端末で取得したデータなどを、ネットの先のクラウド側に送信してAI処理する形態でなく端末側あるいはそれに近いエッジサーバでAI処理する形態です。類似ブログ(”エッジAI”とは、2020.1.2)の下記サイトも参照。https://blog.goo.ne.jp/blspruce/e/55abec71f81fd338723acac552d93bd5
AIスピーカー(例.Amazon Alexa)やAI翻訳機器(例.ポケトーク)など従来のAI処理形態は、端末側で取得したデータをネットワーク経由でクラウドサーバへ送りクラウド側で処理する形態(注:”クラウドAI”と呼ばれる)が主でしたが、最近、クラウド側へ送る時間やクラウドサーバ側への負荷の集中を減らす観点から端末や端末に近いエッジサーバで処理する形態(即ち”エッジAI”)への注目が集まりつつあります。
エッジAIを手掛ける新興企業として、「イデイン(Idein株式会社)」(注:東京都千代田区、2015年4月7日設立)や「エイシング(株式会社AISing)」(注:東京都港区、2016年12月設立)などが知られています。
例えば、イデインでは「Actcast」と呼ばれるエッジAIプラットフォームを提供しているようですが、「京セラコミュニケーションシステム株式会社」は、このプラットフォームを利用し「メータリーダー」と呼ばれる、工場の計器類を読み取るAIアプリを開発し販売開始しているようです(※)。
※ 関連プレスリリース(2022.7.27)のサイトは、https://www.idein.jp/ja/news/220727-kccs-meterreaderです。