Direct to Consumerの略で、商品の販売を消費者へ(to Consumer)へ直接(Direct)に行なうという意味です。Direct Marketingやネット通販が似た概念ですが、同じではないようです。
D2Cとは、自社で企画・製造した商品を、流通業者といった他社を介さず、ECサイトなど(実店舗もあり)の自社チャネルで販売する形態を指しているようです。
特に新しい業態ではないのですが、直接販売する対象がデジタルデータやサービスでなく、アパレルやスニーカーといった目に見える商品である点で最近注目が高まっているようです。
仲介業者を挟まずに、企画・製造・販売を自社だけで行うため、自社のビジョンや考え方をきちんと消費者へ伝えることができ、消費者に寄り添った商品作りや購買体験の提供が可能となるようです。また、消費者との関係構築の機会が増えるとともに消費者情報の収集も可能となるようです。
全米小売業協会(NRF)による世界最大の小売業界カンファレンスNRF2020(2020.1.12~14)によると、2020年の小売業界はD2C一色に染まりそうとのことです。
NRF2020のサイトは、https://nrfbigshow.nrf.com/です。