THE TEST DRIVE!! クルマ好きによる試乗記&動画 (旧クルマ本を斬る!)

車の試乗記&レポート、インプレ、動画、お薦めの本等。OCNブログサービス停止に伴い、こちらに引っ越しました!

レクサスRX450hに試乗!(動画あり) 最もお買い得なレクサスかもしれない!

2021-03-26 17:00:05 | レクサス

レクサスの上級SUV、RX450hに試乗しました!

RX450hは高級なレクサスブランドの中でも上から二番目に位置する上級モデル。

NXの出来がよかっただけに、期待が高まりますが、ハリアーとあまり変わらないのでは?との疑念も。早速、試乗インプレです!

 

●居住性★★★★★

いや、実に快適ですね!サスペンションがいいのか、非常にフラットなな走りで、市街地も高速も快適です。静粛性も高く、さすがレクサス!という感じです。

内装のデザインはいつものレクサス共通のもので、個人的にはメーター周りの造形があまり好きではないのですが、質感はいいです。

  サイズはNXより一回り大きいので取り回しはちょっと気を使いますが、慣れればなんとかなるかな、というレベルです。

 居住空間も広いので大人4人が余裕でくつろげます。

 

●動力性能★★★★

 ハイブリッドがいい味を出していて、低速からトルクフルで、そのまま高回転までスムーズに吹け上がります。実用域も運転しやすく、かつスポーティにも走れるいいエンジンですね。

 

●ハンドリング★★★★

 ハンドリングも結構スポーティで、特に高速コーナーを不安なくクリアできます。サイズの割にはキビキビしてますね。

 

●総合評価★★★★★

 レクサスで1番欲しい車かもしれません!とにかく、高速でも市街地でも、快適かつスポーティに走れます。世界的に見ても中々稀有な存在で、競合と十分戦えます。もちろんポルシェやBMWの方がどっしりがっちりしていて安心感や200kmオーバーでは上ですが、それらにはない軽快さと、心地いいスムーズさがありますNXも非常によい車ですが、さすがに高級感はこちらが上ですので、サイズと価格をクリアできるならこちらがおススメです!

では、動画をどうぞ!


シトロエン ベルランゴ 内装・外装チェック & 試乗!(動画あり) プジョー リフターのライバルは最高の車中泊カーだった!

2021-03-19 17:01:25 | シトロエン/DS

シトロエン ベルランゴに試乗しました! 

シトロエン ベルランゴは欧州ではよく走っている、いわゆるMPV,マルチパーパスビークルと呼ばれる居住性に優れた車で、商用車とボディを共有していることが多いですね。ホンダのフリードの5人乗りみたいな感じです。

 今まではルノーのカングーが日本では独壇場でしたが、今回新たにシトロエンが日本に輸入を始めました。プジョーもリフターを販売してますね。

果たしてどんな車でしょうか?欧州仕様の5MTのディーゼル仕様、早速、試乗インプレです!

 

居住性★★★★

 居住空間は流石に広いですね!前席・後席共にスペースに余裕があり、特に頭上は広々しています。後席は3人がけなので、3人に平等にスペースが割り当てられています。足下は余裕があるのですが、背もたれの角度が結構立ってますね。

 荷室はかなり余裕があり、トノカバーをつけた状態でも大型スーツケースが2つは余裕で入ります。さらにシートを倒すと2000リッターを超える広いスペースになり、床面もフラットなので車中泊も楽しめそうです。

 収納も至る所にあり、フロントのメーター上部や、頭上にもスペースがあります。他方、後部のドアポケットは浅いです。

 乗り心地はシトロエンらしい柔らかめの足回りで、基本的には快適ですが、ボディ剛性が強固という訳ではないので、鋭い入力には足回りが対応しきれないところがあります。ちょっと旧世代的ですね。ふわふわという感じではなく、ストロークに余裕がある、という感じ。姿勢変化が少ないです。

