NECが3月より、六本木から導入を開始する、AI(人工知能)を活用した街路灯です。
従来の単に街を照らすだけの街路灯とは異なり、カメラやスピーカーなどを搭載し、人の流れを把握したり、そこを通る歩行者の属性(性別、年齢層など)を推定できるようです。
4種類がラインナップされているようですが、最も機能の豊富なフルスペック版は、LED照明とカメラ、通信機器、小型ディスプレイ(サイネージ)、スピーカーを搭載しているようです。
「カメラ」は人の属性などを推定するための画像データを取得し、取得した情報は「通信機器」によりクラウドの方へ送られます。また、「スピーカー」からは地域のイベントや観光情報などが音声で出力され、サイネージはその掲示板を見る人に合わせた情報を表示できるようになっています。すなわち、スマート街路灯により、CPS(Cyber Pysical System)/IoTが構成されることになります。
六本木には従来の街路灯が94本保有されているようですが、3月~6月にかけて20本の街路灯をスマート街路灯に置き換え、数年後までには70~80本を置き換える予定のようです。最終的には全国への導入を想定しているようです。
プレスリリース(2020.2.21)のサイトは、https://jpn.nec.com/press/202002/20200221_02.htmlです。
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