ニューヨークの想い出

ニューヨーク生活20年間の想い出を書いていこうと思います。

1984、タバコ・アレルギー

2013年08月21日 | Weblog
日本禁煙学会は現在公開中の映画『風立ちぬ』での喫煙描写について苦言を呈しました。
「現在、我が国を含む177か国以上が批准している『タバコ規制枠組み条約』の13条であらゆるメディアによるタバコ広告・宣伝を禁止しています。この条項を順守すると、この作品は条約違反ということになります」、というものです。
これに対し、ネット上では「ひどい」、「おかしい」と、禁煙学会への批判の声が多数上がっています。
当然でしょう。
こんなことを言うのだったら時代劇は上映できません。
時代劇で刀を使うのは銃刀法違反。
日活の映画も銃を使っていました。
ここまでヒステリックになると禁煙学会というよりも、タバコ・アレルギー学会です。
もちろん、タバコは吸わない方が良いですが。
私も20歳でタバコをやめ、レストランでも禁煙席に座ります。

私はまだ映画を見ていませんが、『風立ちぬ』の時代はタバコを吸うのは一般的で、成人男性の9割近くが吸っていました。
時代考証から見てタバコを吸うシーンもあると思います。
私が学生の頃もタバコは当然で、吸わないと変人に見られていました。
1421、20%切る」を参照

脳科学者の茂木健一郎さんはツイッターで、「禁煙を推進したい人は、自身で広報活動、Public Relationsに精を出せばよい。誰もそれを止めない。しかし、他人が作った映画の表現、違う時代の場面の描写にまで口を出す権利があると思うのは、勘違い。禁煙ファシズムだと言われても仕方がない」と言ってます。
他のネットユーザーからも批判が殺到しています。