 全長が約4400mm、全幅も1850mm前後なので、取り回しはちょっと気を使います。アイポイントは高いので見通しは良好なのですが、ノーズが下がっている上に、思ったよりフロントガラスの下端が高いので車の先端は見えません。グラスエリア自体は広いので、車線変更等は楽ですね。

 静粛性はまあ普通という感じで、特に静かなわけではありません。ロードノイズがちょっと入ってきますね。振動は普通車並みには抑えられています。

 両面スライドドアは便利ですが、閉めるときに割と力が必要です。

 

動力性能★★★

 今回試乗した1.5L 4気筒ディーゼルエンジンは、まあ可もなく不可もなくという感じです。フィーリングはスムーズであまり雑味はありませんが、低速トルクはまあ必要十分で、それほど強力という訳ではなく、逆に頭打ち感も少ないです。サウンドは最近にしては静かではないですが、うるさすぎるということはないですね。総じて癖のないディーゼルですし、旧世代のゆな煩さや振動はないので、ガソリンから乗り換えても違和感は少ないと思いますし、燃費はもちろんいいですしね。

 

ハンドリング★★★

 乗り心地が柔らかい割にはロールは少なめなところがシトロエンの真骨頂。高速コーナーも、低速での素早い切り返しも、重心が低い印象で不安感はありません。C4スペースツアラーよりもレスポンスはよく、より普通車に近いフィーリングです。

 ブレーキはフランス車あるあるで、初期制動の立ち上がりが急なタイプなので、慣れないとギュッといきなり効くのでびっくりします。

 

総合評価★★★

 まず何といってもデザインがいいですね!先代と比較すると特にフロントフェイスが洗練され、スペースの広い実用車なのに生活感を感じさせないところが最大の長所だと思います。

 中も広いので、後部スペースを有効に活用したい方にはカングー以外に選択肢が増えたので朗報ですね。

 他方、内装の質感や快適性自体は、やはり商用車っぽさは否めません。日本のミニバンの方が快適性は高いですね。それを分かった上で購入すれば、この車ならではの楽しいカーライフが待ってると思います。この車での車中泊旅行を想像したら、幸せしかありません。

 では動画をどうぞ!


シトロエンC3に試乗!(動画あり) この癒しの乗り味と個性的な走り・・最高。これは現代版2CVだ!

2021-03-12 17:00:51 | シトロエン/DS

シトロエンC3に試乗しました!

 C3はシトロエンのコンパクトモデル。個性的な外観を持ちながら価格は230万円~とリーズナブルです。果たしてどんな車なのでしょうか?早速試乗インプレッションです!

 

居住性 ★★★

室内空間は充分な広さですね。トランクも中々の広さです。

乗り心地が最近では珍しく柔らかめ。

おおきなウネリは得意だが、激しい突き上げは苦手です。

遮音性は高くはなくロードノイズが結構入ってきます。

 

動力性能★★★

二次曲線を描いて盛り上がるタイプです。

慣れればスイートスポットを使って爽快な走りが楽しめます。

急いでアクセルを踏み込んでも、期待ほどはすぐにパワーが出てこないので

ある程度予測して走る必要がありますが、それもまた楽しいです。楽しいそれそあ

 

ハンドリング★★★

すごく独特。シトロエンらしい、舟のようなフィーリングです。

ハンドルを切ると荷重移動してから曲がっていくので、もっとフロントが長い車のような挙動です。

ただホイールベース自体は短いので、予想以上にクイックに曲がります。

つまり、ハンドルを切るとゆっくりロールをし始めるのですが、思った以上に曲がっていくという感じです。しはじmロールはん

逆に高速での直進安定性は多少不安感を伴います。

 

総合評価★★★★

昨今では珍しいかなり走りも個性的な車です。

ドイツ車的なガッチリ剛性アンドフラットライドとは異なる、

また同じフランス車でもルノーやプジョーのようなしなやかなスポーティさとも異なるキャラです。

ゆったりと車や道路と対話しながらドライブを楽しむ車ですね。

現代にはないテイストなので、興味がある人はぜひ試乗してみてください。

新しい車の世界が広がるかもしれませんし、

はまる人にはどハマりすると思います。

個人的にはこういう個性的な車は大好きですね。

では動画をどうぞ!


