THE TEST DRIVE!! クルマ好きによる試乗記&動画 (旧クルマ本を斬る!)

車の試乗記&レポート、インプレ、動画、お薦めの本等。OCNブログサービス停止に伴い、こちらに引っ越しました!

シトロエン DS DS9 E-TENSE(PHEV) 試乗レビュー!(動画あり)乗り心地が ほぼ宇宙船なんよ

2023-06-17 10:23:19 | シトロエン/DS

シトロエン DS9 E-TENSE(PHEV) OPERAに試乗しました!

●居住性★★★★

 低速の荒れた路面の乗り心地は思った程ではない。

 特に凹凸の激しいところではボディ剛性が足りない感じ。もしくはゴムっぽい。

 ただ、幹線道路を巡航するくらいの速度域で、ゆっくりしたうねりの時は、ウットリするほど気持ちいい時もある。

 静粛性は相当高くクラストップ。エンジンがかかった時でもあまり気にならない

 

●動力性能★★★★

 ハイブリットが実にスムーズで静か。この車にあってる。

 システム最高出力250ps, 300Nmだが、背中を蹴飛ばされるような加速はせず、ゆったり余裕の加速。アクセルをベタ踏みしたフル加速時の加速力はそこそこ。

 スポーツモードではエンジンがかかり、引っ張り傾向になるが特に速くはないし、エンジンのざらつきが少し気になるのであまり意味はない。

 

●ハンドリング★★★

 基本的にはサイズにあった鷹揚なハンドリングだが、サイズの割にはよく曲がる。

 フロントも重くない。

 

●総合評価★★★

 うーん、おしい❗️

 デザインや静粛性、動力性能は最上位だが、日本の街中で使うには乗り心地が思った程は良くない。

 まあまあ快適ではあるのだが期待が高いので、相対的に残念に感じてしまう。

 欧州のより高いスピードレンジや、日本でも幹線道路・高速道路なら良さを味わえるとおもう。

 動画はこちら!


DS DS4 BlueHDi (ディーゼル)試乗レビュー!(動画あり)世界一美しいが欠点が1つ

2023-06-09 17:00:00 | シトロエン/DS

DS4 RIVOLI BlueHDi (ディーゼル)に試乗しました!

●居住性★★★

 乗り心地はしなやか。ボディのしっかり感があり.腰のある足。 

 コンフォートだと さらに少ししなやかさが増すが、アクティブスキャンの恩恵は分からない。

 シトロエンよりスポーティな足回り。

 車外からの音に対する遮音性は高いが、ディーゼルのエンジン音が常に響くのは残念。

 煩い音質じゃないけど常に存在を意識させるタイプ。

 

●動力性能★★★

 下からしっかりトルクある。でもドンツキではないので乗りやすい。

 フケもスムーズ。街中なら余裕のトルク。

 フワッと上質に加速する。頭打ち感も少ない。

 音はするけど振動はない。

 

●ハンドリング★★★

 自然でニュートラル。

 手応えも良好で、いいもの感がある。

 走りは軽快というより爽快という感じ。

 ちょうどいい重さをトルクで走らせるタイプ。

 ブレーキは少しカックンになりがち。

 

●総合評価★★★

 デザインに惚れて買う車。

 ディーゼルのエンジン音以外は高級感あり。

 オプションと電子モリモリだが600万円近い価格。

 音が気になるなら、ガソリンやPHVのほうがいいかも?

それでは動画をどうぞ!


DS DS7 試乗レビュー!(動画あり)この乗り心地は唯一無二!

2023-05-26 17:00:00 | シトロエン/DS

DS7に試乗しました! 

 シトロエンのオシャレブランド、DSの最上位SUV、DS7に試乗しました!

他の高級車とは異なるモダンテイストで独自路線をいくDS7。以前から試乗したいと思っていましたが、今回はレンタカーでドライブすることができましたので、インプレッションをお届けします!

 

●居住性★★★★

 まずなんといってもハイライトはインテリアですね!独特のモダンテイストのデザインは、これだけでこの車が欲しくなる程魅力的です。インパネもバックスキンが貼られ、上質感があります。メーターはフル液晶、センターには8インチモニターが搭載されています。

 居住空間も広く、大人4人がゆっくり寛げますし、トランクスペースも広いですね。

 もう一つのハイライト、乗り心地ですが、この車はカメラで前方の路面を判別し、瞬時にサスペンションの設定を変えるという独特の技術を使っています。その効果ですが、低中速域の乗り心地は素晴らしいですね!まるで路面から浮遊しているような感覚で、凹凸をいなしてくれます。大きめの入力には対応できず衝撃が伝わってきますが、それ以外は実に快適かつ独特の乗り心地ですね。高速域になると、この浮遊感が逆に接地感の無さとなり、不安感が出てきます。

