気になるキーワードや製品のコレクション(IT編)

メルマガ、新聞、雑誌などに登場する(増田悦夫の)気になるキーワード、製品を取り上げ、ITの進展をフォローします。

“Rポイントカード(楽天)”とは

2013-08-18 23:25:33 | Weblog
楽天が今年の4月から会員を対象に配布を開始している共通ポイントカードです。

既に、電子マネー「楽天Edy」やクレジットカードの「楽天カード」により実店舗での決済を行った時に、利用金額に応じて「楽天スーパーポイント」を付与するようにしていましたが、これらに加えて、新たに、共通ポイントカード「Rポイントカード」を導入したということです。

具体的には、「Rポイントカード」に収められたバーコードや磁気情報により、加盟店(実店舗)のPOSや端末を介して「楽天スーパーポイント」を貯めたり、ポイントによる支払いをしたりできるようにしたということです。

これまでは、電子マネー「楽天Edy」を使って実店舗で買い物をしポイント(楽天スーパーポイント)をためても、それを還元できるのはネット上での買い物に限られていました。これが実店舗でも可能になったという点で消費者にとってより便利になったと言えます。

逆に、楽天側にとっても消費者の購買行動を実店舗からネット上まで追跡できるようになるため販促の有力な手段となるようです。

プレスリリース(2013.3.5)のサイトは、http://corp.rakuten.co.jp/news/press/2013/0305_01.htmlです。

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“ビッグデータ”とは

2013-08-17 23:06:28 | Weblog
インターネットの普及などにより収集される膨大なデータです。それを分析することにより、経験や勘では気づかない事実を見出し、未来への効果的な対応を可能とします。

ビッグデータとして呼ばれるのは、数100テラバイト(注:新聞の朝刊数10万年分だそうです)級の規模のものだそうです。この情報量は、今後、さらに年と共に増加していき、ある調査会社の予測では、2020年には40ゼタバイト(ゼタは10の21乗。即ち、ギガ<テラ<ペタ<エクサ<ゼタ、“A<B”でBはAの1000倍)になるとのことです。

具体的には、商品の販売データ、位置情報、SNSやツイッターなどのソーシャルメディアから発信される情報、M2Mを利用して収集される情報、その他です。

ITの進歩によりビッグデータを高速処理できるようになってきたため、そのビジネスへの応用が今後色々な分野で登場してきそうです。

例えば、小売業におけるマーケティングへの応用は既に始まりつつあります。ポイントカードの利用を経由して集められる消費者の購買履歴をビッグデータとして分析し、売り場での商品陳列や新商品の開発に生かしたりするものです。コンビニのローソンでは共通ポイント「ポンタ」の購入データを分析し商品陳列に生かしているようです。

ただ、ビッグデータを分析し、その結果、経験や勘では気づかない事実を見出すためには、統計的な知識・能力、ビジネスのセンス、ITの知識などを同時に有する「データサイエンティスト」と呼ばれる人間の力をある程度借りざるをえません。そのような人材の育成が今後の課題のひとつでもあるようです。

関連するブログには以下があります。
http://blog.goo.ne.jp/blspruce/e/10e2ca6718266c4f8eb3f8b1a54a88a8(2012.3.25)
http://blog.goo.ne.jp/blspruce/e/59ae3ef65ed90b0ed58c51a1097b3f91(2011.6.18)

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“機器間通信(M2M)”とは

2013-08-16 23:26:07 | Weblog
1辺が3~4cmの四角形の小型通信モジュールを機械や設備などに装着し、人を介さずに通信モジュール同士で通信を行う仕組みです。機械と機械が通信を行うため、Machine To Machine(M2M)などと呼ばれています。

通信の手段にはインターネットが想定されています。インターネットへアクセスする回線としては、有線(メタル線、光ファイバ)や無線(Wi-Fi、携帯電話回線など)がありますが、特に携帯電話回線経由の場合には自動車やその他移動を伴う機器にも対応できることになります。

M2Mの応用先の機器としては、自動車、健康測定機、自動販売機、建設機械、監視カメラなど、色々と想定され、今後の展開が注目されます。例えば、自動販売機の在庫情報をメーカへ自動的に送ったり、血圧系のデータを自動的に医者へ送ったり、などが想定されています。

