968、99均

昨日100円ショップに行ってホルダーなどのオフィス用品を買ってきました。
1960年代からスーパーやデパートなどの一角で100円均一のコーナーを設ける店もありましたが、現在のような店ができたのは80年代後半です。
ニューヨークには99セントショップがあります。
いつごろできたのかは分かりませんが、ニューヨークのあちこちにあります。
私がよく利用したのは、タイムズスクエアの42ndストリートと7thアベニューの角（南西）の店で、70年代後半にはすでにありました。
タイムズスクエアは再開発によって大変身し、現在そこにはありません。
「615、42nd Street」を参照
写真の99￠の下にALL（一部見えない）とありますが“全て99セント”という意味です。

967、ヒーローも走る

7日（日）、ニューヨーク・シティ・マラソンが行われました。
ニューヨーク市を構成する5つの区（ボロー）すべてを走り抜ける世界最大級の市民マラソンで、市民ランナーを含む約4万5000人が参加しました。
男子は初マラソンのゲブレグジャベル・ゲブレマリアム（エチオピア）が2時間8分14秒、女子はエドナ・キプラガト（ケニア）が2時間28分20秒で、ともに初優勝でした。
アフリカ勢強し。
「66、ニューヨーク・シティ・マラソン」を参照

2時間3分59秒の男子マラソンの世界記録を持つ、ハイレ・ゲブレシラシエ（エチオピア）はひざ痛で途中棄権し、現役引退を表明しました。
5000mと10000mの元世界記録保持者でもあり、ラストスパートの切れは抜群で、あっという間に他の選手を抜き去り、ゴールしてしまいます。
圧倒的な強さを誇り、10000mで世界陸上4連覇、オリンピック2連覇。

今年の大会で話題をさらったのはチリの鉱山落盤事故から救出された作業員エディソン・ぺニャさんでした。
ぺニャさんは地下に閉じ込められていた間、健康維持のためにジョギングしていたことから「ランナー」というあだ名で呼ばれ、主催者からの招待で参加しました。
途中、鉱山でけがをしたひざの痛みに顔をゆがめながら走り、沿道の人々から大きな拍手を浴びて5時間40分で見事に完走しました。
ペニャさんは「痛みを感じたが完走することができた。人々に痛みを乗り越えることができることを知って欲しい」と話しています。

「955、街路樹も紅葉」で11月7日まで夏時間、と書きました。
この日は夜中の2時に夏時間から冬時間になり、時計の針を1時間遅らせます。
普通土曜の夜寝る前に時計を調節します。
毎年日本から多くの人がニューヨーク・シティ・マラソンに申し込みますが、出場できるのは500人です。
冬時間は1時間遅らせるので集合時間に遅刻する人はいないと思いますが、これが逆だったら慣れない日本人は大変だと思います。

写真はスタッテン島を出発したランナーたちが走るベラサノ・ナロウズ橋で、スタート直後の橋の上は人、人、人の波です。

966、平松農園

TBSテレビ開局60周年記念の5夜連続ドラマ「99年の愛～JAPANESE AMERICANS～」が昨夜終了しました。
単身アメリカに渡った平松長吉が苦労の末手に入れた農園（HIRAMATU FARM）を失い、強制収容所に入っていた一家。
終戦を迎え日本人は開放されますが、それから再び苦難の道が始まります。
しかし、日系人は逞しくアメリカに根を張って生きていきます。
多くの日系人はかつて、シアトルに日本人街を作って肩を寄せ合って住んでいました。
終戦後多くの日系人は他の地域に移り、シアトルに再び日本人街が作られることはありませんでした。
「807、日本人街」を参照

平松家は長吉とその長男一郎を亡くします。
残された、とも、次郎、しのぶ、の3人はかつての自分たちの畑を見に行きますがそこは荒れ果てていました。
そこでかつて自分たちを迫害した、現在の農場主ジェームスに会い農場を返してくれるよう懇願します。
その場では断りますが、テキサス出身のジェームスは、一郎が所属する日系部隊442がナチスに包囲されたテキサス部隊を救出したことを知り、快く農場を返します。
前夜までの4話があまりにもアメリカ人を悪く描いていたので、救われた気分になりました。
5月にシアトルに行ったとき、郊外を車で走っていると綺麗な田園風景が広がっていました。
ドラマの平松農園を見たとき、シアトルの風景が目に浮かんできました。
写真左は平松農園、右は5月にシアトルに行ったとき撮ったものです。

