ニューヨークの想い出

ニューヨーク生活20年間の想い出を書いていこうと思います。

1267、ナマズだけじゃない

2011年09月04日 | Weblog
先月23日、米東海岸でM5.8の大きな地震が発生し、首都ワシントンDCでもワシントンモニュメントにヒビが入るなどの被害がありました。
1258、米東海岸で地震」を参照

昔からナマズは地震を予知すると言われますが、ナマズだけではありません。
ワシントンの国立動物園の人気者、オランウータンの「アイリス」(上の写真)は、普段はおとなしい性格ですが地震の前に冷静さを失い、異常な行動を起こしたそうです。
ゴリラは悲鳴をあげ、動物園内は遠ぼえと叫び声で満たされ、 ヘビはのたくり、 ビーバーは池へ飛び込みました。
地震のとき、最初は比較的弱く動きの速いP波が来て、そのあと強力なS波が来ます。
動物はP感じるようですが、人間はP派を感じないので地面が揺れるまで分かりません。
人間も動物なのに?
動物たちが地震の15秒前から騒ぎ出したのは、P波がS波の15秒前に到達したと考えられます。
他に、空気中のイオン濃度の変化を敏感に感じているなど諸説あり、正確には解明されていません。
2009年の地震(イタリア)ではヒキガエルが何日か前に高い所に避難したそうで、P派以外の何かを感じたのか?
自然界の動物たちは生き残るため敏感ですが、人間は進化と共に鈍感になっていったのかも知れません。

ナマズならぬ「どじょう宰相」には危機(いろんな危機がある)をいち早く察知し、的確な行動を期待したいものです。
どじょうに地震予知能力があるか分かりませんが?