5月15日~23日まで教会関係の方々16名とご一緒にスイスの旅に出掛けた。成田空港からルフトハンザ航空で約12時間、ミュンヘンで乗り換え1時間10分の後スイスジュネーブ空港に到着。過去の経験と同じく機内では一睡も出来ず、到着が夜であったのでホテルで直ぐ眠る事が出来た。
飛行機が飛び立ち雲を突き抜ければ満天の紺碧の空、見下ろせば様々な様相の雲が刻々と変わり、雲が無ければ遥か真下に山・河・家並みが微かに見える。私はこういう光景を見るのが大好き、飽きもせず写真を撮り捲くった。然しブラインドを下す様に指示されてからはままならず、時々そ~っとブラインドを持ちあげては見るけれど直ぐ下ろさねばならず残念至極であった。3枚目の山波は多分ロシアの辺りだろうか!
2日目 オルガン工房訪問
この旅の主目的はオルガン工房訪問であった。
朝8時に専用バスで出発。3時間かかるのだが途中でスイスからフランス領に入った。ある場所では前の晩雪が降ったのか一面真っ白になっていて素敵な光景に出合った。スイスには広い大地に黄色い小さなキンポウゲの花が至る処に咲いていて綺麗だった。
今回この旅の引率者であったW牧師の教会で、パイプオルガンを購入する事になり、この工房で製作されることになっているのだそうだ。これから作られ来年には取り付けられるとか。私の通う教会のパイプオルガンも此処で製作されたものであるそうだ。
この工房は昔修道院だった場所で、それをパオプオルガン製作者で有名なオーベルタン氏が買い取り大きな工房にしたのだそうだ。製作中のオルガンがいくつもあり沢山の部屋があって使う材料が夫々の部屋に置いてあり、説明を聞きながら回った。大から小までのパイプが置かれている部屋では一本のパイプの長さを如何にして切るかその緻密な作業が如何に大変であるかを驚異を持って聞き入った。パイプオルガン製作に対する様々な思いを熱く語って下さったオーベルタン氏のお話しは尽きる事なく私共の心を打った。ストップが沢山付いているがその一つを押すだけで音色が変わるなんて如何したらそんな事が出来るんだろう等々疑問は尽きなかった。
時間も過ぎ、昼食はオーベルタン氏の奥様手作りの美味しい料理をご馳走になった。蝋燭の灯りだけの部屋には暖炉があり薪がくべられ赤々と燃えてい情緒溢れる佇まいであった。庭にはまだ熟していないサクランボの木や真っ白いオオデマリ(多分)の木、そして暖炉用の薪が沢山積まれていた。オーベルタンご夫妻に感謝し再び来た道を走ってジュネーブヘ戻った。
3日目 アルプスの山々を満喫
午前中ロープウエイで標高3842mのエギーユ・デュ・ミティ展望台へ上りモンブランの雄姿を見る事が出来た。
雲一つない晴天の青空に聳え立つ雪の山々を感動の眼差しで見る事を得嬉しさはひとしおであった。
モンブラン観光を終え下って今度は列車で約3時間、マッターホルンの麓、ツェルマットへ向かう。シャモニー駅からロープウエイでゴルナーグラート展望台に上りあの切り立ったマッターホルンの雄姿を見た。雲も少し出て来、雪山とあいまってこれ又素晴らしい情緒を感じた。遠い山の上に山羊を発見、ズーム最大にしてその可愛いしぐさをパチリ。 凄い谷底を屋根付きの景色は見えるトンネルを通って列車は走る。途中湖が見える素敵な景色も見る事が出来た。
山・山・山それもなまじっかな山ではない。雪を頂いた切り立った岩々その姿は今も目に焼き付いている。大満足の一日であった。 今夜の泊りはアンバサダーツェルマットと言うホテルであった。 まだ続きます。