老いて、なおチャレンジ

大好きな草花と共に、余生を楽しめたらいいな~

我が家のシンボル、ピラカンサの見おさめ!

2012-02-10 16:04:36 | 

十数年間家のシンボルとして玄関先でたわわに実り、私を喜ばせてくれた真っ赤なピラカンサの終焉が間近に迫っている。
今年も小鳥の襲来でもう殆ど実はなくなっている。今日昼頃外出しようと玄関の戸を開けたらバタバタっと沢山の鳥が飛び立った。其処らは糞と落ちた実で足の踏み場もない位であった。もうそろそろお掃除しなくては思った。その掃除も今年限りであるのだ。

外出前に隣のおじいさんが来られ「実はピラカンサの事で!」と話し始められた。「何事?」って思った私だった。「実はピラカンサの実を食べる為に小鳥が押し寄せお宅の玄関先も汚れているけれど、私の家も糞だらけだし車の上が糞で凄く汚れるんです。ま~見て下さい」と仰るので行って見たらま~何と車は糞だらけで見られたものではない状態、これはとんだ迷惑をお掛けしていたんだと平謝りをしたのだった。結論は、この木をを他に移すか切るかして欲しい、実のならない別の木に植え替えるかしてと言うご希望であった。私は少しでも残したいと思い「うんと切ってコンパクトにしては如何でしょうか」と言ったが、兎も角なくして欲しいとのご要望、私はお隣さんにこんなにご迷惑を掛けて居るなんて思ってもいなかっただけに、今迄毎年嫌な思いをしていらっしゃったのに何も言われず耐えてこられたのだろうと申し訳なさで一杯になった。そしてすっぱりなくしてしまう事をお約束した。ガス管や水道管が土中を通っているので掘り起こす事は一寸困難であるから根元から切ってしまおうと思っている。明日にも植木屋さんに頼んで取り去って貰うつもりである。

ピラカンサを全く失ってしまうのは耐え難い。挿し芽して植木鉢で育てようと思っている。
桜の木も大きくなって違うお隣に枝を伸ばしているのでこれもバッサリ切って貰おう。 自分だけの幸せを思ってはいけないのだ、常に周囲に気を配り迷惑を掛けない様努力しなければと肝に銘じた日であった。

春から夏にかけて真っ白い花で全面を覆い尽くすあの素晴らしさをもう味わう事が出来ない寂しさを思うけれど・・・・