ついに販売終了・・アルファロメオ ジュリエッタに試乗!(動画あり) Zoom H3-VR, F2でエンジン音を高音質録画!

2021-03-05 17:05:28 | アルファロメオ

アルファロメオ ジュリエッタに試乗しました!

 ジュリエッタは以前も試乗したことがあるのですが、今回ついに日本で販売終了ということでレンタカーで乗ってきました。最終モデルの新車で、1.6JTD スーパー ツーリスモ、ディーゼルです。それでは早速インプレです!

 

居住性★★★★

 全長4300mmクラスのCセグメントハッチバックとしては、居住空間は及第点。必要十分ですが、特段広い訳ではありませんし、狭く感じることもありません。

 静粛性は基本的には良い方で、特にディーゼルエンジンの音や振動はかなり抑えられているのですが、高速域ではミラー周りの風切り音と、17インチタイヤから発生するロードノイズが少し気になります。

 内装は質感はまあ普通なのですが、デザインや素材の使い方が上手いので全体的にちょっと高級感があります。インフォテイメントモニターも7インチで最近のスタンダードサイズですね。USBポートもありますし、アームレストも付いてます。

 視界は悪くないのですが、デザイン的にちょっとボディの4隅が把握しにくいですね。絶対的なサイズは大きくないので、持て余すことはありません。

 ボディ剛性はガチガチではありませんが、しっかりしている方で、乗り心地もまあ快適。街乗りではちょっと路面の凹凸を伝えてきますがショックは抑えられています。スピードが上がると足回りがしなやかになってきます。ちょっと前のドイツ車のような味付けですね。

 

動力性能★★★

1.6L 直列4気筒マルチジェットディーゼルエンジンは、最高出力は1.4Lガソリンターボと同じ120馬力ですが、トルクは28Nmと太めです。DNAモードのノーマルでは、まあ普通のパワー感ですが、Dモードにするとググッとトルクが盛り上がる感じでスポーティな走りが楽しめます。このエンジンは低速からトルクが爆発するタイプではなく、その代わりスムーズに高回転まで吹け上がります。トルクのツキもいいですし、どの回転域でも十分以上のトルク感ですね。

ちなみにAモードはお仕置きモードのように踏んでも加速しなくなります。

 

ハンドリング★★★★

 中低速では入力に対する反応が鋭く、コーナリングは楽しいのですが、直進時にはちょっと気を使います。高速ではハンドルの重みが増すので直進安定性は高いのですが、入力に対する反応はやはり早めです。ワインディングでは、アルファロメオらしくハンドルを切っただけグイグイと曲がっていきますし、腰のあるしなやかさな足回りが路面をしっかり追従するので、安心して走りを楽しめます。

 

総合評価★★★

 うーん、やはり総合的には悩ましい車ですね。。

いや、物としては悪くなく、ハッチバックとしてはむしろ乗り味も内装も高級な雰囲気なのです。テイストもしっかりしていて、イタリア風味のVWゴルフという感じです。

 ただ、アルファロメオを買う人がそれを求めるのか?というと悩ましいですね。もっと軽快な走り味や、弾けるようなエンジンの吹け上がりを期待しているのではないでしょうか?価格も新車で400万円というのもかなり割高な印象です。BMWやメルセデスも買えますからね・・ヨーロッパでは300万円くらいなので、それくらいなら妥当だと思います。

 ただ、繰り返しますが、モノとしては悪くないのと、しっかりしているので長距離での疲れも少ないです。また中古車はかなりリーズナブルな価格になっているので、狙い目ですね。エンジンは日本導入モデルのガソリンの方がサウンドも心地よく、気持ちよく回るので正解だと思います。

 では、動画をお楽しみください!