965、エースを狙え

ドラフト会議で１位指名の早大の斎藤佑樹選手は6日、日本ハムの山田正雄ゼネラルマネジャーらの指名あいさつを受け、背番号18を用意していると伝えられ、「プレッシャーも感じるが、それに負けないようにやりたい」と、新しい舞台での活躍を誓っていました。
18番は「エース」番号と言われているので、エースを狙ってがんばってもらいたいと思います。

「957、ハンカチ世代」で斉藤選手は運のようなものを持っているように感じる、と書きました。
甲子園での劇的優勝。
早稲田大学野球部第100代キャプテン。
100代目という数字も特別な意味があるように感じます。
学生最後のシーズンでは王手をかけながら慶大に連敗し、50年ぶりの早慶優勝決定戦を演出し神宮球場は超満員でした。
8回1死までノーヒット・ノーランに抑える力投で勝利し、学生最後のシーズンを優勝で飾りました。
話題と感動を与える選手です。
本人も「記憶に残る選手になれればいいな」と抱負を語っています。
日本ハム入団でプロ野球も盛り上がるでしょう。
すでに北の大地は斎藤効果が出ていて、札幌ドームの年間シートの問い合わせは例年の10倍を超えているそうです。

964、99年前のシアトル

TBSテレビ開局60周年記念ドラマ「99年の愛～JAPANESE AMERICANS～」の3夜目が昨日放映されました。
日米開戦により日系人は強制収容所に送られます。

写真は1915年に撮られたシアトルの風景です。（上）
下左はドラマの1夜目（3日）でアメリカに渡った長吉が最初に目にした風景で、2夜目の日米開戦直前に長吉の娘2人が家族と別れ日本に渡るとき、シアトルから離れる船上から見た風景です。
下右は今年5月に撮ったものです。
3枚ともほぼ同じアングルです。
「862、フェリーからの眺め」を参照

963、米中間選挙

オバマ米大統領は3日、与党民主党が歴史的大敗を喫した2日の中間選挙を受けてホワイトハウスで記者会見しました。
政権が進めた景気対策や雇用回復策を「国民が実感できないでいる、責任は大統領である私にある」と述べ、高失業率や財政赤字の拡大に対する米国民の不満が敗因であることを認めました。
2年前の大統領選で「チェンジ」をスローガンに掲げ、熱狂的な支持を受けたオバマ大統領ですが期待した変化は見られませんでした。
無党派層のオバマ大統領への支持率は40％まで落ち込み「オバマ離れ」が顕著にみられました。
上院は辛うじて民主党が過半数を維持しましたが大幅に議席を減らしています。
下院は共和党が多数派を占め、議会の「ねじれ」現象が起こり、議会運営が難しくなりました。
医療保険制度や温室効果ガスの大幅削減を盛り込んだ温暖化対策法案など、大統領が推進する政策課題の実現は困難になり、共和党との妥協が必要になってきます。
今後中道寄りに軌道修正することが予想され、選挙の大勢が判明した2日深夜、上下両院の共和党指導者に電話で協力を要請しています。

2012年の再選に向けて待ったなしの戦いが始まります。
中間選挙で敗北しても、2年後に再選を果たした大統領は多くいます。
レーガン大統領は82年の中間選挙で大敗しましたが2年後に再選されています。
クリントン大統領も94年に共和党が下院を制しましたが再選を果たしています。
一方、ジミー・カーター大統領は就任直後は66％と高い支持率でしたが、経済政策の失敗などで再選はなりませんでした。
オバマ大統領が2年後に再選を果たすには、やはり景気回復が最大の課題になるでしょう。
「684、支持率急落中」を参照

962、99年の愛

昨日（3日）、「99年の愛～JAPANESE AMERICANS～」が始まりました。
TBSテレビ開局60周年記念として、同局系列で11月3日 ～ 11月7日の五夜連続放送されるテレビドラマ特別番組です。
99年前にアメリカへ渡った日系移民が、働くため、生きるために、人種差別や戦争による逆境・苦悩を乗り越え、生き抜く家族の“愛の物語”です。
海を渡った99年前から現代までの99年間が描かれています。
1日目の昨夜は主人公の平松長吉（草剛）がアメリカに渡り、写真花嫁“とも”（イモトアヤコ）を迎え、長男（一郎）誕生、家と農場を取得するまでを描いていました。
当時は反日系感情が強く、やっと手に入れた家を焼かれたり、初回から波乱の展開で、苦難の道が待ち受けていることが想像されます。