 静粛性も高く、フルスロットル時のエンジン音以外はかなり抑えられています。

 

●動力性能★★★★

 PSAグループの1.3Lガソリン3気筒ターボは、もはや名機と言えるエンジンですね。4500mmを超える大柄なボディをグイグイと加速します。もちろん踏み込むとエンジンが唸りを上げるので音は大きくなりますが、巡行時は実に静かでエンジンの存在感を感じさせません。

 

●ハンドリング★★★

 ノーマルモードは緩やかな手応えで、中低速では問題ありませんが、高速では手応えが薄くちょっと不安感があります。スポーツモードにすると、ノーマルの軽さが嘘のように重くなり、手応えが出てきますし、足回りが固められ安定した走りになります。

 

●総合評価★★★★

 いや、面白い車ですね、DS7!インテリアの独自路線はもちろんですが、乗り心地もお独特の快適さです。ハイドロシトロエンとも、PHCとも違いますね。路面の現実感がなくなるような不思議な感覚です。静粛性も高いので、高級SUVとしてハマる人にはハマる1台ですね。

 では、動画をどうぞ!

 


新型DS4実車レビュー!(動画あり)もはや走るアートの域!

2022-08-03 17:00:00 | シトロエン/DS

新型DS4をみてきました!

DSシリーズはどれもモダンなデザインで従来の高級車とは

一線を画する個性的な存在でしたが、

このDS4はDSを代表する完成度ですね!

詳細は動画をどうぞ!


DS3クロスバックに試乗!(動画あり) 宝石のようなインテリアデザインが唯一無二のコンパクトSUV

2021-05-27 16:57:21 | シトロエン/DS

シトロエン DS3 クロスバックに試乗しました!

DS3はシトロエンの中でも新たな高級感を打ち出したブランドで、DS3クロスバックはBセグメントのコンパクトSUVです。そのモダンな内装が印象的ですが、今回は初めて試乗できましたので、早速インプレです!

 

●居住性★★★★

 なんと言ってもハイライトはこのモダンな内装ですね!各所にスクエアも持ちいた意匠が印象的です。こういうアプローチで高級さを表現した車は今までなかったので新鮮です。体が触れる部分はソフトパッドがちゃんと奢られているのも好印象です。インパネのスイッチ類はデザイン先行で初見では何がどこにあるか分かりにくいですが、オーナーなら問題ないでしょう。

 スペースは前席は問題なし、後席は広いとは言えませんが、まあ許容範囲。ただ独特のウインドウグラフィックのせいで、視界はちょっと狭いです。トランクスペースも広くはないですね。

 乗り心地もシトロエンらしく優しい感じです。2008でも使われているCMPという新型の剛性の高いシャシーが効いてて、ボディがしっかりしています。そこにダンビングの効いたサスが装着されているので、路面のウネリに強い足回りですね。ただ、片輪だけ乗り上げるような段差は苦手で、衝撃が伝わって来ますね。

 静粛性も高い方ですが、アクセルを踏み込むと3気筒のグロロロという音がちょっと聞こえてきます。

 ボンネットの両端が盛り上がっているので、車の先端は把握しやすい方ですし、リアカメラやセンサーも付いているので、取り回しに苦労することはないですね。

 

●動力性能★★★

 1.2Lターボのピュアテックエンジンは相変わらず万能ですね。下からちゃんとトルクが出ているので運転しやすいですし、望外に高回転もイケます。まあスポーツ走行には向いていませんが、街乗りでも高速でも不足を感じることはありません。スポーツモードにすると少し活発になりますが、プジョーほど差はない印象です。

 

●ハンドリング★★★

 リニアなのでワインディングでも気持ちよく走れます。プジョーのようなスポーティーな味付けではありませんが、運転が得意ではない人でも困るような過激さや遅れはないですね。ワインディングでもロールが非常に少ないのも印象的です。シトロエンは柔らかめの足回りなのにロールはしないのがセッティングの妙ですね。

 

●総合評価★★★★

 まず存在するだけで価値がありますね!今までの革張り等の素材感やクラシックなデザインでの高級感ではなく、モダンデザインでセンスの良さをアピールする唯一無二の存在です。刺さる人には、これしかない❗️と思わせるデザインです。

 車としての基本もしっかりしているので、車好きでも退屈すぎることはなく、快適さも上々なので、デザインで選んだとしても不満を持つことは少ないでしょう。ただ、比較をすれば乗り心地はPHCを装着したC4カクタスやC5クロスオーバーの方が上ですね。

では、動画をどうぞ!


