老いて、なおチャレンジ

大好きな草花と共に、余生を楽しめたらいいな~

クリスマスローズ展

2013-02-24 10:38:24 | 

   
   
   
   
   

   
下段の4鉢は雪割草です。この他にも沢山の種類がありとても可愛いでした。

毎年ラン展と同じ頃開催されているクリスマスローズ展に行って来た。去年も一人で行ったと思うが今年も一人。年毎に種類が増え蘭の様な豪華さはないけれど、下を向いて咲くクリスマスローズは可憐である。昔は地味な花だな~と思っていたがだんだんと華やかさが増している様に思える。同行者がいない点、探し回る必要もなく、思うままにゆっくり写真を撮ったり早足になってあちこち動き回ったり思う存分観賞する事が出来た。
最後は売店が一杯並んでいたが見るとつい買いたくなるのでそこは素通りし、喉を潤さなければとコーヒーを買い求め座る場所があったので15分ばかり休憩する事が出来た。

場所は池袋サンシャイン内であるが池袋駅から10分位歩きサンシャインに着くと、其処から会場までこれ又大変な距離で合計20分余は歩かねばならない。 もう何回も来ているが一年に一回だから中々きちんとは行き方が覚えられない。断片的に動く歩道があったな~とか3ッ目のエスカレーターを昇って4階だったな~とかを思い出しながら行き着いた。帰りは一層分からなくなり早め早めに聞いて行動した。土曜日でもあった所為か凄い人混みで、殆どが若者でさっさと歩いているからうっかりするとぶっかって年寄りの私は倒れかねない。周囲をしっかり把握しマイペースで慎重に歩いた。

新宿駅で乗り換え総武線三鷹行きに乗った。優先席の処に行ったが空いている席がなかった。小学生の男の子が座っている。その子の前にお兄ちゃんらしい中学生が立っていたが、私を見て男の子に言葉ではなく 立って上げなさいと  促し男の子は立ってくれた。私が有難うと言って座ったら向うを向いていたお兄ちゃんが「有難うって言ってくれただろ」って囁いている声が聞こえた。立ってくれた男の子が、僕いい事をしたんだと言う 得意げな 顔 を私に向けにこっとしてくれた。私も男の子の顔を見今度は無言で有難うって笑みを交わした。 心温まるひと時であった。

ここ2週間の間外出が多かった。その中で3回も花を愛でる機会を与えられ心は癒された。
皆さんから「元気ね」と言われているけれど、最近下半身に一寸老いを感じる様になっている。腰・足が重い感じ!娘達に「お母さんそれが当り前よ!今迄が一寸変だったのよ」と言われている。足・腰を鍛える運動も尚一層しなければと思うし、外出時も気を付けて行動せねばと思うこの頃である。


羽根木公園の梅

2013-02-23 10:29:35 | 

  

  

  有名な詩人中村汀女さんの詩碑がありました

ipadで撮った写真です

昨日はPC教室の日。前々からこの日を利用して近くの羽根木公園の梅を見に行こうと思っていた。一人で行く積りだったが
三女に「Sさん誘ったら!」って言われ「アッそうだ誘ってみよう」と直ちに電話をかけたら「私昨日見に行ったのよ~今日は仕事に出掛けるの」と言う残念なお返事であった。
教室でその事を話したら、Tさんが「私行きたいわ」と仰る。私も常々Tさんと何処かにご一緒したいなと思っていたが、Tさんは以前大腿骨折をなさり教室にもタクシーで来られたりしていたので長く歩かれるのは無理かなと思って遠慮していた。
すっかり良くなられたんだと「嬉しいわ!ご一緒しましょう」と言う事になった。1時から2時間ipadの勉強をしっかりし3時に出発。私は明大前から一駅乗り東松原駅から歩くのだとばかり思っていたが「歩いて行けるのよ」との事。Tさんに道案内をして貰い20分位で到着。梅が咲いて居る場所は運動場を越えた一番奥。

そう言えば2・3年前次女と来たのが始めてであった。凄い雨の日の次の日であちこちに水溜まりがあったっけと思いだした。昨日はよい天気、風も余りなくTさんとお喋りしながら愉しく見て回った。
肝心の梅は5分咲きと言うところだっただろうか、これが満開になったらさぞ見事だろうと思った。
帰りがけ苗を沢山売っている場所があり吸い寄せられ、Tさんは綺麗なベゴニアの結構大きな鉢を2っも買われ「持って帰るの大丈夫?」と私心配した。私も大きく真っ赤なベゴニア一鉢と小さな鉢2つと前から欲しいと思っていた福寿草とを買ってしまった。東松原駅までご一緒しそこで帰り道をしっかり教えて頂き別れた。  Tさん有難うございました。
一人で歩いて居たら、後ろから追い付いて来たのが何と孫息子、ええっ!とびっくり「学校の帰り?」って聞いたら就職活動の帰りだと言う。ピシッと黒っぽい背広を着ていた。私が重そうに持っていた荷物をさっと何も言わずに持ってくれた。嬉しかった。おばあちゃん、おばあちゃんと慕ってくれていたあの可愛い小さな孫がこんなに立派に成長し間もなく社会人になろうとしている。感慨無量であった。

