Amazonが、2015年9月に発表し、2016年5月時点で、米シアトルをはじめニューヨーク、リッチモンド、ナシュビルなど21の都市やエリアで提供を行っている(*1)オンデマンド・クラウドソースによる配達サービスです。
(*1)下方のAmazon Flexのサイトを参照
仕事がほしい人と仕事を頼みたい人とのマッチングを効率化する「ギグ・エコノミー」(*2)の1つの事例とも言えます。
(*2)以下の関連ブログを参照
→http://blog.goo.ne.jp/blspruce/e/4cc0a4d612b29bfbb5cb2775e50bab90
既に提供中のオンデマンド配達サービス「Prime Now」(注:1時間以内に届ける配送サービス)において、そのサービスの提供を進めるにつれて増加する配達コストを何とか食い止めたいとのことから生まれたようです。
このサービスは、専門の配達業者でなく、一般の人がドライバーとして荷物を配達します。いわゆるクラウドソーシング(crowd sourcing)です。一般のドライバーは、自分の車を使用し、配達ルートはスマホアプリ経由で得ます。ドライバーを希望する人は、一日のうちで対応可能な時間帯を、2時間、4時間、8時間のブロックで選択するか、あるいは対応可能な時間を直近のうち12時間分まで入力することができます。自分で労働時間を設定し、「自分自身のボス」になれる、「好きな分だけ働くことができる」との触れ込みです。
この配達に対応するためには、21歳以上で、運転免許証、自動車、Android端末を所持しているなど、Amazonの経歴チェックに合格する必要があるようです。
現行のPrime Nowの配達能力の拡大にも結びつけたい意向のようです。
なお、オンデマンド配達サービスの競合他社として、Uber、lyft、Postmatesなどが知られています。
この記事は以下のサイトを参考にしています。
http://techcrunch.com/2015/09/29/amazon-launches-flex-to-rival-postmates-in-on-demand-crowdsourced-delivery/
また、Amazon Flexのサイトは、https://flex.amazon.com/です。