シトロエン C4スペースツアラー(ピカソ)に試乗!(動画あり) この開放感はまるで宇宙船!

2021-04-09 16:00:03 | シトロエン/DS

シトロエン グランドC4  スペースツアラーに試乗しました!

C4スペースツアラーはシトロエンの5人乗りミニバンで、日本ではピカソと呼ばれているモデルです。ミニバンながら流線型のデザインが特徴的なこの車、見晴らしの良さでも評判です。果たしてどどんな乗り味乗り味なのでしょうか?早速試乗インプレッションです。

 

居住性★★★★

 まず驚かされるのが前席の視界の広さ!!

視界の上端まで窓ガラスです。こんな車は乗ったことがありません。

ピラーも2つに分かれていて人t一つ一つが細くなっています。この視界はまるで宇宙宇宙船のようでようですね!ホンダフィットをさらにぱパノラミックにした感じで圧倒的な開放感が味わk味わえます。

 乗り心地も柔らかくて快適ですね。全体的に当たりが柔らかいのですが、芯はしっかりしている感じで、低反発枕のようです。ただボディ剛性はそれほど高くないので、大きめの衝撃はボディが揺れるのが分かります。

 静粛性もいい方ですね。外からの音は抑えられています。他方、基本設計が2013年と古い車なので、ディーゼルエンジンが1世代前の感じでアイドリングから低音が入ってきます。うるさすぎるということはありませんが、昨今のガソリンかディーゼルか分からないという静粛性はありません。

 見切りは残念ながらそれほどよくはありません。フロントガラスの下端が思ったより高い位置にあるため、ボディの先端は見えない上、全長も4600mmなのでちょっと慣れが必要です。

 インフォテイメントモニターは10インチと7インチの大型モニターを2つ備えるというかなり個性的な作りです。ナビ等は見やすいですね。インパネのデザイン・質感共にフランス車らしくモダンかつ落ち着いた感じです。

 

動力性能★★★★

 あまり特徴的なところはなく、低速からドカンとトルクが出るわけでも高回転まで回るわけでもありません。ただ、全般的に十分なトルクが出ており、回せば必要十分な加速を味わえます。

 

ハンドリング★★★★

 マイルドな味付けですね。中立付近の遊びは大きめですし、ハンドルを切りたしていっても穏やかに回頭していきます。でも、不思議とロールはしません。低速ではスッとノーズが動きますし、S字コーナーでも地面にじわっと染み入るように吸い付きます。ここは国産ミニバンと大きく異なるところですね。重心が低い感じの挙動です。

 

総合評価★★★★

 ハマる人にはハマる、個性の強いミニバンです。

まずこの開放感は唯一無二ですね。スターウォーズのミレニアムファルコンのコックピットのような感覚です。また後部座席も座面が高く空間・視界ともに良好なので、三列目以外は快適な旅が楽しめます。

 また走りもドイツ車のガッシリ感とは違う、しっとりしたしっかり感がありますのでドライバーは退屈しないでしょうし同乗者も疲れが少ないと思います。シートのできもよく、包まれ感があります。

 他方、価格は400万円以上となかなか高価ですし、オラオラ感は全くないです。スライドドアもありません。ただ高年式の中古車が200万円くらいで買えるのは魅力的ですね。

 他にはない唯一無二のミニバンです。気になる方は、ぜひ一度見に行かれることをオススメします。

 それでは動画をどうぞ!


シトロエン C4カクタスに試乗!(動画あり) 乗り心地最強!これぞハイドロの正当後継車だ!

2021-04-02 09:23:13 | シトロエン/DS

シトロエンの2代目C4カクタスに試乗しました!

 初代カクタスはそのデザインで鮮烈なデビューを飾りました。シグニチャーライトを上部に設置し、下部にライトを備えることによりフロントにシャープな印象を与え、その後のシトロエンの統一的な顔になりました。またサイドのエアバンプは個性的かつ実用性も兼ねそろえた素晴らしいアイデアでした。2代目は、より洗練されたデザインながら、ハイドロの再来とも言われる特殊なサスペンションを装着!果たしてどんな車なのでしょうか。

 今回はガソリンの1.2Lターボ ピュアテック1106MTに試乗しました。早速試乗インプレです!

 

居住性★★★★

 乗り込んでまず驚くのが、結構天井が低い!