また、多くの管理情報を自動的に収集できることから、「ビッグデータ」として収集された情報を分析してビジネスに活用するといったことも考えられています。

関連ブログを以下に示します。
http://blog.goo.ne.jp/blspruce/e/322621ae7184ba34ea760db39723ccda(2007.9.8)
http://blog.goo.ne.jp/blspruce/e/8d6c1b8fd31b190a430926b6a066d4e8(2007.12.6)
http://blog.goo.ne.jp/blspruce/e/0339608c3fe93dc31e5775f5b1112dc4(2012.3.1)

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“宅配ボックス”とは

2013-08-15 23:45:58 | Weblog
宅配荷物受け渡し用のロッカー型のボックスです。

不在時でも宅配ボックス経由で荷物が受け取れる、再配達を待つ必要がなく時間を有効に使えるなどの利点があることから、マンションなどの集合住宅に設置が進んでいます。

佐川急便では、2013年4月から駅やスーパーなど公共の場所に宅配ボックスを設置し運用を開始したとのことです。公共の施設に設置しての運用はこのケースが最初のようです。

4月当初は福岡県内や佐賀県一部の8駅とスーパー4店舗に合計で18台の宅配ボックスを設置したとのことです。

この宅配ボックスを利用するには、佐川急便のWeb会員になる必要があります。会員宅への配達時、会員が不在であった場合、不在票を受け取った会員はサイトへアクセスし再配達用のボックスを指定します。すると、その際、ボックスを開くためのパスワードが発行されます。その後、指定した宅配ボックスを訪れ、このパスワードをキーボードから打ち込むことによりボックスが開いて荷物を受け取れるようになっています。


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“ルミックス DMC-FZ70(パナソニック)”とは

2013-08-14 23:23:11 | Weblog
パナソニックが8月22日に発売予定のレンズ一体型ディジタルカメラです。有効画素数は1610万です。

「世界初の光学60倍(35mm判換算:20mm~1200mm)ズームレンズ搭載」といったフレーズが付けられています。

レンズ一体型ディジタルカメラで光学60倍ズームを搭載した機種は世界で初めてとのことです。

また、アルゴリズムを改善することで手ブレ検知精度を向上し、低周波域のゆっくりした手ブレにも対応しているようです。夜景や室内など暗い撮影シーンや光学60倍ズーム時でも、よりブレにくくなっているとのことです。

本体のサイズは約130.2 x 97.0 x 118.2 mm(突起部を除く)、重さは約606g(バッテリー、メモリーカード含む)となっています。

オープン価格ですが、市場では4万8000円前後と想定されています。

プレスリリース(2013.7.25)のサイトは、http://panasonic.co.jp/corp/news/official.data/data.dir/2013/07/jn130725-3/jn130725-3.htmlです。


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“事業継続計画”とは

2013-08-13 23:24:51 | Weblog
英語では、BCP(Business Continuity Plan)と言います。

自然災害など不慮の災害が発生した際、事業や業務を継続させるために復旧の手順や目標の時間などを予め定めた計画のことで関連する企業や官庁・地方自治体が作成します。

BCPの目的は、突発的な事態の発生に対して人や設備・システムなどの代替策を講じ早期に経営の安定を図ることにあります。

英国で始められ先進国では1990年代から広まったようですが、日本では2011年3月の東日本大震災の発生をきっかけに企業などで取り組みの強化が進められています。東日本大震災発生当時、BCP自身を認識している企業が6割程度存在していたものの、BCPを策定していた企業は1割程度にすぎなかったようです。

BCPを策定することは取引先からの信用を得るだけでなく融資や保険の優遇措置を受けられるメリットも考えられます。また、自然災害の多い日本におけるBCPの策定は国際間の競争で不利とならないためにも無視しえない取り組みとなっています。

関連ブログ(2011.8.21)は、http://blog.goo.ne.jp/blspruce/e/e67379c08dbb2c6b2430d69f4038784cです。

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“ダイナブック V713/28J(東芝)”

2013-08-12 23:43:31 | Weblog
東芝が2013年6月下旬より発売しているノートパソコン(ウルトラブック)です。

「手軽なタッチ操作に加え、より自然な手書き入力を実現。ウルトラブックの高性能をタブレットでも使える。めざしたのは、薄型・高品質のデタッチャブルウルトラブック。」とのフレーズが付けられています。

11.6型のフルHD液晶画面が採用され、キーボードによる操作はウルトラブックとして、指先やペンによる操作はタブレットとして、利用シーンに応じて使い分けられるようになっています。即ち、液晶画面とキーボード部の接続箇所がロック機構になっていて液晶画面が手軽に脱着できるようになっているようです。

