ニューヨークの想い出

ニューヨーク生活20年間の想い出を書いていこうと思います。

1292、日本人大関誕生

2011年09月29日 | Weblog
日本相撲協会は28日、関脇琴奨菊(27)の大関昇進を決め、直ちに昇進を伝える使者を佐渡ケ嶽部屋に送りました。
使者が「満場一致で大関に推挙されましたことをお伝えいたします」と述べると、琴奨菊は「謹んでお受けいたします。大関の地位を汚さぬよう『万里一空』の境地を求めて、日々努力、精進いたします。」と口上を述べました。
これは宮本武蔵の「五輪書」に書かれている、一切の迷いのない状態を意味する言葉です。
(写真はNHKニュースより)

魁皇が引退してから日本人大関はいなくなりました。
横綱・大関に日本人が一人もいない状態は国技として寂しいものでした。
日本人大関は2007年名古屋場所後の琴光喜以来4年ぶりで、福岡県出身の大関は2000年名古屋場所後の魁皇以です。 
11月に行われる九州場所は地元福岡での凱旋場所になります。
ここでさらなる飛躍を遂げ、横綱への足掛かりを築いてもらいたいものです。
琴奨菊は身長179センチ、体重174キロで、得意は左四つ、がぶり寄りです。
琴奨菊を見ていると、先代佐渡ヶ嶽親方(第53代横綱・琴桜)に体型も相撲の取り口も似ている感じです。

八百長問題などで存亡の危機に立たされた大相撲に、久しぶりの明るいニュースです。
大器と言われながら勝ち越すのがやっとで、なかなか大関のめがでなかった稀勢の里も一皮むけ、九月場所(秋場所)で12勝3敗の好成績を挙げました。
来場所は大関とりに臨みます。
相撲界にとって希望の灯が見えてきました。
1287、座布団舞う」を参照