今回も婿さんが赴任先から帰って来た日であった。会社が終わってからだから帰宅は10時頃、私と三女はお先に夕食を食べた。三女は何時も私の料理を「美味しい!!」って食べてくれる。「何でこんなに美味しく作れるの」って。私は「え~別に簡単よ!」って応えるより他ない。10時頃帰って来た婿さんと孫娘も「これ美味しい」って言ってくれる。月たったの2回だけれど皆がこんなに喜んで食べてくれる事が私にとってはこの上ない喜びである。
何時もの事ながら帰宅したのは次の日になっていた。


第23回世界らん展

2013-02-17 15:11:47 | 

                

   

   
   
   
   
   

昨日から始まった世界らん展に長女と行って来た。初日は混むだろう事は分かっていたがこの日しか二人の都合のつく日が無かったので、強風の中敢えて出掛けたのだ。10時開場だがもう既に入場者で一杯。延々と並んで入った。
夫がいた頃から此処東京ドームにもう何度足を運んだ事だろう。蘭の種類も年毎に増え目を瞠るばかりの見事さであった。
120枚の写真を撮った。その中から取捨選択し少なく枚数を絞った積りだが、やはり多くなってしまった。クリックして大きくしないと見事さは分からないのでご興味のある方は是非大きくして見て頂きたいと思います。大変でしょうけれど!! 

2時間休むことな歩き回り、次は長女の薦めでサントリー美術館内のレストランで昼食を済ませた後其処で催されていた「歌舞伎座新開場記念展」を見た。阿国歌舞伎時代(16世紀室町~桃山時代)から現在に至るまでの歌舞伎の軌跡が入念に飾れていた。もつとゆっくり見たかったが、一寸疲れ気味だったので足早に見終えてしまい、長女には申し訳なかったかなと思っている。


姉を見舞う

2013-02-15 14:30:35 | 

雪割草、枯れたと思っていたら3っも花が咲いているのに気づき大喜びです  クリスマスローズの蕾が土の中から顔を出し膨らみ始めました

一昨日久し振りに姉を見舞った。昨年10月の終りに行ったきりだったので今年初めに行こうと思っていたら、姪から「お母さん又転んでこの前と反対の大腿骨折し入院したの」との電話を貰いまたか~とびっくりしたのだった。今回はリハビリの病院には転院せず施設でリハビリが出来るので直接施設に退院して来たのが1月の28日だったそうだ。座っている限りではとても元気に見えたが、一人で歩くのは心もとない。歩くと一寸痛いのだと言っていた。全て介護の方のお世話になっている様であった。
丁度姪も来合わせていてついつい二人の間での話になってしまう。すると姉が「貴方達の話している事全然分からないのよ~1体1なら分かるんだけどね~」と言われ、姉にも分かる様にと気を付けていても又暫くすると姪とだけの会話になってしまっている。兎に角聴力が衰えている姉なのでもっと配慮すべきであったと反省した。姪は途中で帰ったのでそれからは大声を張り上げながら沢山話す事が出来た。同じ事を繰り返し言うのは更にひどくなった様だ。「貴方は小さい頃頼りない子でね~でも大人になって姉妹の中で一番しっかりしちゃったわね~」とこれでもかと言う程何遍も何遍も聞かされた。姉の様な老人と向き合うのは忍耐の一語、何度言われても始めて聞いた様な態度でいなければいけないのだ。
人との会話に入れないと言う事は辛い事だろうと思う。私は耳鳴りは昔からひどいが、聴力は良いので幸いだと思う。
私が教室で作ったカレンダーを姉に上げて喜ばれた。3時間位いただろうか、「又来るね」と手を握り合って別れた。 

姉の住まいは車で20分位の場所なのでもっと頻繁に行ってあげたいと心では思っていても、行動が伴わない。老い先短い二人だけになってしまった姉妹なのだから今年こそ悔いのない様にと思っている。 


ピアノの発表会

2013-02-12 11:04:39 | 

クロッカスが可愛いです  我が家の梅はまだこんな蕾です

マンリョウ、赤白の万両が庭に一杯ありますがもう殆ど小鳥に食べられてしまいました  椿の蕾が沢山あるのに、この寒さで中々咲いてくれずちじこまっています

温室で、知らぬ間にクンシランの蕾がこんなに伸びていました

現在庭に咲いている花はこれだけ。この寒さで枯れてしまった植物も多いし、この前の大雪で折れてしまったものもある。
バラの剪定時期も終りに来ているし、早くしなければと気は急くけれど寒さで庭に出る気分になれない。体を第一にしもう少し暖かくなるまで待とうと思っている。

