりにワインディング等をこなすポテンシャルはありそう。耐久性は別にして、このクルマが現在中古でかなり安く購入できるのは、かなり狙い目と言えるかもしれない。

○総合評価 ★★★★
 まず、このスタイリングに惹かれる人は、購入しても損のないクルマだろう。10年たった今でも、この独特なスタイルとZブランドは、所有者に充分な満足を与えてくれると思う。ただし、今更新車で購入するのは、ちょっと物好きだ。クルマの性格からして、それほど荒い乗られかたはしないだろうから、良質な中古車を探すのがベスト。ただし、修理代は高くつくかもしれないけど。

 


新型プジョーe208に試乗!(動画あり) これはクラス最強のゲームチェンジャーだ!!

2020-07-10 17:27:11 | プジョー

プジョー208の電気自動車モデル、e208に試乗しました!

ついに日本でも発売開始されたプジョーのBセグメント コンパクトハッチバック、208。その特徴的な外観で発売前からかなり前評判がよかったですが、評論家からも絶賛の声が多く聞こえてきます。果たして、そんなに素晴らしいデキなのでしょうか?今回は電気自動車モデルのe208に試乗しました。早速インプレです!

 

●居住性★★★★★

 まず内装デザインは素晴らしいですね!ハンドルの上からのぞくメーターといい、スイッチ類の凝った造形といい、コンパクトカーとは思えないこだわりっぷり。質感も悪くありません。スマホ置き場等の収納も便利ですし、マルチファンクションモニターの位置もサイズを非常にいいですね。

 空間は、前席は少しスポーティなタイト感はありますが、十分な広さ。後部座席は、広いとはいい難いですが、膝前に拳一つは入りますし、頭上高もそれほど狭さは感じません。ちょっと座面が立ってるのが残念ですが、よっぽど長距離を走らなければ不満はでないレベルです。

 乗り心地ですが、まず運転し始めてビックリするのが、ボディ剛性の高さ!!

このボディ剛性感は、メルセデスのCクラス並みです!しなやかで分厚い鉄の塊のようなボディの堅牢さを感じます。コンパクトカーでは今まで感じたことのないレベルです。

 ただ、足回りは、悪くはないのですが、路面の凹凸があることは“音”で伝わってくるイメージです。衝撃は抑えられているのですが、音が結構鋭いので、感覚的に実際より乗り心地が荒く感じます。

 

●動力性能★★★★★

 ノーマルモードでは少しシットリした感じで快適に街中を快走できます。ECOモードではレスポンスや最大パワーがややマイルドにはなりますが、苦痛というレベルではありません。個人的には使えるレベルにあると思います。

 パワーモードにすると、レスポンスが鋭くなり、気持ちいいパワーだ出ますね!これは楽しいです。ノートのe-powerのようなアクセル操作だけで止まるところまではいきませんが、加減速を気持ちよくコントロールできるレベルです。

 

●ハンドリング★★★★

 小径ステアリングですが、過敏すぎず、ハンドルをあまり持ち替えずに済むレベルで気持ちよく曲がれますね。高速コーナーでは、もうちょっとハンドルが大きい方が微妙な調整ができると思いますが、車の姿勢自体は安定しています。

 難点はブレーキですね。ちょっと強めに踏み込むと、ガガガっという音と振動がでますのでビックリしますし、踏力と減速もリニアではありません。

 

●総合評価★★★★★

 いやー、これはこのクラスのゲームチェンジャーですね!

失礼ですが、まさかプジョーからこんなにしっかりしたコンパクトカーで出るとは思いませんでした。流麗なエクステリアはフランスならではで理解できますが、このボディ剛性はすごいです。ポロやメルセデスも敵いません。全長

短いので、非常に塊感が強いです。

 ちょっとこのEVモデルは価格が高めなので、普通のガソリンモデルが気になりますね。208、非常にいい車でした。オススメです!

では動画をお楽しみください。

 

 

 


ムーブキャンバスに試乗! まったりお出かけが楽しくなる、ミニバスみたいな一台

2020-07-08 17:39:24 | ダイハツ

ムーブ キャンバスに試乗しました!

ダイハツの軽ワゴン、ムーブキャンバスは、そのVWバスっぽいキュートな外観で人気の1台。ちょっと前から気になっていましたが、今回ようやく試乗できました。早速インプレです。

●居住性★★★

 まず乗り込んでみて感じるのが、前方視界が良いこと!Aピラーが結構フロントよりに置かれていて、ちょうど交差点等を曲がるときに死角になりにくいです。

 内装のデザインも外観にあっていて嫌味のないもの。色合いが明るいのも気分が楽しくなります。

 乗り心地、静粛性は、特に褒められるところはありませんが、苦痛もありません。

 スライドドアは、駐車場事情によっては非常に便利ですね。特に電動スライド機能は、あるとうれしくなる機能です。

●動力性能★★

 まあ街中を普通に走る分には、問題はないです。ただ、軽自動車の中では重めなのと、ターボエンジンがないので、走りは必然的にまったり系です。まあこの車にスポーティさを求める人はいないでしょうから、それでいいと思います。もうちょっと低速トルクがあると、運転しやすいでしょうけどね。

