ニューヨークの想い出

ニューヨーク生活20年間の想い出を書いていこうと思います。

1277、記者って!

2011年09月14日 | Weblog
野田内閣発足後9日めで鉢呂経産相が辞任しました。
福島原発視察後の「死の街」、「放射能をつけてやる」、などの不適切な発言がつづき、野党だけでなく与党民主党内からも辞任を求める声が上がっていました。
一時は続投に意欲を見せていましたが、結局辞任に追い込まれ、「一連の発言で国民の皆さん、とりわけ福島県民の皆さんに多大の不信の念を抱かせ、心からおわび申し上げます。」と謝罪しました。
辞任は仕方ないことですが、辞任会見での記者のなかには「この人はヤクザ?」と思わせる人もいました。
「説明しなさい」と命令調で発言し、「何を言ったか説明しろって言ってんだよ!」と怒鳴っていました。
これには同席していた記者も「どこの社だ」と驚いていました。
確かに「死の街」や「放射能をつけてやる」などの発言は許されるものではありませんが、記者の態度はますます傲慢なものになっています。
自分たちは正義の味方で、悪者を懲らしめている、とでもいう意識があるのか、言葉尻を捉え怒鳴ったりするのは以前から気になっていました。
取材のためには思い切った質問は必要ですが、そこには自ずと節度があります。
写真は10日夜行われた鉢呂経産相の辞任会見で、怒鳴る記者の方を振り向く他の記者。

震災直後の避難所では、食事をしたり布団に横になったりしている人に、突然カメラやマイクを向ける記者もいました。
「今、必要なものは何ですか?」という質問に、「休みたい、早く向こうへ行って!」と答える人もいました。
もちろん、非常識な記者は一握りでしょうが、最近目立ちます。