ニューヨークの想い出

ニューヨーク生活20年間の想い出を書いていこうと思います。

757、エキストラ

2010年04月06日 | Weblog
今秋放映予定のTBS開局60周年記念ドラマの撮影が昨日行われ、エキストラで参加しました。
橋田壽賀子さん脚本、草なぎ剛さん、仲間由紀恵さん主演の5夜連続ドラマで、題名は「JAPANESE AMERICANS」です。
100年前にシアトルに渡った日系移民の家族の物語で、草なぎさんは日系移民2世の男性とその父親役で、初の2役を演じるそうです。
昨日のシーンは1920年ころの設定で、移民2世(1世も?)の男性50人に嫁ぐ日本人女性50人がシアトルのイミグレーション(移民局)の審査を受け、アメリカに入国し初めて対面する場面でした。
花嫁たちはまだ見ぬ相手の写真を手に、アメリカに渡ります。
当時は船で1ヶ月くらいかかったそうで、その間彼女たちの胸中は期待と不安でいっぱいだったと思います。
当時、アメリカや南米に多くの日本人が移民として渡りましたが、大変な苦労があったようです。
50人の花嫁には50のドラマが待ち受け、波乱の人生を送ったことが想像されます。
私は彼女たちと同じ船で渡米する男性の役で、着物を着て下駄を履き、手には古ぼけた四角のスーツケースを持っていました。

前日、友人から「ドラマのエキストラを募集しているが人数が足らないので出られないか?」、というメールが入り、どんなドラマかも知らず撮影現場に行きました。
撮影現場を見たら正面に「WELCOME TO SEATTLE」とあり、びっくりしました。
シアトルはニューヨークに次いで思い出深い町です。
老若男女400人位のエキストラが日本からアメリカに渡る人、アメリカ側で待つ人などに分かれました。
朝8時に集合し当時の衣装に着替え、9時から撮影が始まり、終わったのが2時頃でした。
船から降りてイミグレーションに向かう場面と、イミグレーションを通過して迎えの人たちと対面する、2つの場面が撮られました。
この間休憩なしで5時間の撮影で、春休みということもあって子供も多く、空腹と疲れでたいへんのようでした。(撮影終了後弁当がでた)
テストと本番でそれぞれ10回以上撮りましたが、放映されるのは5分くらいでしょう。
シアトルにはアメリカにいるとき何度か行きましたが、イミグレーションを通過したのは3年前が初めてでした。(いつもニューヨークのケネディ空港で入国)
このときは勿論飛行機で行ったので空港内のイミグレーションでしたが、昨日の場面と同じような感じでした。(建物は近代化されていますが)
3、根こそぎ
4、スターバックス1号店」を参照

写真はイミグレーションの撮影現場で、現在は使われていない古い工場跡で行われました。(床はぼろぼろ)
青い3つのブースにそれぞれ2人の審査官がいてパスポートをチェックし、スタンプを押します。
当時のパスポートはB5サイズ位の用紙1枚だったようです。
写真の奥から入国し、手前には迎えの人が大勢いました。
5月にシアトルに行くのでイミグレーションを通過します。
644、私事ですが」を参照

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