●ハンドリング★★★

 まったりしてますね。でも、ミニバスっぽいエクステリアに合っているので、特に不満を感じることはありません。腰高すぎて危ないなんてこともありません。

●総合評価★★★★

 車としての性能自体はそれほど目を引くところはありませんが、この内外装のキャラが全てです。このかわいい車に乗ってお出かけするところを想像すると、それだけで楽しくなる力がこの車にはあると思います。グリーンのツートンもいいですが、ブラウンのツートンは相当おしゃれだと思います。そもそも軽自動車に並外れた動力性能など期待できない訳ですから、それならそこそこ快適で、所有欲を満たしてくれる車が正解だと思います。もちろん、これでホンダのNONEのようなしっかり感があれば尚すばらしいですが、今のままでも十分選択する価値があると思います。オススメです!


ホンダ シビック 1.5Lターボ ハッチバックに試乗!(動画あり) これはFFのロードスターだ!

2020-07-03 09:04:11 | ホンダ

ホンダ シビック ハッチバックに試乗しました!

シビックといえば、昔から日本のホットハッチの代名詞として人気のあったモデル。特にタイプRの存在は今でも手の届くホンダのスポーツモデルとして大人気です。それに比べるとちょっと地味ですが、素の1.5L  CVTモデルの乗り味はどうでしょうか?早速、試乗です。

 

●居住性★★★

 昔のシビックからは考えられないくらい車格は立派になりました。

デザインはシャープでスポーティですが、ちょっとアメリカ好みですね。

内装はそれなりで、ちょっと素材の質感が残念です。

乗り心地、静粛性共に悪くないですし、居住スペースや荷室も大人4人が旅行するのに問題ないレベルなので、実用性は高いですね。

ボディもしっかりしています。

 

●動力性能★★★

 スムーズで活気のあるスポーティなエンジンがホンダらしいですね!

パワフルという訳ではありませんが、ターボのトルクが中低速で気持ちよく効いてるかんじです。高回転はターボらしからぬ自然な吹け上がりが楽しめます。

CVTとしては悪くない方ですが、やはりレスポンスはイマイチですね。MTならもっと楽しいと思います。

 

●ハンドリング★★★

 軽快な走り味ですね。クイックではありませんが、

自然にハンドルを切った分だけリニアに反応します。

 

●総合評価★★★

 これは、FF版のロードスターですね!

目を見張る程速いわけでもエキサイティングな訳でもありませんが、日常的なドライブのちょっとした動きが気持ちいいです。

ロードスターや86より実用性は高いですし、ホンダならではのエンジンの気持ちよさもあります。

 今では貴重なスポーティに走れる車ですね。

 昔ほどトンガってはいませんが、ちょうどいい感じです。

 


VWゴルフGTEに試乗!(動画あり) 基本が良ければPHVにしても良し

2020-07-01 18:19:47 | VW

VWのゴルフGTEに試乗しました!

 

※2018年当時の試乗記事です。

ゴルフのPHEVモデルです。実はゴルフGTEに試乗するのは2回目です。3年程前に、一度 試乗会で街乗りを体験したことがあります。今回は高速道路を中心とした試乗ですが、はたして印象派変わるのでしょうか?早速インプレです。

 

●居住性★★★★

あいかわらず、クラスベストの居住性ですね!

空間も広く、ボディはがっしりしていて守られ感といいもの感にあふれています。

重量増のせいか、乗り心地もより重厚感があります。

静粛性も高く、EVモードでは、ほぼ無音です。

インパネもGTEは専用の演出があり、ちょっと個性的でいい車に乗ってるかんじがあります。

 

●動力性能★★★★

EVモードでは、モーターならではの気持ちいいリニアなトルク感が楽しめます。

期待のGTEモードをオンにしてアクセルを踏み込むと、勇ましいエンジンサウンドと同時に、モーターによる気持ちいいトルクが上乗せされ、スムーズに車速を伸ばしていきます!このあたりの印象は、街中でも高速でもかわらないですね。電気自動車やプリウスと比べて、高速でも頭打ち感が少ないのが美点です。

 

●ハンドリング ★★★★

あいかわらずしっかりしたハンドリングで安心感があり、かつ楽しいですね。高速道路の車線変更も不安感は全然ありません。直進安定性がいいので、長距離走行も疲労度が少ないです。

 

●総合評価 ★★★★

3年ぶりの試乗で、あれからEVもPHEVも色々と増えましたが、以前ゴルフGTEの良さは健在でした。やはり、ゴルフという基本がしっかり作られている部分が大きいですね。走る・止まる・曲がるがキチンと作られているからこそ、PHEV化でも良さが引き立ちます。日本で購入する場合は、ライバルとなるリーフとの価格差は小さくありませんが、高いだけのことはあると思います。もっとも、突き抜けるような刺激という点では、以前GTiに軍配が上がりますし、個人的にPHEVを買うなら、より上質で走りの楽しいBMWの330eを選びますが(最近は実売価格や中古がリーズナブルなので)。。いずれにしても、ゴルフGTE、あいかわらずいい車でした、おすすめです!