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モーツァルト、シングルギヤ用チェーンデバイス

2018-03-18 21:04:00 | チェーンリング&スプロケット
ああ、チェーンデバイスも時代と共に形を変えていくんですね。というかこれはチェーンデバイスというよりアンダーガード呼ぶ方がふさわしい気がします。










フレームへ装着したところ。iscg規格に則っているようです。




メノ


メノカーボン


モノ


ピアノ


プレスト


フォルテ


HXR


HXRカーボン

https://43ride.com/reviews/2018/mozartt-meno-oslona-zebatki-i-napedu/
https://www.mozartt.com/

モーツァルトと呼ぶにはスペル的に一番最後のTが一つ多いですが、まあ多分良いのではないかと(笑)。初めて見るメーカーですが、なかなか良さそうなものを作って居ますね。ポーランドの会社のようです。他のラインナップも載っけておきます。個人的にはHXRがかなり気に入っています。

今の1×12ドライブトレインの大事な要素に、ワイド&ナローチェーンリングというフロントチェーンリングとチェーンが外れにくくなるものがあります。この技術によって初めてフロントシングルが成り立ったと言っても過言ではないでしょう。初期のチェーンデバイスは……、完璧な性能を持ったモノはMRPだと思われます。チェーンリングを表裏から金属板で挟み込み、その上下をローラーで押さえつける形式でした。そこまでしないと外れてしまったんですね。MRPが出てくるまではガレ場ではチェーンが外れないようにクランクを逆回転させてはならないとか、テンションを掛けて暴れさせないようにするとか色々なテクニックが必要でした。それがワイド&ナローになることでかなり簡略化が可能になりました。モーツァルト・メノもこの簡略化したデバイスの一種です。

ISCGマウントを使用するデバイスは大体チェーンリングとチェーンの離れ際に置かれることがほとんどでした。そこを前側のガードに利用したのがこのメノの革新的な所です。本来この位置に置くデバイスは、チェーンリングとチェーンを守るためにありました。最近はそれをバッシュガードに役割を担わせることが多かったのですが、そこに久々にプロテクター的役割の高いデバイスが登場してきました。これならXC的な走りのみならず、エンデューロのような激しい走りを要求される状況でもチェーンリング&チェーンを守ってくれることでしょう。

これらに加えて、最近MTBでも流行の兆しを見せている楕円ギヤもこの位置に取り付けるメムならなにも問題ないということもうれしい点です。

ずっと前からD系のバイクはフロントシングルでした。しかしチェーンリングとチェーンを専用設計して外れないようにすることは結局ありませんでした。XCのパワー、恐るべしですね(笑)。



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