シートを1番上にすると天井がかなり迫ってきます。私は結構シートを高めにして見切りをよくしたいタイプなのですが、今回はさすがに下げました。

フロントの見晴らし自体は普通ですが、Aピラーがちょっと太めかつ角度がついてて見切りをスポイルしています。リアガラスも小さいのでCピラーの資格は多め。デザイン重視ですね。

 インパネのデザインはかなり凝っています!

まずメーターがデジタル式のスピードメーターしかなく、タコメーターはありません。ちょっと不便です。

 7インチのタッチ式インフォテイメントモニターが標準装備なのは嬉しいですが、エアコン操作もここでするのはめんどくさいですね。

 助手席側のダッシュボードは旅行鞄のようなデザインでかなり凝ってますし、内部スペースも広いです。ドアレバーも革の取っ手のようなデザインでおもしろいです(実際はハードプラスチック製です)。肘掛けはかなり小さいので使いづらいです。

 オプションのアドバンスコンフォートで用意されるシートの出来はいいですね!あたりも柔らかく、体圧分散も素晴らしいです。全然疲れません。サイズも大振りです。

 後部座席は、シートが少し高くなっているので見通しは悪くないのですが、天井が結構近いです。膝前空間は拳1つ以上あり、シートも快適、しかもフエルト生地のような表面の質感もいいですね。

 静粛性も悪くはありませんが、高速道路等では並走する車のエンジン音がそこそこ聞こえます。

 さて、最大のハイライト、乗り心地ですが、これがいいんです!

C5エアクロスの時は、懐のかなり深いバネサス、という感じでしたが、

こちらはハイドロっぽい流体感があります!

 段差や凹凸をまろやかに舐めすような感触です。ボディが常にゆっくり揺れてるように感じるのも往年のハイドロっぽいです。大きすぎる鋭い突起や穴は、さすがにサスのキャパを超えると振動を伝えてきますが、角は丸められています。高速コーナーで路面がうねるようなシチュエーションは最高で、波を切り裂くボートのように滑らかに走ります。

 

動力性能★★★★

 これが予想外に活発なんです!1.2Lターボエンジンは110馬力しかないはずなのですが、低速からトルクフルで、しかも、おそらく2000回転を超える辺りでググッと伸びます!見た目からは想像できないくらい楽しいエンジンです。高速道路も余裕で、6速でトルクに任せてダラっと走ると、大海を行く船のような気持ちが味わえます。

 

ハンドリング★★★★

 ここもいいですね!キビキビした感じはありませんが、高速コーナーでロールをせずに曲がって行く感覚は、まさにハイドロのそれ。ただ、ブレーキングでは結構ノーズダイブします。全ての挙動が、ネトッとした足回りがスライムのような粘着力を感じます。

 

総合評価★★★★

 いや、久しぶりに個性的な車を運転できました!

この足周りは楽しすぎますね。ボディ剛性が高くないので、足の許容範囲を超えたときのショックが残念な感じですが、こんな風にウォーターベッドのような感触の足回りは中々ないです。C3C5も柔らかいですが、感触が違います。

 内外装も個性的ですしね。今、ハイドロに乗っていて、乗り換える車が中々ないと嘆いているオーナーの方、とにかく個性的な車に乗りたい方、オススメです。では、動画をどうぞ!


シトロエン ベルランゴ 内装・外装チェック & 試乗!(動画あり) プジョー リフターのライバルは最高の車中泊カーだった!

2021-03-19 17:01:25 | シトロエン/DS

シトロエン ベルランゴに試乗しました! 

シトロエン ベルランゴは欧州ではよく走っている、いわゆるMPV,マルチパーパスビークルと呼ばれる居住性に優れた車で、商用車とボディを共有していることが多いですね。ホンダのフリードの5人乗りみたいな感じです。

 今まではルノーのカングーが日本では独壇場でしたが、今回新たにシトロエンが日本に輸入を始めました。プジョーもリフターを販売してますね。

果たしてどんな車でしょうか?欧州仕様の5MTのディーゼル仕様、早速、試乗インプレです!

