老いて、なおチャレンジ

大好きな草花と共に、余生を楽しめたらいいな~

爽やかな秋の一日

2008-09-28 10:14:50 | 

萩のトンネル すすき
シオン たますだれ
うめもどき じんじゃー・生姜の花(白い花以外にこんな可愛い色もあり)

上の写真は向島百花園の花々です。

先週に続き今週も次女夫婦がやってきた。 故に昨日は勿論お出掛けの一日。
10時家を出、婿さんとは西荻窪駅で別れ二人は向島百花園に向かう。

一昨日教室の日だったので、夜は三女の家で10時ごろまで、帰ろうと外に出たら「お~寒っ」と身を縮めた程の空気になっていた。家で既に私の帰りを待っていた次女は「寒いでしょう~さっきテレビで(今夜7時に空気が変わりました)と言っていたわよ」とその頃雨が降ってその後秋の気候になったとの事だった。そんなに急に変わるものなのかしら!!

そんな爽やかな秋の空気の中で百花園では萩始め様々な秋の花々を満喫した。

さて次は、上野都美術館で開かれていた「フェルメール展」へ。生涯で30数枚しか描かなかった中の7枚が展示されていた。他はフェルメール以外の作者の絵画だった。絵の全く下手な私はこんな素敵な絵画を見る度にもう一寸でいいから上手な絵が描けたらな~としきりに思う。

夕食をした後、東京駅で娘と別れ音楽会へ向かう。
これは長男夫婦の招待で、長男の知り合いの方のピアノ独奏会。地下を深く掘り下げ作られた中々素敵で5・60人程入れるこじんまりした会場であった。
「スタインウェイとベーゼンドルファー」という二台のグランドピアノが置かれ、それを使い分けての「バッハ・モーツアルト・ショパン」の曲を心地よく聴いた。二台の異いは私の耳では分からなかったが!!

この場所は井の頭線、駒場東大前駅から歩いて7・8分「よさそうな喫茶店が沢山あるわね~」何て言いながら来た道だったので、終って帰りに何処かに入ってお茶でもと思っていたが、そんな遅い時間でもないのに全て閉店していてがっかり!むなしく家路に就いた。

殆ど12時間、丸々半日奇麗な花を見、絵画を鑑賞し、音楽に耳を傾けた一日。
嫁が「お母さん芸術の一日だったわね~」って。本当にそうでした。


ぱっとしない一日!

2008-09-25 19:55:18 | 

満開になった彼岸花 さくらたで

暫く起きなかった偏頭痛&眩暈が又起きた。朝目を開けたら壁が回っている。先ず思った事、「あ~今日でよかった、明日だったら教室の日だもの」と。兎に角頭をなるべく動かさない様にし、ゴミを出す日でもあったのでやるべき事をそろりとやり、食事はせず薬を飲み目を冷やしながらソファーで寝た。ここ一ヶ月余何事もなかったので、このまま治ってくれないかな~と淡い望みをもっていたのだが、やはり完治は無理なようだ。恐らく死ぬまで続くだろうと覚悟しておいた方がよさそう。

昼過ぎどうしてもしなければならないことがあったので、一寸出かけたが何時もの元気さはない。やりたいことは沢山あったけれど、明日の為にもと思い午後もごろごろしてしまった。今夜は早く寝ようと思っている。


秋も深まりつつ!

2008-09-21 14:41:17 | 

留守中に満開になった秋明菊 やぶらん みずひき草

17日から3日間秦野で過ごし長女と一緒に我が家に戻ってきた。台風が近付きつつあり状況を気遣いつつ、終日家の中で毎年作る「軽井沢の記録」が今年は遅れているので、入力に時間を費やしプリンタを残すのみになるまではかどった。

東京の家には次女が先に着いて待っていてくれた。3人の愉しいおしゃべりは続き12時近く仕事から戻った次女の旦那さんも交え賑やかさは更に大きくなった。

昨日は婿さんを吉祥寺で降ろし3人はそのまま多摩墓地へお墓参りに行った。秋のお墓は草茫々で大変なのだ。おまけに笹が茂っていて容易に抜けない。鎌を持って行ったが「この鎌切れないわね~」なんて言いながらも娘は懸命に草取りをしてくれた。「お母さんは何にもしないでね、其処に座っていて」と一寸でも手を出すと「止めて」と言われるのでおとなしく人様のお墓の縁石に座って見ていた。夫が歳老いてから私と来ていた時、夫が何時も座っていた場所に現在は私が座って、心の内では同じ様な気持ちでいたのではなかろうかと思いながら!!有難い気持ち一杯であった。

