ニューヨークの想い出

ニューヨーク生活20年間の想い出を書いていこうと思います。

676、どこまで続く競争

2010年01月14日 | Weblog
今月4日に世界一の超高層ビル「ブルジュ・ハリファ」(828メートル)が完成したばかりですが、今度はサウジアラビアの富豪が高さ1000メートル超のビルを計画しています。
クウェートも1000メートルを超えるビルを建設する計画があり、世界一の座を争う競争は止めを知りません。
このニュースを聞いたとき、「バベルの塔」が浮かびました。
私はクリスチャンではありませんが、「バベルの塔」の話は聞いたことがあります。
旧約聖書の「創世記」に登場する巨大な塔で、人間が天にも届くような高い塔を築き始めます。
それを見た神は、その驕りを怒り言葉を混乱させて建設を中止させ、人々を全地に散らした、という逸話です。
現在の世界の混乱、人間の驕りを感じます。
このバベルの塔は現在のメソポタミア地方に実際に存在したとも言われていて、その基盤の跡が残っているそうです。
しかし、「バベルの塔」という言葉は空想的で実現不可能なことの比喩的に用いられることが多く、人間の傲慢を意味する言葉としても使われます。