年に一回行われる長男が習っているピアノ教室の発表会に行って来た。大人・子供の部との時間を別にし大人の部は3時からであった。座席は沢山あるのに弾く生徒さんは7人聞く人は4人だけ、何とも寂しい会場ではあったが、先生が「子供の部ではこの会場が一杯だったんですよ。こんなにがらんとしているけれど、一年に一回のこの発表会の為に一曲を一生懸命練習する事が出来たのだから気を楽にして家庭的な雰囲気でやりましょう」とのご挨拶があった。4人の観客の内二人は私と長男の嫁、高年齢の生徒さんの旦那様ともうお一方の4人ある。写真を撮るのは先生のご主人様。この広い会場にたったの13人。7人の生徒さんは一年間の練習の成果を真剣に弾かれた。去年の発表会では80歳を越えられた3人のご老人の演奏は惨憺たるものであった。私と嫁は「歳取るといくら練習しても上手になる事はないのよね、むしろ下手になるのよね」と失礼な事を言い合ったのだった。然し今年その中の女性のご老人がとても上手に弾かれたのを目の当たりにし、人間は死ぬまで努力すれば進歩する事が出来るのだと痛感したのだった。

発表会は約1時間で終了。「少し早いけど夕食食べて行こうか」と長男夫婦は言うが、長男の家には私と同年輩の嫁のお母さまがいらっしゃるし「早く帰った方がいいんじゃな~い」と言ったら「大丈夫」と言う。私が「早く帰った方が!」と言った事には訳がある。
昨年の暮同居していた嫁の妹さんが長男夫婦の留守中に突然急死なさったのだ。家にはお母様と妹さん(母・娘)がいたのだそうだが、昼食を何事もなく二人で済ませ、お母さまは二階の自室に行かれ、夕方階下に下りて来たら娘さんが倒れていて既に息が絶えていたと言うショッキングな出来事があったばかりだったから、お母さまを一人家に置いておくのが気になったのだ。お母さまは私の様にお元気ではなく、方々お悪く医者通いをしていらっしゃったそうで、娘さんが60歳で退職なさった後何時も付き添って何くれとなくお母さまのお世話していたそうだ。
死因が分からないまま警察に渡され調べた結果もこれといった原因は分からず、細胞を取って調べ判明するのに2カ月くらい掛かると言われたそうだが一月位経った時通知があり、リンパの流れがどうのこうの、甲状腺の症状を持っていたのでそれにも関係しているとか結局長男にも、その長男から説明を受けた私にも確かな原因はさっぱり分からないままである。
長く患い本人も周囲の人も苦しんで逝く人もあり、こうしてアッと言う間に死を迎える人もある。この世を充分生きた私はこんな死に方もいいなと思った。(亡き人に対しては申し訳ない言い草ではあるけれど)然しまだ62歳の妹さんにとっては早過ぎる死であり悔やまれてならない。自分よりも早く子を失ったお母さまのお気持ちを思うとたまらない気持ちである。
大勢の子供・孫・曾孫達には決して私より先には死なないで欲しいと切に願う。

結局3人で夕食をし5時半に別れた。勿論お留守番のお母さまには何事も起こらなかったようでホッとした。 


東照宮の寒牡丹

2013-02-07 22:20:49 | 

  
  
  福寿草が綺麗でした
「とくさ」です 昔懐かしい火鉢が置いてあり、暫く温まりました

3人娘?で上野の寒牡丹を見に行く約束だったが、長女が風邪を引いて来られなくなり次女と二人で見て来た。そう言えば去年の1月19日にも二人で来たのだった。何回見ても「あ~なんて綺麗なんだろう」って感嘆する。
約1時間位見て回っただろうか、来る度に数十年前夫と見に来た時の事を思い出し「お父さんと来たわね~」と二人で当時を懐かしんだ。

見終ったのは12時半を過ぎていた。次に東京都美術館で「エル・グレコ展」を見る事になっていたので、館内の食堂で昼食をすることにした。2階のレストランは混んでいたので一階のレストランに行ったら空いている。入口でコートをお預かりしますと言ってくれる。劇場などでは預かってくれるのは分かっているけれど、レストランでこういうおもてなしは始めて。「へ~!」と思いながら席に着きメニューを見る前から私が「此処高そうね~」と言ったら次女が「久し振りだから今日は私が奢って上げるわよ」と言ってくれた。(何時もは割り勘なのであるが)お言葉に甘えてご馳走になる事にした。メニューを見たら果たしてランチにしては相当なお値段であった。でも美味しく頂いた。

お腹も一杯になった事だし、じっくりとグレコの絵を見て回った。最初にグレコの自画像それから肖像画その後は全て宗教画であった。説明文を読みながらじっくりとすべて興味ある素晴らしい宗教に関する人間像は非常に見応えがあった。
風景画は良く見るし好きであるが、今回のグレコの絵は全てが人であり宗教画であった事、その見事さが私の心を強く揺さぶってくれた様に思う。次女が計画してくれた事だけれど、見る事が出来て本当に良かったと思っている。

旦那さんの体の具合で次女は新年会にも来られなかったし、去年の夏以来久し振りに会う事が出来たのだが、何時も明るく元気で行動的な次女と半日を共にし、老いの身に更に生きる力を貰った様な気分であった。
天気は良し、風の全くない穏やかな一日を心豊かに過ごす事が出来感謝であった。