お墓には車で行ったので、一旦家に戻り直ぐ出かけた。銀座教文館で開かれている藤城清治「光と影のファンタジー展」を見た。この方の影絵は好きであったが、裏側からライトを当てて浮かび上がらせた影絵は何とも言えず素晴らしく、又その絵の物語がとても心優しく私の心に感動をもたらした。

此処を見終え日本橋の丸善の一隅で「阿見みどり 野の花アート」展を見る。お父様が万葉学者でご自身も万葉集に親しまれ、万葉歌で詠まれた野の花を水彩で描かれ万葉歌も添えられ、心が和むような素晴らしい作品だった。

ここで3人は別れ夫々の家路に向かった。盛り沢山ではあったが心通う親子の一日は愉しく有意義なものであった。

そして今日は一人静かに過ごす一日である。


月下美人、待望の開花!

2008-09-14 14:09:22 | 

月下美人13日午後17:00 13日夜20:00 13日夜20:15
13日夜20:35 13日夜21:00 13日夜21:15
13日夜21:50 13日夜22:00 13日夜23:15
13日深夜24:00 14日1:15
14日朝9:00

昨夜8時月下美人の蕾が開き始めた。嬉しくてもう釘ずけ、時間を追う毎に徐々に開き出し全開したのが10時頃。3時間位しか持たないと思っていたのに、そのままの状態で次の日になってしまった。
その間私はあちらから、こちらから、ためつすがめつ写真を撮りまくった。その枚数はとてもお恥ずかしい程多くて!!その中からブログに載せる為選び出すのに一苦労した。
花が開く瞬間を目にするのは初めての事、何と神秘的なことか!短い命であるだけに感動もひとしおであった。

ストロボがおかしくなっていたカメラも修理から戻って来ていて、間ににあったし、実は一昨日の夜リサイタルに出かけている間に、咲いてしまうのではないかとても気になっていたのだ。戻って恐る恐る居間の食卓に置いてある月下美人を覗いたら、幸い蕾のままだったのでホッとしたこと、そして次の日に咲いてくれるなんて、すべて私に味方してくれた様な気がして何とも嬉しい限りであった。

1時15分まで吸い付いていた私も、そろそろ眠たくなって来た。萎んでゆく過程も見たかったけれど諦めて観察を止め、心を残したまま眠りに就いた。

今日起きて真っ先に見たらもうすっかり萎んでしまっていた。


もう、咲きそう!

2008-09-13 10:35:35 | 

カンナ  月下美人の蕾

カンナが次から次と咲いている。真っ黄色は始めて、茎も高く育って見事。
次女から貰った月下美人、もう何年になるだろうか。今年初めて正に開かんとしている。娘のブログにもこの様な状態の写真が載っていた。どちらが先に開花するかくらべっこしている。咲いたら載せますので見てくださいね。

昨日の夜「松岡友子チェンバロ・リサイタル」を聴きに行った。
第二金曜日で教室の日、夕食作りは勘弁してもらい一旦家に帰り早夕食を済ませ出かけた。浜離宮朝日ホールは始めて。新宿で地下鉄大江戸線に乗るのだが私にはさっぱり分からない。案内の人を見つけては教えて貰いながらやっとホームにたどり着いた。そこで又駅員さんに「築地市場で降りたいんですけどどちらに乗ればいいんですか?」と「乗り換えないと36分掛かりますよ」と教えてくれた。「たしかインターネットで調べたら20分だったのにへんだな~」と思いつつ「時間があるからいいや」と座れたことだしホッとした。

そんないきさつはさて置き、チェンバロの演奏は素晴らしかった。私はチェンバロの音色が大好き、でも生で聴いたことはなかった。あの優しい妙なる調べは私の心に満足感を与えてくれた。

さて、帰り道ホームに着いたが又どちらに乗ってよいか分からない。行き方を示した看板の前に親切そうな中年の女性がいたので聞いてみた。ここで分かったのだが新宿と新宿西口の二つの行き方があり、来る時は新宿西口から来たから時間が掛かったようだ。新宿方面に乗れば正に20分で着くのだ。
三女が「新宿でず~んと地下に降りるのよね」って言っていたのに、往きはそんな下る処なかったし変だなと思ってはいた。やはりあったのだ、帰りはエスカレータで延々と上りましたよ。「あ~娘が言っていたのはこの事だったんだ」と。

つまらない事を長々と書いたが、この歳になってこういう一つ一つの経験が私にとっては新鮮で価値あるものなのです。


残暑!