また、手書き機能では、特殊フィルムと専用ペンが採用され、画面とペン先の摩擦抵抗を調整することにより、紙に書いているような書き心地が実現されているようです。

関連ブログ「変形パソコン」のサイトは、http://blog.goo.ne.jp/admin/editentry?eid=4b4049a452422101260276a7437ce5a3です。

オープン価格ですが、17万円前後と想定されています。

プレスリリース(2013.5.31)のサイトは、http://www.toshiba.co.jp/about/press/2013_05/pr_j3101.htmです。

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“XPS12(デル)”とは

2013-08-11 23:04:35 | Weblog
デルが2013年7月9日に受注を開始したノートパソコン(コンバーチブルUltrabook)です。「プレミアムモデル」と「プラチナモデル」の2機種が提供されています。

「1台でタブレットにもPCにもなる「2 in 1」 モバイルノート」というフレーズが付けられています。

タッチ式のディスプレイ(12.5型)の外枠に回転ヒンジが取り付けられており、ディスプレイを回転することによりノート型からタブレット型に変えられるようです。

このディスプレイは、フルHD(1920×1080ドット)表示に対応しているとのことです。

本体のサイズは317.3(幅)×20.0(高さ)×215.4(奥行)mm、重さは約1.52kgです。バッテリ駆動時間も8時間43分に拡大されているとのことです。

「プレミアムモデル」は、CPUが「Core i5 4200U」、メモリーが4GB DDR3L、ストレージが128GB SDD、OSが「Windows 8」、直販価格が124,980円~です。

一方、「プラチナモデル」は、CPUが「Core i7 4500U」、メモリーが8GB DDR3L、ストレージが256GB SDD、OSが「Windows 8」、直販価格は154,980円~となっています。

万一の事態を想定して、「落下」、「水漏れ」、「過電流」、「盗難」に対応する1年間の偶発損害保証も標準でついているようです。

デルの本製品サイトは、http://www.dell.com/jp/p/xps-12-9q33/pdです。

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“キブラコンパス”とは

2013-08-10 23:19:39 | Weblog
イスラム教徒が礼拝の際に聖地メッカの方角を向くが出先で聖地の方角を知るために用いる道具です。世界のどこからでも利用できるようになっているようです。

「キブラ」とは礼拝の方向という意味です。磁石の作用を利用して方位を知る方位磁石(コンパス)という道具がありますが、キブラコンパスは方位磁石にキブラの方向を示す仕組みを追加したものです。

即ち、方位磁針の周囲に地球上の場所に対応する数字が並んでいて、自分の場所に対応する番号が北になるように方位磁針を合わせると、盤面上の矢印の方向がギブラの方角になるようになっているようです。

スマートフォンの普及とともに、最近では、ギブラを知るためのアプリが多数登場しており、それを利用するイスラム教徒も増えているようです。ギブラを知るための機能に加えて、礼拝の時刻を知らせたり、礼拝を呼びかけたり、など、関連機能もついているようです。

経済成長やイスラム教徒の若者の増加とともに従来ツールの電子化が進みつつあるようです。

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“GP3(ベンキュージャパン)”とは

2013-08-09 23:47:38 | Weblog
ベンキュージャパンが7月5日に発売した小型プロジェクタです。

無線LANで接続するためのディスプレイアダプターを搭載しており、パソコンやスマートフォンなどと無線で接続できるようになっています。専用ソフトを用いることにより、無線LANでの投写が可能になっています。

また、iPhone/iPodを置くための専用ドックを備えており、このドックにiPhone/iPodをセットするだけで、最大で160型の画面に、ビデオや写真、ゲームなどを投影できるとのことです。接続中はiPhone/iPodを充電できるようです。

その他、インターフェイスにはminiHDMI端子を搭載し、iPodやiPhoneの他、ブルーレイプレーヤーやDVDプレーヤー、ゲーム機、タブレット端末なども接続できるようです。

本体はCDケースほどのコンパクトサイズで重さが約565g(バッテリーを除く)と非常に軽量です。

また、2GBの内蔵メモリーを備えるほか、SDカードスロットやUSBメモリーを接続できるUSB端子も搭載。幅広いマルチメディア機器と接続できる。

その他、クリアな音声を楽しめる2W×2のスピーカー、自動的に台形補正(縦方向のみ)を行う「自動台形補正」機能などもついているとのことです。バッテリー駆動にも対応(バッテリーはオプション)し、旅行先や屋外などでも利用できるようです。

オープン価格ですが、市場想定は64,785円前後です。

ニュースリリース(2013.6.25)のサイトは、http://www.benq.co.jp/news/10000597/1です。


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