皇居二の丸に咲く花
昭和記念公園にて
一日目は次女夫婦と共に皇居の二の丸庭園を散策。
つつじの素晴らしさに目を奪われた。皇居は敷地が250ha、東京ドームの53倍の広さだそうだ。一般に公開されている庭園は他にもあるようだけれど、両陛下がお揃いで散策されるもっと素晴らしいお庭もあるのだろう。
1時間ほど見て回った。
皇居を去って後、予定してあった「ハトバス」に始めて乗った。いろいろコースがあるらしいけれど、一時間バスに乗ったきりで降りる事はせず、ガイドさんの説明を聞きながら都心のある部分を見て回る。始めての経験であったが結構楽しめた。
夕食は銀座の「キャンドル」という昔からの古いお店で、とても美味しい料理を頂き3人で西荻の家に帰って来た。疲れもせず楽しい一日であった。
二日目は婿さんはお仕事で都心へ、私と次女は昭和記念公園へと出掛けた。私はこの公園に3・4回来ているけれど、毎回コスモスの季節ばかり。今回始めて違う季節に来合わせた。ポピー・ムラサキハバナの群生は実に素晴らしくみとれてしまった。チューリップは一寸盛りを過ぎていたがそれでもまだまだ綺麗に咲いていたし、日本庭園のボタンや他のいろんな花も見事だった。2時間半くらい歩いただろうか、奥まで行って帰りは足の先が痛くなったし園内を走るおもちゃの様な電車に乗って出口まで、楽をした。
2日間好天気に恵まれ、風は少し強かったけれど日差しの暑さを体感として風が癒してくれる様な気分的に最高の時を過ごす事が出来有難かった。
4・5月は様々な花が咲き乱れて一年中で一番嬉しい季節、今年もその時期を迎え私の心は頬笑みで一杯である。今まで咲いてくれなかったものが突然咲いてくれたり、去年5輪見事に咲いてくれたボタンが一輪も咲いてくれなかった事等々、悲喜こもごもではあるが、自然の恵みに感謝する気持ちは大である。
一人静かに!とは程遠い毎日が続いている。古い家のメンテナンスに依る改修が行われ、職人さん達が出入りしている故で私の気持ちも落ち着かない。
物置になっていた部屋が一番ひどく白アリにやられ土台の木がスカスカになっていたり、他にもこのまま置けば将来危ぶまれる箇所もありで大変。この事を知った人達は「年寄りだからだまされているんじゃないの」って一様に心配してくれる。この世の中にそういう事が多々ある事は知っているが、職人さんの説明をしっかり聞き、実際に目で確かめ、直してもらう以外ないと一人で判断し決めた事であるから、私には良心的な職人さんと思えるので心に迷いはない。家のコンクリート塀も一部倒れ掛かって危ないのでこの際直してもらっている。
そんなこんなで、のんびり花と過ごしたい時期で残念ではあるが、今月中にはすっかり綺麗になり終わる予定である。
人間も歳を重ねると方々にガタが来るけれど、住む家も同じだなと痛感している。
桜も終り、再び庭の花の登場。
本格的に春の季節を迎え、毎日暖かで昼間はむしろ暑さを感じる程の有難い気候である。この時期まだ蚊もいなく庭仕事には絶好の日和、時間の許す限り、花が汚くなったハナニラを取り除いたり、花柄摘みをしたり楽しく作業をしている。
もう消滅したと諦めていたスズランが、びっしり花芽を付けているのを見つけた時の喜びはたとえ様もなかった。去年は地上に出てくれなかったプリムラが綺麗な花を咲かせてくれたし、他にも嬉しい事が一杯。
4・5・月は一番花の多い季節であるから当分楽しむ事が出来る。
何の悩みごとも無く、趣味一筋の毎日「人の役にも立たず唯こんな生活をしていてよいものだろうか」と思わぬでもない。でも子供達も幸せに暮らしているし、夫も悔いなく見送れたし、それらのご褒美として享受してもよいのかなと思う事にしている。
現在の一番の願いは自分が先ず健康であること、そして一族も健康で小なりとも世の中のために役立つ人間であって欲しい事である。
これは非常に難しい事ではあるが世界の平和を願う気持ちは切実である。
此処までは5日。
今年は桜の開花が遅れていた。まだかまだかと思っていたらこの暖かさでアッと言う間に満開になった。
日曜日なので教会へ。ここ市ヶ谷は外堀の土手に飯田橋の駅まで延々桜が綺麗。今日がまさに見どころと言った感じであった。
帰りの総武線の中で、どうしても行きたかった新宿御苑に行くには「今日しかない!」との思いに急遽途中下車し思いを遂げた。
御苑に向かう人々で道路は一杯、チケット売り場も凄い行列、でも案外早く進んで15分程で入れた。私は約1時間半休みなく写真を撮りながら只管歩き、桜を思う存分見て回った。
2時近くなりお腹が空いたので苑内のレストランで昼食をし帰路に就いた。
もっとゆっくり苑内を見て回りたかったけれど!!
西荻に降り予定していた美容院に行き2時間余、5時近く帰宅。もう真っ暗になった7時半秦野に向かう。秦野に着いて「新宿御苑に行ったのよ」と言ったら婿さんが「私も今日昼前から4時過ぎまで行ってましたよ」との事にびっくり、「じゃ~苑内で一緒にいたんだ~逢えればよかったのにね~」と話し合った。
6日も桜三昧。
朝起きたら左肩が痛い。何時も出掛ける時は娘が鞄を持ってくれるが、昨日は一人だったから結構重い鞄を肩に掛け一日中持ち歩いたからだ~と思った事である。
毎年秦野の桜を見るのが楽しみな私、この日はここ桜の花も満開。午前中娘は用があり行けなかったが、婿さんと一緒に1時間素敵な桜を見て回った。新宿御苑とは趣の異なる桜の連なりや、長~い桜並木道をこんなに綺麗と思って眺めた事は始めて、目を奪われた。
午後は又婿さんと二人、今度は車で小田原城へ。此処もお濠に映える桜が見事。一時間ほど歩き回っただろうか。小田原城の桜は始めて見たが新宿御苑に負けず綺麗であった。
桜ずけの一日、万歩計は一万を越していた。見事な桜の様子が未だ目に焼き付いている。今までになく私の心を満足させてくれた一日であった。案内してくれた婿さんも、私の満足度にとても喜んでくれたようであり感謝している。
夜9時秦野の桜に名残を惜しんで帰路に着いた。
写真も沢山載せたしとてつもなく長い投稿になってしまいました。
若田さんが乗っている宇宙ステーションを今夜18時43分から見た。夕空は晴れていて、西北から南東に家の真上を斜めにゆっくりと通り過ぎた。丁度私の真上に月が出ていてその下を通ったので、月を入れてシャッターを押したが写っていなかった。この前の写真とは違って一寸細長い、何分手で持って撮るのだからぶれてしまうのだろう。
これからもまだまだ挑戦する積り、三脚も持っているので据え付けて撮ればもっと良い写真が撮れるかもしれない。
「若田さん、頑張って~」と声を掛けたくなる様な気分であった。
家の桜はやっと咲き始めた。3ぶくらいだろうか、枝垂れはまだ開いていない。こんなに遅い開花は久し振りではないだろうか。以前入学式頃に咲いた事もあったけれど・・・これから方々でお花見の人々で賑あうことだろう。