ニューヨークの想い出

ニューヨーク生活20年間の想い出を書いていこうと思います。

5093、穏やかな隣人

2022年02月07日 | Weblog
3日午前0時30分ごろ、シリア北西部イドリブ県アトメに住むマハムード・シェハデさんは、ヘリコプターの飛行音を聞き、嵐が来たのかと勘違いし、空模様を確認しようと屋外に出てと仰天しました。
複数のヘリが隣家を囲み、上空からスピーカーで『投降せよ、この家は包囲されている』と大声で呼び掛けていたのだ。
米軍の特殊部隊が急襲作戦を実行した家にはイスラム過激派組織「イスラム国(IS)」最高指導者のアブイブラヒム・ハシミ・クラシ容疑者が潜伏していました。
クラシ容疑者は作戦中に自爆し、女性と子どもを含む家族を道連れにしました。

オリーブの木に囲まれた家に住む隣人が「IS」の最高指導者だったと知り、衝撃を受けています。
家主のモハメド・シェイクさんも驚いた一人で、クラシ容疑者をタクシー運転手だと思い込んでいました。
11か月前からこの家に住んでいて、いつも自分で家賃を支払いに来て「おかしなところはなかった」という。
最後に見かけたのは、シェイクさんが家の近くでオリーブの実を収穫している時で、クラシ容疑者がコーヒーを持ってきて、座って話をしたという。
いつも同じズボンにシャツ、ベスト、そしてヘッドスカーフを身に着けて「穏やかでおおらかで、快活な人」だったという。
シェイクさんは家が破壊されたことに怒りを隠さず「正体を知っていたら、絶対に家に住まわせなかったのに」と話しています。
クラシ容疑者は「破壊者」の異名を取り、残虐なことで知られ、2014年にISがイラクで少数民族ヤジディーの人々を大勢殺害し、奴隷にした際に主要な役割を果たしています。
ISについては「2864、2016年」「2578、チュニジアで」「2567、ひな祭り」「2373、対テロ戦争」などを参照