ニューヨークの想い出

ニューヨーク生活20年間の想い出を書いていこうと思います。

675、マーク・マグワイア

2010年01月13日 | Weblog
元大リーグの強打者で、シーズン70本のホームランを記録したマーク・マグワイア氏が現役時代に筋肉増強剤のステロイドを使用していたことを認めました。
カージナルスに所属していた1998年、当時のシーズン最多記録である70本塁打を達成しましたが、この年にもステロイドを使用していたようです。
これは1961年にヤンキースのロジャー・マリスが記録した61本を大幅に上回る驚異的な記録で、史上初の70本台到達でした。
この記録は2001年にバリー・ボンズの73本塁打に破られています。
その後70本を超えるホームラン記録は出ていません。
大リーグは2004年から禁止薬物の使用に対する罰則を導入しましたが、90年代は野放し状態でした。
しかし、現場復帰にあたって道義的な責任から当時のことの説明を求める声が高まっていました。
マグワイア今季から古巣カージナルスの打撃コーチに就任することになり、過去のステロイド使用を認める意思を固めたようです。
同氏は声明で「愚かな過ちを犯した。謝罪する」と述べています。
薬物にもいろんなものがあり、どこまで制限するか難しいところもあります。
マグワイア、ボンズ、カンセコ(下記)等は当時から薬物疑惑が取りざたされていました。
薬物疑惑はその後もあとを絶ちません。

マグワイアはオークランド・アスレチックス(1986 - 1997) 、セントルイス・カージナルス(1997 - 2001)の2球団で活躍しましたが、私の印象に残っているのはホセ・カンセコ(キューバ出身)とのコンビでアスレチックス黄金時代を築いた頃の姿です。
196cmの長身、長い足を内側に折る独特のホームで低めのボールをすくい上げ、特大のホームランを打っていました。
写真はアスレチックス時代のマグワイア。