サンタクルーズ、29er＆27.5＋コンパチバイク、ハイタワー登場！

これは驚きました。コンパチ仕様とはサンタクルーズも思いきったモデルを作ったものです。






29erホイール仕様


こっちは27.5＋（ファットプラス）ホイール仕様










偏芯加工が施されているショック取り付け部


ジオメトリー
http://www.bikeradar.com/mtb/news/article/santa-cruz-hightower-46288/
http://www.santacruzbicycles.com/en/us/hightower

■スペック
●フレーム　カーボン　リヤエンド：148ミリスルーアクスル　IS41&52テーパーコラムヘッド　ISCG05 スレッドタイプBB
●リヤサスペンション　VPP 135ミリ
●ホイール　27.5＋＆29erコンパーチブル　3インチ幅まで対応
●対応フォークトラベル　140～150ミリ
●重量　5.86ibs
●サイズ　 M、L、XL

なんだかえらい唐突な気もしますが……。あ、これは実質2017年モデルということなんでしょうか？　NAHBSも足音も聞こえてきたことですし。

リンクははノマドから流用、リヤ三角もノマドのテクノロジーを汲んでいるようです。

まあバイク自体は典型的なVPPですし、最近サンタが進めているカーボン化の流れの延長にあるものです。しかし！　特筆すべきは27.5＋と29erホイールのコンパチをしたことでしょう。BBハイトを調整するためのエキセントリックエンドアイも可変系の定番ですが良いアイディアです。

自走をかなり含むトレイルには29erを。クルマなどでピックアップして走るときはよりクッション性とグリップ力の高い27.5＋を。似ているようで全く異なるカテゴリーをこれ1台でフォローすることが出来ます。

シートチューブも150ミリクラスのハイトアジャストシートポストが使えるように設計してあります。……妄想ですがちょっと前に書いた可変ステムを装備したら、このバイクの守備範囲はめちゃくちゃ広くなるのではないでしょうか？

ひょっとすると……、究極のトレイルバイクかもしれませんね！

メカニカルドーピング、発覚！

ついに出て来ました。

以下引用
【AFP＝時事】国際自転車競技連合（UCI）は31日、UCIシクロクロス世界選手権（UCI Cyclo Cross World Championships 2016）に出場したベルギー人女性選手の自転車から、隠しモーターが見つかったと発表した。UCIは、トップレベルの大会でのこのような事例は史上初だとしている。

デーゲンコルプら6選手、練習中に逆走車と衝突 病院に搬送

　UCIのブライアン・クックソン（Brian Cookson）会長はこの日、「技術的な不正があったことはまったくもって明らかだ。隠しモーターがあった。隠すことは何もない」と語った。

　30日に行われたU-23女子の部に出場したフェムケ・ファン・デン・ドリエッシュ（Femke van den Driessche、ベルギー）の自転車は、同選手がレースを機械的な問題により棄権した後、押収された。

　優勝候補だった19歳のファン・デン・ドリエッシュは、隠しモーターのついた自転車を故意に使用したことを否定。自分の自転車に似ているが、友人のものであり、レース前に誤ってチームのスタッフが用意したと語った。

　ファン・デン・ドリエッシュはベルギーのテレビ局に対し、「私の自転車ではありません。友達のもので、似ているんです。友人は土曜日（30日）にコースを回って、トラックに自転車を置いたんです。メカニックはそれが私のものだと思って、きれいにして、私のレースのために準備したんです」と明かした。

「ひどい気分です。大きな問題なのは分かっています。調査に対する怖さはありません。私は何も間違ったことはしていません」

　不正が認められれば、選手には失格や6か月の出場停止処分、そして最高20万スイスフラン（約2400万円）の罰金が科されることになる。

　クックソン会長は、「これについての可能性という話はこれまでも耳にしていた。われわれは不正の可能性に敏感であり、数か月にわたって何台もの自転車やいくつもの大会で調査を行ってきていた」と付け加えた。

「私にもUCIにも、どんな形の不正もしない選手たちを守る責任がある。正しい選手がレースで勝てるように全力を傾けている」

「このようなテクノロジーに対しては、さまざまなテスト方法を調査してきており、昨日も数台検査したところであの一台が見つかった。今大会、そして今後の大会でも検査を実施していく」
引用終わり
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160201-00000022-jij_afp-spo


以前、メカニカルドーピングを監視するためにチェックを行うとUCIが言いだしたときにはかなり半信半疑というか、んなすぐばれるようなことは誰もしないだろうと思いましたが、いや、いましたよ（苦笑）。

数日前に疑いがあると海外のサイトでニュースになってから、疑問符が取れるのが日本のニュースというのはあまりにも何だかなあという感じです。

本人はよく似た友人のバイクと間違えたと言っていますが、モーター＆バッテリーユニットはそこそこ重量があるので担ぎのあるシクロクロス選手ならまずないかと。

最近、スポーツ界では不祥事というか問題が続いています。ファン達の心が冷めてしまえばその競技は衰退していくということを強く認識してほしいものです。