 

居住性★★★★

 居住空間は流石に広いですね!前席・後席共にスペースに余裕があり、特に頭上は広々しています。後席は3人がけなので、3人に平等にスペースが割り当てられています。足下は余裕があるのですが、背もたれの角度が結構立ってますね。

 荷室はかなり余裕があり、トノカバーをつけた状態でも大型スーツケースが2つは余裕で入ります。さらにシートを倒すと2000リッターを超える広いスペースになり、床面もフラットなので車中泊も楽しめそうです。

 収納も至る所にあり、フロントのメーター上部や、頭上にもスペースがあります。他方、後部のドアポケットは浅いです。

 乗り心地はシトロエンらしい柔らかめの足回りで、基本的には快適ですが、ボディ剛性が強固という訳ではないので、鋭い入力には足回りが対応しきれないところがあります。ちょっと旧世代的ですね。ふわふわという感じではなく、ストロークに余裕がある、という感じ。姿勢変化が少ないです。

 全長が約4400mm、全幅も1850mm前後なので、取り回しはちょっと気を使います。アイポイントは高いので見通しは良好なのですが、ノーズが下がっている上に、思ったよりフロントガラスの下端が高いので車の先端は見えません。グラスエリア自体は広いので、車線変更等は楽ですね。

 静粛性はまあ普通という感じで、特に静かなわけではありません。ロードノイズがちょっと入ってきますね。振動は普通車並みには抑えられています。

 両面スライドドアは便利ですが、閉めるときに割と力が必要です。

 

動力性能★★★

 今回試乗した1.5L 4気筒ディーゼルエンジンは、まあ可もなく不可もなくという感じです。フィーリングはスムーズであまり雑味はありませんが、低速トルクはまあ必要十分で、それほど強力という訳ではなく、逆に頭打ち感も少ないです。サウンドは最近にしては静かではないですが、うるさすぎるということはないですね。総じて癖のないディーゼルですし、旧世代のゆな煩さや振動はないので、ガソリンから乗り換えても違和感は少ないと思いますし、燃費はもちろんいいですしね。

 

ハンドリング★★★

 乗り心地が柔らかい割にはロールは少なめなところがシトロエンの真骨頂。高速コーナーも、低速での素早い切り返しも、重心が低い印象で不安感はありません。C4スペースツアラーよりもレスポンスはよく、より普通車に近いフィーリングです。

 ブレーキはフランス車あるあるで、初期制動の立ち上がりが急なタイプなので、慣れないとギュッといきなり効くのでびっくりします。

 

総合評価★★★

 まず何といってもデザインがいいですね!先代と比較すると特にフロントフェイスが洗練され、スペースの広い実用車なのに生活感を感じさせないところが最大の長所だと思います。

 中も広いので、後部スペースを有効に活用したい方にはカングー以外に選択肢が増えたので朗報ですね。

 他方、内装の質感や快適性自体は、やはり商用車っぽさは否めません。日本のミニバンの方が快適性は高いですね。それを分かった上で購入すれば、この車ならではの楽しいカーライフが待ってると思います。この車での車中泊旅行を想像したら、幸せしかありません。

 では動画をどうぞ!


シトロエンC3に試乗!(動画あり) この癒しの乗り味と個性的な走り・・最高。これは現代版2CVだ!

2021-03-12 17:00:51 | シトロエン/DS

シトロエンC3に試乗しました!

 C3はシトロエンのコンパクトモデル。個性的な外観を持ちながら価格は230万円~とリーズナブルです。果たしてどんな車なのでしょうか?早速試乗インプレッションです!

 

居住性 ★★★

室内空間は充分な広さですね。トランクも中々の広さです。

乗り心地が最近では珍しく柔らかめ。

おおきなウネリは得意だが、激しい突き上げは苦手です。

遮音性は高くはなくロードノイズが結構入ってきます。

 

動力性能★★★

二次曲線を描いて盛り上がるタイプです。

慣れればスイートスポットを使って爽快な走りが楽しめます。

急いでアクセルを踏み込んでも、期待ほどはすぐにパワーが出てこないので

ある程度予測して走る必要がありますが、それもまた楽しいです。楽しいそれそあ

 

ハンドリング★★★

すごく独特。シトロエンらしい、舟のようなフィーリングです。

ハンドルを切ると荷重移動してから曲がっていくので、もっとフロントが長い車のような挙動です。

ただホイールベース自体は短いので、予想以上にクイックに曲がります。

つまり、ハンドルを切るとゆっくりロールをし始めるのですが、思った以上に曲がっていくという感じです。しはじmロールはん

逆に高速での直進安定性は多少不安感を伴います。

 

総合評価★★★★

昨今では珍しいかなり走りも個性的な車です。

ドイツ車的なガッチリ剛性アンドフラットライドとは異なる、

また同じフランス車でもルノーやプジョーのようなしなやかなスポーティさとも異なるキャラです。

ゆったりと車や道路と対話しながらドライブを楽しむ車ですね。

現代にはないテイストなので、興味がある人はぜひ試乗してみてください。

新しい車の世界が広がるかもしれませんし、

はまる人にはどハマりすると思います。

個人的にはこういう個性的な車は大好きですね。

では動画をどうぞ!


