しゅんしゅんが小学校のときから乗っている自転車が、先週ついに壊れてしまいました。
サイズもすっかり小さくなってしまっているので、買い換えることにして、昨日の日曜日に皆で自転車店「あさひ」に行きました。
親のほうで「このくらいまでかな・・・」と腹積もりしていた予算内の自転車には目もくれず、しゅんしゅん、「とにかくスピードが出るのがいい」と、細いタイヤの、ロードレーサーに近いタイプのかっこいい青のクロスバイクに決めました。
ぱぴりおと私、予算オーバーで内心少々涙目です。
別売りのスタンドやライト、泥除けをつけてもらい、支払いも済んで「オレの新しい自転車」が完成すると、しゅんしゅんは嬉しくてたまらない様子で、帽子をかぶってピカピカのサドルにまたがると、ものも言わずにあっという間にかっ飛んでいってしまいました。
残りのみんなが車に乗って追いかけても、しゅんしゅんの姿は既にどこにもありません。
ああ、難しい年頃にさしかかり、斜に構えたようなことを言っていても、
しゅんしゅんはやっぱり少年なのだなぁ、
少年というのはこうして、矢のように走り去ってしまう生き物なのだな、
と、なぜか胸が少し締め付けられるような、切ないような気持ちになりました。