気が付いたら、花粉の季節も過ぎ、初夏に近くなっています。梅雨はあまり好きではないです。
スタータークラッチ交換でお預かりです。一応各部ザッとみてから始めます。クーラントは大丈夫そうです。一応、お預かりしてから作業を始める前に、タイヤ空気圧、フロントフォーク空気圧、各消耗部品、油脂類の量と漏れは、点検しています。
クラッチマスターのフルードの液面が低いので、開けてみました。フルード量が少なく、ゴムのダイヤフラムが負圧で下側に変形していたので、漏れが予想されます。クラッチレリーズ側から漏れていたので、スタータークラッチ交換作業時に同時交換になります。
交換作業が過去に行われていますが、作業状況がいまひとつです。新品に交換しました。
クラッチフルード漏れがあったのでクラッチレリーズを交換しました。クランクケース側の塗装がかなり広範囲に剥がれています。
クラッチレリーズの外した部品です。構造上、ホースはピストンの真ん中に着き、エア抜きは、上側になります。通常のフルード交換であれば、何とかできます。フルードには吸湿性があり劣化しますが、その後放置するとフルードと水分が分離し、思い水分が下側におります。ブレーキでしたら、キャリパー側に水が入り、錆が発生します。クラッチレリーズ側は、構造上ホース取付位置より下側に水が溜まると抜けにくいので、錆が発生し、ブレーキと違いピストンの移動量が多いので、漏れる可能性が増えます。
最終チェックと試乗です。交換か所に特に問題は無いので、無事納車になりました。
2019.05.19 作業担当 ヤダ(矢田)