シトロエンC5エアクロスに試乗!(動画あり) 現代版の魔法の絨毯は、ハイドロに負けないくらい快適だった!

2020-12-11 17:00:11 | シトロエン/DS

シトロエンC5エアクロスに試乗しました!

C5エアクロスといえば、PHCという特殊なサスペンション構造で、ハイドロの再来かと噂されるモデル。サスのストッパーのところにセカンダリーダンパーを備えているそうです。乗り心地命のシトロエンの最新技術は、果たしてどのようなものでしょうか?早速試乗インプレです!

居住性★★★★★

 いや、噂に違わず、乗り心地いいですね!

ハイドロのように常に揺れている訳ではなく、普段はバネサスらしく安定していますが、大きな入力があると実にしなやかにいなしてくれます。特に路面の大きなウネリをなかったかのようにクリアしてくれるところは、元ハイドロ乗りならニンマリするところではないでしょうか。しかも低速のコツコツしたような短い周期の凹凸もいなしてくれるのは嬉しいニュースです。

 居住空間も十分に広く、後部座席も3人乗れます。しかも座面が少し高くなっているので見晴らしもいいですね。シートもサイズがたっぷりしている上、柔らかめなのがフランス車っぽくて気持ちいいです。インパネの質感は普通ですが、デザインはいいですね。

 さらにメーターも液晶化されていて、通常のスピードメーターとは別に、上部でボビンメーターでも表示されているところがまたニクイです。

 先進技術もしっかり搭載されており、レーンキープやACCも搭載されています。

 

動力性能★★★

 1.2Lガソリン3気筒ターボエンジンは、イメージよりずっと快活に走ります。8ATがいい仕事をしていて、ショックもない上、実にスムーズなので上質感を感じます。

 

ハンドリング★★★

 4500mmのサイズから想像するよりも、ずっと軽快に走ります。ハンドルを切ると、オーバーシュート気味に即座にフロントが切り込み、わずかにロールを伴いながらリアは安定したまま曲がっている様は、C3と同じ味付けですね。

 

総合評価★★★★

 いやー、C5エアクロス、中々ユニークな車でした。やはり特筆すべきは乗り心地の良さですね。まあ、エアサス搭載車とそれほど変わらないと言ってしまうと元も子もありませんが、バネにしては非常に快適です。しかもエアサスほど常時揺れてるかんじがせず、いざと言う時にしなやかにこなしてくれるので、車酔いもしにくいかもしれません。もっともボディ剛性自体はそれほど強固な訳ではないので、オフロード系の大きな穴を乗り越えるようなシチュエーションではボディが衝撃を受け止めきれない印象はあります。シロトエンらしさ満載のこの車、人と違う車を求める方、ミドルクラスSUVでとにかく乗り心地を重視したい方、オススメです!

 では動画をお楽しみください。

 


シトロエンC6に試乗!(動画あり) 貴重なハイドロを備えた最後のフラッグシップモデル!

2020-06-24 18:22:37 | シトロエン/DS

シトロエンC6に試乗しました!

シトロエンC6といえば、ハイドロサスペンションを備えたフラッグシップモデルとしては最後のモデル。その独特の外観が印象的で、今でもマニアの中では非常に人気の高い車です。

 今回は貴重な2.7Lディーゼルに試乗することができました。果たして、ハイドロがもたらす世界観とはどのようなものでしょうか?早速試乗です!

 

●居住性★★★★★

 まずインテリアですが、シンプルですがオリジナリティの高いデザインですね!他の高級車のように革張りダッシュボードのような分かりやすい高級感はありませんが、スッキリして落ち着きます。シートはちょっと固めですが、大振りで長距離も楽そうです。中は広いので、どの座席も快適に移動できそうです。

 サイズが結構大きいのと、ノーズが見にくいので取り回しには少し気を使います。

 さて、肝心の乗り心地ですが、ヒトコトで言うとウォーターベッドみたいですね!よく雲のようとか、浮いてるみたいと表現されますが、個人的にはそういう柔らかいフワフワした感じではありませんでした。

 路面との間にウォーターベッドがあって、大きなうねりや姿勢変化はヌメーっと穏やかな動きに変換してくれます。路面のザラザラ感等は伝えてこないですね。エアサスの軽やかなかんじとも違い、路面との接地を感じながら、明確には段差を伝えてこない、というかんじです。

 ちなみにスポーツモードにすると、普通に出来の良いバネサスのような挙動になりますので、常に揺れてるような感覚が馴染めない方は、こちらのモードが有効です。

 静粛性はかなり高く、特に風切り音はビックリするくらい聞こえません。

 

