ウーバー・ジャパン(注:米配車サービス大手のウーバーテクノロジーの日本法人)が2016年9月29日に開始した、レストランの料理を宅配するサービスです。
今年(2016年)の9月時点で、世界7か国、33都市でこのサービスを展開しているようですが、日本では初めてのようです。
配達員は、時間に余裕のある主婦や学生などで、空いている時間に自分のバイクや自転車を使って配達を行うことにより、収入を得られるようになっています。都心の一部(渋谷区や港区など)でサービスを開始したようですが、当初の登録配達員数は約1000人、契約しているレストラン数は約150店舗とのことです。
サービスの利用者はアプリ「ウーバー・イーツ」を用いて料理を注文します。注文を受信したレストランでは、調理時間をアプリ上に入力します。すると、システムが自動的に登録されている配達員の中からレストランの最も近くにいる人を選び出し、その配達員がレストランに向かいます。配達員はレストランで料理を受け取り、それを注文者へ届けます。配達員の仕事ぶりは、レストランと注文者が評価するようになっていて、配達の品質を担保しようとしています。
関連ブログ(2016.8.24)は、http://blog.goo.ne.jp/blspruce/e/35833fc1f21e0ca577a56d7d9fef250fです。
なお、ウーバー・イーツに類似のシステムが、下記の文献において提案されています。
増田悦夫:物流におけるGIS活用の現状と今後の課題,日本物流学会誌,第13号,No. 13, pp.191-198, 2005