AD際族

コロナ共存の広告表現の近未来観

矛と盾

2017-07-29 12:28:03 | 諸先輩の言霊



NHK クローズアップ現代 「電通の働き方改革」辞めた頃を思えば、随分と風通しは良くなったはず。でも悲劇は起きてしまった。
と言いますか、本当の所は解らない。
資本主義経済のこんな時代でも、少しでも業績を伸ばさなくてはいけない事。汐留に移てから「普通の会社になる事を目指していた。」新聞社も雑誌社もラジオ局 テレビ局 創世記は労働時間など、滅茶苦茶だったろうと思う。中途入社の私でも先輩の営業局員と取っ組み合いの喧嘩もしたが、今はそう言う事はあり得ない。上場して株主第一に考えたのも判るが、その分 社員への繋がりも希薄となってしまった。先輩が後輩特に若手社員を育てる環境は大半が自分の事だけで精一杯になってしまった。
広告屋と言う怪しげな商売が、日本の高度成長期に上手く合致し、世界の名だたる広告代理店の仲間入りをし、大企業へと伸し上っていった。仕事の仕方を改革しなくてはいけないのだが、問題はクライアントにもある。
電通社員は本当にクライアントには尽くす。





そういう社風があり、だから良い意味で「鬼十則」があったのだ。読んでみれば四代目吉田社長の電通を説いたフィロソフィーでもあった。ただ 「不寛容」になってしまった今の世の中で受け入れられないのかもしれないが、、、、、。強いて言えば「裏十則」が蔓延ってきたのかもしれない。
デジタルの時代となり、競合が以前より増えて、「明日競合プレゼンだけど参加する。無理であればいいよ、、、。」みたいなクライアントも相当数多くなった思う。
悪い意味、電通社員の「クライアントへのマインド」を逆手に取られたかもしれない。
クライアントにはデジタル化=直ぐできると言う間違った考え方もする方々も多い。
クリエーティビティやマーケティング戦略、媒体戦略を構築するのに時間はかかるものだ。こういう惡き習慣が通じなくなってきたのだろう。
作業毎にコントラクト(契約書)を交わす。これは重要な事だったと思う。googleなどは社内の食事を無料にしている。残業をなるべくなくし、そういう分 福利厚生で対応していく事が必要だろう。
再度 広告業界をせんたくしないと、、、。
欧米の大手代理店からも並び称される電通なのだから、広告の質は追いついた。後は経営側のバックアップしかない。

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