●動力性能★★★

 ディーゼルなので下から不満のないトルクを発生します。ただ、レスポンスはそれほど鋭くなく、高回転も盛り上がらないので、楽しいエンジンとは言えませんね。ディーゼルもひと昔前という感じで、音はそれなりに入ってきます。

 

●ハンドリング★★★

 ここも面白いですね。特にクイックな訳ではありませんが、切ったぶんだけロールせずに回答していくのが独特です。ここはエアサスと大きく異なる点です。スピード感もないので、気がつけば速度が上がっているタイプです。

 

●総合評価★★★★

 非常にユニークですね。ひと言で言うと、船みたいな車です。アクセルを踏み込むと、モーターボートのようにグロロロ・・と速度を上げていき、路面を蹴る感覚はなく、でも揺れながら速度を上げていきます。路面の凹凸はほぼなかったことになり、ひたすら大海原を突き進むかのようです。

 個人的には、レンジローバーやジャガーのエアサスの方が乗り心地は良くかんじたので、過剰な期待は禁物かと思います。でもエクステリアや乗り味含め、この車でしか味わえない独特の世界がありますね!では動画をどうぞ!


シトロエン ベルランゴに試乗!(動画あり) 悪くないが、フリードの方が優秀

2019-07-12 01:10:59 | シトロエン/DS

シトロエンベルランゴに試乗しました!

 

シトロエンベルランゴは日本未導入なのでかなりマイナーな存在ですが、フランスではC3に次ぐ売り上げとか。簡単に言うと、シトロエン版のカングーですね。日本で言うと、シエンタっぽいかんじです。今回はディーゼルモデルに試乗しました。早速インプレです!

 

●居住性★★★★★

 まず外観ですが、写真で見るより結構大きいです。シエンタより一回りは大きいですね。ゆえに、居住空間はかなり広く、特にヘッドスペースはかなり開放感があります。乗り心地はしっかりしながらも固すぎないかんじで快適です。静粛性も悪くありません。

 

●動力性能★★★★

 やはりこういう車にディーゼルは本当に向いてますね。。低速からグイグイトルクが発生しますし、頭打ち感はありません。

 

●ハンドリング★★★

 車高は結構高いのですが、走りもしっかりしているところが素晴らしいですね。コーナーもほとんど不安感なく走れます。

 

●総合評価★★★★

 ベルランゴ、車としては中々よかったです。居住空間はかなりのものがありますし、走りもしっかりしてます。今年デビューした新型はデザインもいいですしね。ただ、日本にはいいミニバンがいっぱいあるので、まあそれと比べるとワザワザ輸入すべきかどうかは悩ましいです。サイズ的にはシエンタやフリードの方が日本では取り回しやすいでしょう。ちょっと横幅と車高が持て余すかな。。。という感じです。

では、動画をどうぞ!

 

 

 

 

 

 


シトロエンのEV C-Zeroに試乗!(動画あり)相変わらず街乗り最強の加速!

2018-02-09 20:45:27 | シトロエン/DS

シトロエンのEV、C-Zeroに試乗しました!

と言っても、見ての通り三菱のiMiEVなんですけどね。海外ではシトロエンやプジョーブランドで展開しており、カーシェアでよく使われています。ということで、早速インプレです。

●居住性★★★

 相変わらず静粛性は抜群ですね!居住スペースは軽のそれなので広くは無いのですが、同じコンパクトEVでこれまたよくカーシュアでよく使われているスマートEVに比べると、後部座席の有無は大きいです。またホイールベースが長いので直進安定性も優れています。

●動力性能★★★★

 いや、EVの加速力は街中最強ですね!高回転での伸びは期待できませんが、高速に乗らなければ関係ありません。街中ではどの車よりも俊敏に力強く加速します。

●ハンドリング★★★★

 重量物が低い位置にあるので、コーナリングは実に安定していますね。結構楽しいです。

●総合評価★★★★

 いやー、以前から個人的に欲しいくらい気に入ってる1台です。もっとも、所有するとなると走行距離が少なすぎますし、今ならリーフやテスラの方が優れていますしね。でも、カーシェアのように電気や資産価値を気にする必要がない場合は、その良さを堪能することができます。

では、動画をどうぞ!

 

図解EV革命 100年に1度のビジネスチャンスが一目瞭然!
村沢 義久
毎日新聞出版

 


シトロエンC3プルリエルに試乗!(動画あり) フランス車らしい、不思議なオープンカー!

