FDK(富士通系の電子部品メーカー、 1950年2月1日創立)が、2017年7月中に発売予定の、BLE(Bluetooth Low Energy)に対応した小型無線接続センサーです。充電式でなく電池交換タイプです。
従来機種「AZ002」に対し、2点の改良を行っているようです。
ひとつは、顧客の要望に応え、「駆動時間を30倍長くした点」です。充電式でなくコイン型電池を採用し、さらに回路の工夫により達成したとのことです。センサー取得データを1回/秒の割合で送信するケースで、従来では10時間程度の駆動時間でしたが、この機種では約15日も駆動できるとのことです。
ふたつ目は、「モノの動きを検出したい」という顧客要望を受け改善したもので、搭載していた6種のセンサーのうちのひとつ「地磁気センサー」をやめ、「角速度(ジャイロ)センサー」にしたことです。即ち、加速度、角速度、温度、湿度、気圧、照度の6種のセンサーで構成したことです。
用途としては、物流に利用される棚や箱、介護に利用されるベッドや車イスなどに取り付け、センサーから得られる状況の履歴を管理し、物流や介護の品質を高めることを想定しているようです。
本体の外形寸法は40.0 x 30.0 x 10.0mm、重さは約9gです。
参考価格として、1個当たり約3000円(1000個購入時)とのことです。
ニュースリリース(2017.4.18)のサイトは、http://www.fdk.co.jp/whatsnew-j/release20170418-j.htmlです。