老いて、なおチャレンジ

大好きな草花と共に、余生を楽しめたらいいな~

25日間の入院生活を終えて!!

2016-07-18 19:23:12 | 


見舞いに来て下さったPC教室でご一緒のお二人と先生(三女)の4人が奇しくも私の病室で勢ぞろいの写真です。

ブログ、長のご無沙汰を致しました。実はその間私は左足の人口股関節置き換え手術を受けるため世田谷の「日産厚生会玉川病院」に入院しておりました。小学3・4年の頃骨折した股関節が長の年月を経てだんだんと悪化し2年前の夏頃から痛みは去らず日増しにその痛さに耐えて来たのです。その頃人口股関節置き換え手術をすれば完全に治る事を知り、もう僅かの人生ではあるけれどこの痛さから解放されたい、そしてしたい事、行きたい事を思う存分出来る体になりたいと真剣に考えるようになりました。先ず良い医者を捜そうとインターネットで懸命に検索し玉川病院の松原医師にお願いしようと決心したのです。今年1月6日に電話で申し込んだところ何と初診が5月24日、こんなに待たなければならないほど有名な名医だったのです。実に長い月日でしたが待ちました。初診の日がやっと来て診察を受け手術することに決まりました。6月8日に手術出来る体であるかどうかを知るためのあらゆる検査を受け全てOK、6月22日に手術日が決まりました。21日に入院、22日の午前9時より手術開始。この日私と同じ手術を受ける方が6人午前3人、午後3人の多さでした。子供らに見送られ手術室に入った時手術に関わる大勢の方々のお顔を見回しよろしくお願いしますとの気持ちと共に、いよいよ大手術を受ける時が来たのだという実感を味わい間もなく全身麻酔のため私の意識は完全に閉ざされました。
全身麻酔で肺、脳は完全に止まり心臓だけが動いている状態、口から管を入れて肺に空気を送るという考えても恐ろしい状態のもとで手術は行われたのだそうです。普通1時間半くらいで終わる手術なのだそうですが私の変形性股関節は相当悪い状態になっていた様で2時間余掛かっそうです。足の長さも2・5センチ短くその長さも伸ばして同じにしていただきました。これは私にとって本当に嬉しい事でした。
私にとってはこの2時間余は何も知らないアッという時間だったのでしょう。麻酔から覚めた時の気分は最悪でした。子供らが何か言っているのは分かるけれど何も答えられない、ただ「うん、うん」と頷くのみでした。手術後ICUで一晩過ごし次の日の午前中自室に戻りました。ICUでの一日は上を向いたきり全く体を動かせない辛い時を過ごしたのです。然し自室に戻ったその日の午後からリハビリは始まりました。鉄棒に捕まりながら歩かされたのです。左足はパンパンに腫れ足を一寸動かしても「痛っ」と悲鳴をあげる状態、毎日1時間のリハビリは何とも辛い時間でした。担当のリハビリ士さん(女性)はとても良い方で私のしかめっ面を見ながら動作を加減して下さり有難いでした。後半痛みも殆ど感じなくなり毎日のマッサージが気持ちよく楽しんでリハビリ室に通ったものでした。リハビリ室は結構遠く初めは看護士さんに車いすを押してもらい、次は自分で車いすを操作しながら通い、次は歩行器で最後は杖をついてとだんだん上達して行ったのです。
私の手術をして下さった担当医の奥田先生は毎日様子を見に来てくださいましたが、ある日「退院は何時ですか?」と聞かれなんで先生が私に聞くの?って驚きました。後で知ったのですが退院を決めるのはリハビリ士さんと本人の意思で決められそれを医師に告げてOKを貰い決まるのだと知りました。そして7月15日退院と決まったのです。普通は片足2週間くらいで退院できるらしいけれど、私の場合歳の所為、+手術の重さでか25日と長かったようです。
その間私の病室は面会時間の2時から8時まで何時も沢山の見舞客(と言っても殆ど子供や孫)で賑わい私は殆ど一日中車椅子か普通の椅子に座っていて5・6人の人が集まるとベットの柵を外してベットに3人座るといった具合、何とも不思議な光景、看護士さん達はびっくりし部屋に入るのをためらっておられました。「何時も沢山の人でいいですね!」と笑顔で注意れることはありませんでした。辛かったり楽しかったりいろいろの初めての経験を経て無事退院することが出来ました。この幸せは私に関わって下さったすべての方々のお蔭であると感謝の思いで一杯です。特に次女は浜松の家を留守にし西荻の私の家に住み毎日病院に通いすべてに気を配り何から何まで世話してくれた事、言葉では言い尽くせないほどの感謝の思いを抱いている私です。次女さん本当に有難う。退院後今日まで杖を突かねば歩けない私の面倒を見てくれ今日浜松に帰ります。一人になってどれだけの事が出来るか試す機会です。何とか人の手を借りず生活できるよう頑張ってみようと思っています。まだ足は腫れているし杖なしでは一寸痛さを感じるので無理をせずゆっくり回復を目指します。

 

もう一つ嬉しい事がありました。PC教室の生徒さんのUさんが前々から変形性股関節症で苦しんでおられた事を三女から聞き知っておりました。その方が私より2週間後に入院され手術を受けられたのです。教室は別ですからお顔を知ることはありませんでしたがリハビリ室でご一緒したり各部屋を訪れたりして仲良くなりました。とても明るい素敵な方で私又新しいお友達が出来ました。この方は回復が早く私の次の日に退院なさいました。一日も早く回復されます様心から祈っております。

もう一つ驚いたことがありました。常陸宮華子様が両足股関節症で手術をなさったという記事が新聞で報じられていたのです。然も私が入院した同じ病院で私と入れ違いに入院なさり手術を受けられたと知り、私はやつぱり良い病院に入院出来たのだという感はとても嬉しいものでした。華子様が痛みを堪えて公務を遂行なさっておいでだった事本当に大変だったと思います。すっかり良くなられ痛みから解放されてますますのご公務をなさることが出来る様心からお祈り申し上げます。

大変長い闘病記になりました。お読み頂ければ嬉しいです。