EV新興企業のフォロフライ(注:英文はfolofly、京都市、2021年8月設立の生産設備を持たないファブレス企業、https://folofly.com/about/)が中国メーカー”東風小康汽車”の車両をベースに開発し、2022年8月にも販売開始予定の小型商用EVトラックです。フォロフライが手掛けた2車種目となる製品です。販売までに要した期間は約1.5年と短期間であったようです。
関西物流展(2022年6月22~24日)において公開されたようですが、物流業界ではCO2削減の深刻な課題を抱えつつもEVトラックの実用化が待たれている状況となっているためこの製品に大きな注目が集まっているようです。また、食品を配送したいスーパーなどからの引き合いもあるようです。
トヨタの小型トラック”ダイナ”などと同程度の大きさで、積載量は約1トン、一度の充電で約300km走行可能(カタログ値)、既存品の流用あるいは改良さらには「リン酸鉄リチウム(LFP)」タイプの安価な電源の利用などコスト削減に取り組み販売価格が380万円程度に抑えられているようです。
トラックの架装部分を変更できるようにして冷蔵、冷凍商品など幅広い需要に対応できるようにしているようです。
関西物流展での公開模様の報道動画(注:1分37秒あたり~を参照)のサイトは、https://www.youtube.com/watch?v=KZ5R-3xZhjwです。