2006-07-10 22:00:00 | シトロエン/DS

前回に引き続き、「Jour de l’Experience ~シトロエンを体感する特別な日~」のレポート第2段。

 時間が余ったので、もう1台試乗しました。そのクルマはC3プルリエル!タルガにもオープンにもなる、ユニークなコンパクトカーです。
Jde4

○エクステリア ★★★
 なんといってもラブリーなエクステリアがこのクルマのキーポイントでしょう。C3プルリエルのすばらしいところは、日本の一部の軽自動車みたいなキャラクターグッズ化せずにキュートなエクステリアを実現しているところ。デザイン力の差といいましょうか、コビないカワイさです。

○インテリア ★★
 特に特筆すべき点はありません。

○ハンドリング ★★
 車重が重いせいか、コンパクトカーらしいキビキビ感はありません。でもまあ許容範囲。ボディサイズは実は大きめ(特に横幅)なので、駐車場に入るか要確認。 

○動力性能 ★★
 最大のネックはセミMT。変速時のショックは小さくありません。パワー的にはまあ充分といえるのではないでしょうか。


 ○総合評価
 まず、このクルマの輸入を決めたインポーターの勇気に拍手。ハッキリ言って日本ではほとんど売れないであろう(オープン時にはCピラーを自宅に置いていく!)このクルマ、シトロエン車全般のイメージアップには大きく貢献しているのではないでしょうか。走りにダイレクト感があり、気が向いた時にワンタッチで屋根をオープンできるこのクルマ、もうちょっと価格が安ければグッと魅力が増すと思います。

シトロエン―時代を挑発し続けるフレンチ・アヴァンギャルド (ワールド・カー・ガイド・DX)
ネコ・パブリッシング
ネコ・パブリッシング

 

シトロエンの一世紀―革新性の追求
武田 隆
グランプリ出版

 


シトロエンC4の1.6Lと2Lに試乗(動画あり)!今見ても秀逸なデザイン!

2006-07-07 10:00:00 | シトロエン/DS

大磯プリンスホテルで開催された、「Jour de l’Experience ~シトロエンを体感する特別な日~」に行ってきました!
Jde1

 最近このクラスで俄然注目度アップのシトロエンC4、一度乗ってみたかったんですよ。天気は生憎の曇り空でしたが、会場は満員で注目度の高さがうかがえます。今回は4ドアの1.6L、2.0L両方に試乗しましたので、その違いもインプレします。
Jde2
Jde3

○エクステリア ★★★★

 C4の最大の美点、それがこの流麗かつオリジナリティ溢れるエクステリアです。輸入車のこのクラスを購入する方が求めるのは、人とは違うオリジナリティ。しかもフランス車ならでのエスプリ。プジョー206も同様の戦略で大当たりしました。クーペ、セダン共にすばらしいワンモーションフォルム。個人的にはセダンのリアセクションは近年まれに見る美しさ!

○インテリア ★★★★
 インテリアもいい味出してます。素材的には普通なのですが、色使いが癒し系。メーターパネルや固定式のハンドルパッドも、ちょっと人とは違う車を演出。特筆すべきは、流麗なエクステリアながらしっかりと居住性が確保されていること。リアシートも不満なくくつろげます。その秘密はサイズ。コンパクトに見えますが、実際のサイズは結構大きい。なので、検討される方は駐車場に入るかちゃんと確認しましょう。

○ハンドリング ★★★

 見た目に反して、意外にドイツ系。C4、おまえもか。。。ハンドリングの手ごたえはしっかりタイプ。足回りも固めですが、ドイツ車よりちょっとソフト。シートのデキがよいので、想像以上に乗り心地がよく感じられるところはフランス車の面目躍如。ボディ剛性のしっかり感は高い。

○動力性能 ★★★
 まず1.6Lですが、正直街乗りならこれで充分。発進加速も60km巡航も不満なくこなします。ただ、坂道発進はちょっと力不足。これが2.0Lになると、追い越し加速、ハイウェイクルージング等、かなり余裕。

 ○総合評価 ★★★
 秀でたエクステリアと不満のない居住性&動力性能。プジョーが巷に溢れてしまった昨今、個性派のクルマ選びとして今、非常に狙い目なのではないでしょうか。正直、クサラ(←名前のヒビキもひどい)の頃は全く興味ありませんでしたが、C4になって俄然注目度アップ。来場者もオシャレなカップルが目立ちました。個人的には1.6Lでまったりと街を流すのがカッコイイと思います。それでは短いですが、動画をどうぞ!

 

ORIGINAL CITRO¨EN DS―ハイドロニューマチックの誕生 (CG books)
John Reynolds,Jan de Lange,小川 文夫
二玄社