2008-09-08 13:42:45 | 

ピンクの芙蓉 紫式部

暑さがぶり返ってきた。毎日の様に夕方になると雷がゴロゴロ、強い雨だったりそれ程でもない雨が降る。今年は台風が少ないようだけれど!!一寸の距離でも雨の降り方は違うし、とにかく異常な天候だ。地球温暖化で様々な異変が起きていると聞くと、この先地球はどうなってしまうのかと不安な気持ちを抱かずにはいられない。

昨日夕方長男夫婦と娘が来てくれた。この孫は10人の孫中8人目にしてやっと女の子として産まれ私を喜ばせてくれたA子である。もう社会人ではあるけれど休日なので両親と一緒に来てくれた。毎年この時期に美味しい葡萄(巨峰)を持ってきてくれるのである。今年のは又格別甘く美味しい。暫く果物はこの葡萄だけで楽しもう。
昨日も夕方雷・雨がひどく、収まってから来たのが夕食時だったのでお寿司をとりゆっくりして9時頃帰っていった。

来た時に「二日遅れだけどお誕生日おめでとう」と言ってくれた。

A子は今まで親に甘えっぱなしで何にもせず、従って出来ないらしい。でも最近目覚めたらしくお料理を習いたいと言い出したそうだ。昨日も「私何にも出来ないから教えて貰うの」って殊勝な事を言っていた。「お母さんが家庭科の先生なんだからしっかり教えてもらいなさいよ」と言ったら親娘で「でも会社からの帰りが遅くて大変なのよね~」って。
自分からやりたいと言い出した孫娘に拍手を送りたい気持ちであった。

毎年私の誕生日に祝いのメールをくれる孫がいる。昨日も「2日遅れだけどおめでとう」とメールが入っていた。二人の子の父親であるが優しい心を持った孫である。私も長いメールを送った。


誕生日の祝い

2008-09-05 17:29:43 | 

誕生祝いに買ってくれたハナトラノオ  誕生会の献立

今日は私の誕生日、85歳を迎えた。
85歳と言えば日本女性の長寿の平均年齢。「こんなに長く生きたのにまだ平均年齢なんだ~、もっと長く生きている人が沢山いるんだから私も頑張らなくっちゃ~」と複雑な思いであった。

一人寂しく過ごす誕生日とばかり思っていた。然し、一昨日三女から私のカメラの修理が出来てきたから5日に届けに行くとの電話があった。その後三女と長女との間で話し合いがあったらしく、長女から「私も行くわよ」と言ってきたので、「じゃ~お昼に私の誕生会してよ、私お料理作っておくから」ということになった。(何故昼食時かというと三女が1時から教室の授業があるのでそれまでに帰らねばならない)
長女は8時ごろ家を出10時開店の西荻窪西友で3人分のお赤飯を買って来てくれた。秦野から2時間近くもかけて来てくれるなんて本当に有難い。

三女は10時半頃だったかな?写真のような鉢花と実一杯付けた紫式部の花鉢を抱えて来てくれた。ハナトラノオは欲しいなと思っていた花だったので嬉しかった。常々「何かくれるのなら食べ物ではなく花にしてね」と勝手気侭な事を言っていた私の気持ちに応えてくれたのだ。有難う。

三女が12時15分には家を出なければならないというので早めの昼食。「お昼からこんなご馳走!」っていいながら、かしまし娘!一人はばあさんの3人で愉しい誕生会は始まった。誕生ケーキならぬ誕生おはぎ!!は長女が買ってきてくれたもの。私が「ケーキよりお萩の方が美味しいわ」と言ったら長女が「そんな歳になったのよね~」だって。そして「ケーキも美味しいけどね」って。

一転して愉しい親娘3人での誕生会も終わり、三女は生徒さんの元へ、その後3時頃まで長女とは花の話など尽きなかった。
嬉しい、有難い誕生日であった。


関東大震災の日

2008-09-01 15:34:47 | 

何度も咲いてくれる真っ赤なバラ  おくらの花

今日、9月1日は85年前関東大震災のあった日である。
午前11時58分頃、大きなお腹を抱えた臨月の母のお腹の中にいた私、揺れ返しの続く恐ろしさも感じずにその5日目に産まれたのであった。
昼食時であったため何処の家庭でも火を使っていたから、倒壊によって火事が起こり多くの死者を出したと聞く。

家は千葉県市川であったため直接被害を受けた訳ではないが、軍医であった父の病院に東京から怪我を負った人が詰めかけ一ヶ月程家に帰れなかったそうだ。その間に私は産まれたのだから出生届も出来なくて、届けに行った時に相当の罰金を取られたそうだ。
以後、私は震災と共に歳を重ねているのだ。

関西大地震はじめ方々で地震による被害を出しているが、何処でもめげずに被害から立ち直っている。そのたくましさは何処からくるのであろうか。その力はたとえ様もなく凄い事だと思う。

今日も一日蝉の声を聞きながら、何事も起こらぬのどかな初秋を送れた幸せを噛み締めている。