上の写真左は写真花嫁たちがイミグレーションを通過し、相手と初めて会うシーンです。
長吉が持つ写真は“とも”の姉のもので、相手が見つからず皆が去った後2人がお互いの相手だと分かった瞬間です。（右の写真）
“とも”の姉は花嫁としてアメリカに渡る予定で写真を送りますが、土壇場で気が変わり妹が代わりに行くことになります。
姉の写真は美人、妹は“イモト”的顔で大分違います。（バラエティのイモトしか見たことありませんでしたが、味のある演技でこれから女優としても楽しみです。）
当時は同じようなケースも多くあったと思います。
最も、現在でも見合い写真と実際の顔は同じ人でも大分違いますが。
下の写真は船から下りた花嫁たちがイミグレーションに向かうところで、銃を担いだアメリカ兵が両側で見張っています。
私が想像したとおり、エキストラが映っているシーンは5分くらいでした。
「757、エキストラ」を参照


TBSのオフィシャルページ
http://www.tbs.co.jp/japanese-americans/

961、3ショット

「959、スポーツの秋」で大リーグのワールドシリーズが行われている、と書きましたが、
サンフランシスコ・ジャイアンツ（ナショナル・リーグ）が4勝1敗でテキサス・レンジャーズ（アメリカン・リーグ）を下しワールド・チャンピョンに輝きました。
これはニューヨークに本拠地を置いていた1954年以来56年ぶりで、6度目のワールドシリーズ制覇です。
ジャイアンツは1958年にニューヨークからサンフランシスコに移転していますが、移転後は1度もワールドシリーズ制覇はありませんでした。
相手のレンジャーズは1961年にワシントン・セネタースとして発足、1972年にテキサス州アーリントンに移転し、テキサス・レンジャーズと改名しました。
発足当初から弱小球団としてその歩みを続け、球団創設50年目で初のワールドシリーズ進出でしたが、初出場、初優勝はなりませんでした。

レンジャーズの本拠地レンジャーズ・ボールパーク・イン・アーリントンで行われた第4戦の始球式はブッシュ元大統領が務めました。
就任9ヶ月後に起きた米同時多発テロ以後は、アフガン、イラク戦争の泥沼化によって任期中の8年間は戦争に振り回された感じがあります。
この日のブッシュ氏は隣に父であるブッシュ元大統領を乗せ、自らグランド・カーを運転して、マウンドに向かいます。
終始笑顔で投球ホームも力強く、ボールにも勢いがありました。（下の写真。ボールを受けているのはライアン）
野球好きで知られ、レンジャーズの共同オーナーを務めたこともあり、応援する姿は野球少年のようにはしゃいでいました。
大統領退任後は公の場にはあまり姿を見せませんでしたが、重圧から開放された感じです。
「259、2つのWhy（なぜ）？」を参照
上の写真は父ブッシュ、ノーラン・ライアンとの3ショットです。



＊ノーラン・ライアン：最速101マイル（約163km/h）の速球を武器に三振の山を築き、通算5714奪三振の大リーグ記録を持っています。
メッツ、エンゼルス、アストロズなどを経て 1989～1993年はレンジャーズで活躍し、現在テキサス・レンジャーズの球団社長兼共同経営者です。
私がアメリカにいた頃活躍した選手で、その投球ホームは今も鮮明に覚えています。

960、歴博

「808、JAPANESE IMMIGRANTS」で、国立歴史博物館に近々行こうと思っています、と書きましたが先日行ってきました。
この日はあいにくの雨でした。（上の写真）
TBS開局60周年記念ドラマ、「～99年の愛～JAPANESE AMERICANS」が明日（3日）から始まりますが、その前に行こうと思っていました。
いろんな展示品があり当時の様子が偲ばれ、記録映画も流されていました。
下の写真は打瀬網漁に使われていた船の模型です。
近海漁業用の木造船で内燃機関を持っていなかったそうです。
このような小さな船で太平洋の荒波を渡った人々は、それこそ命がけだったと思います。
「757、エキストラ」で私が持ったものによく似たカバンもありました。

959、スポーツの秋

この時期アメリカではプロスポーツが盛んで、MLB（大リーグ）のワールドシリーズが行われています。
NFL（プロフットボール）は第8週目に入り中盤の熱戦が展開されています。
NBA（プロバスケットボール）、NHL（プロアイスホッケー）も開幕しました。
四大スポーツが全て行われるのはこの時期だけです。

市民スポーツも盛んでゴルフ、テニスなどを楽しみます。
セントラルパークなどの公園ではジョギングを楽しむ人が多く、11月の第一日曜日（今年は7日）にはニューヨーク・シティ・マラソンが行われます。
「66、ニューヨーク・シティ・マラソン」
「222、ニューヨークのテニスコート」を参照