BIKEBIND自転車日記ブログ2

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スラムの珍品(笑)

2011-06-04 22:43:00 | 自転車
要するにスラム・ロードバイクのシフター(ダブルタップレバー)で動かせるスーパーロングケージディレイラーなんですね。32Tにも対応するようです。

嫌いじゃないんですけど、何に使うんでしょうね(笑)? うーん、シクロクロスとか、29erのセミドロップバーとか?









http://www.bikeradar.com/news/article/sram-mountain-kit-for-the-road-first-look-30456



いずれにせよ、珍品の類ですね(笑)。それとも2011でデビューしたエイペックスのロングケージタイプがそれほど需要があったのでしょうか?

スラムがこんなことが出来るのは、ロードとMTBで変速システムが同じだからです。もちろん9速と10速のように互換性のないものもありますが。歯やチェーンの面取り技術は非常に難しいです。さらに理論の確立と技術の実践は異なります。厳しいことを言ってしまうと……、スラムの進歩のないところでもあります(苦笑)。どちらかと言えばシフターやディレーラーの形状やレバー比や、材質などで性能を向上させてきました。

分岐点になったのはXXでしょうか。Xグライドで変速性能を大幅に向上させました。リーディングティースがシマノより多く、速く変速するということです。実際XXはシマノに肉薄する能力を手に入れました。ダブルなのでちょっと反則ですけどね(笑)。あとシマノがリーディングティースが少ないのは、踏み込みの位置を考えているからです。これによって昔からの変速テクニック、抜重(トルク抜き)がほぼ不要になったのです。

このディレーラーも結局変速スピードというよりも、踏んでいるときのギヤ比を考えての製品です。これはロードバイク用の製品ですが、シマノがダイナシスでカセットスプロケットのラインナップを減らしたのに対して、選択肢を広げる方向を向いています。

これを歓迎するライダーは多いでしょう。

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4 コメント

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いつも更新を楽しみにしています。 (かんつぇ☆らら)
2011-06-05 00:21:24
32Tのラインアップについてですが、ジロでコンタドールが傾斜のきつい山岳で使用していたことから、製品化ということじゃないでしょうか。
UCIの規定では、製品化できないものは、レースに使えないという話があったような・・・
間違っていたら、どなたか指摘をお願いします。
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RIVALやAPEXのロングケージと同じものに見えますが。 (raven)
2011-06-05 21:26:11
SRAMのロード用10sとMTB用10sは互換性あるようで。
http://www.salsacycles.com/bikes/fargo/
スプロケも市販のPG1050に見えます。
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かんつぇ☆らら様 (bikebind)
2011-06-27 14:18:23
書き込みありがとうございます。

確かにジロで使っていましたね。あれはびっくりしました。なんていうか、過去の11~23Tとかは神話というかやせ我慢の産物だったのかと思ってしまいますね。

UCIの規定にそういうのありましたか? 私の不勉強かもしれませんが、そういう規定があるとスペシャルモデルも使えないので……。

私も探してみます。
どうでしょう?
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raven様 (bikebind)
2011-06-27 14:23:07
たぶんそうだと思います。それをどのグレードにも使いやすくスラムロゴのみにしているのでしょう。

今ある財産を活用するのは、良いことだと思います(笑)。
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