BIKEBIND自転車日記ブログ2

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グラファイトデザイン・ザニア ユニオンジャック・リミテッド・エディション

2012-12-17 00:30:00 | 自転車
グラファイトデザインの限定モデルです。今年のオリンピック出場記念で出したとか。

実物を見たのですが、もんの凄くキレイです!

これユニオンジャックがモチーフで、真っ青なんですよ。でも後で気づいたのですが、写真をよく見てみたら……、フロントフォークと後ろ三角の内側が赤なんです。すいません、私の目が節穴でした(汗)。まるで江戸っ子のような粋ですなあ(笑)。









http://cycle.gd-inc.co.jp/information/2012/12/04/%E2%80%BB%E2%80%BB%E3%80%80zaniah-limited-edition-%E8%B2%A9%E5%A3%B2%E9%96%8B%E5%A7%8B%E3%80%80%E2%80%BB%E2%80%BB/

■スペック
●フレーム カーボン(975グラム)
●フォーク セミストレート(400グラム)
●コンポ シマノ・アルテグラ
●ホイール マヴィック・キシリウムエキップ
●重量 7.45キログラム
●サイズ 510、530、550ミリ
●価格 52万円(サドル、ペダルなし)

これはメテオシリーズではなく、より多くのライダーに向けたザニアを使用したのがミソなんでしょう。改めて見てみると、細身で昔のタイムとかルックを意識しているっぽいですね。メテオも柔らかすぎるという話しを聞きましたが、たしか最後のスプリントで少しでも多く力を残すというのがグラファイトの考えでしたから、より柔軟性に富む、乗り手に優しいバイクなんでしょう。

最初はグラファイトはそんなに評価していなかったんです。一部の走る人には好評でしたけど。で、始めの熱が収まってきた頃、それでも支持している人達を見て「おや?」と思ったのです。はっきり言って最新スペックではありません。MTBのドッケもそうです。しかし確実に支持者を持っています。最近の国産メーカーでは珍しいです。

ただ、最初からもうちょっとグラフィックをどうにかして欲しいと思っていたんです(苦笑)。で、限定モデルです。これはいいんじゃないですか? 本当にキレイな塗装でした。プラモデルを作っていた人なら分かると思うんですが、金色を出すときはベースにシルバーを塗っているんです(私の時は)。でもメーカーが施しためっきには全く及びませんでした。シルバーの粒子の粗さがどうしても目立ってしまいました。この『アート・メタル・コート』は至近で見ても、粒子なんか全く見えませんでした。かなり細かい金属粒子を焼き付けているようです。透明感、光沢感、見たことのないほどの仕上がりです。


http://www.nissan-global.com/JP/TECHNOLOGY/OVERVIEW/scratch.html
http://sayamashatai.com/works/mekki.html

さらにその上に『スクラッチ・シールド』という強固な皮膜が施されています。これは笑ってしまうほど強いです。ワイヤブラシでこすってもキズ一つつきません。そしてなんと自己再生するのです! なんじゃらほい(笑)? ザニアで見る前に、どこかのニュースで日産の車に採用されるという記事を見ていて、書こうとして機を逸していた過去があります(汗)。

たかが塗装、されど塗装です。所有感を満たすにはキーポイントですよね。それを差し引いてもパッケージとして良いバイクだと思います。フルカーボンフレーム&フォークにハンドル、ステム、ピラーの三点セットもグラファイトのオリジナルカーボンですし。


あ、もう発売しているみたいですよ。



で、ついでにもう一つ。
現代の潮流に合わせて軽量モデルも出すようです。




ホイールが違うだけで、同じフレームのようです。
http://cycle.gd-inc.co.jp/blog/matsuzaki-20120625/799/

750グラムほどのザニアの型を流用し、T800をベースとしたモデルだそうです。なんだかんだで、なかなかの開発速度です。でも軽いだけではいかんなあと、制作者が書いています(苦笑)。難しいところです。

なにはともあれ、国産が元気なのはうれしいことです。個人的にはフルサスバイクを作って欲しいのですが……。グラファイトは成り立ち上カーボン以外のバイクを作るのは難しいでしょうが、前三角だけカーボンで、リヤはアルミとか。いっそDWリンクかスプリット・ピボット・ポイントでも導入して、一気に海外勢に追いつく! とかね。27.5インチにも取り組んで欲しいですなあ。規模で言えばアンカーに勝てるはずありませんから、フットワークを生かして面白いバイクを開発してもらいたいですなあ。