ウヰスキーのある風景

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ISHIMURAから

2011-01-28 | 雑記
およそ一年と少し前、バットマンの動画のエンディングでリクエストを募った所、やりたかったのだがすっかり忘れていたゲームを提示された。

その名は「Dead Space」。敵も主人公も血みどろのグチャグチャになるせいか、日本やドイツでは正式に翻訳されたものが発売されることがなかった曰く付きの品。

それを購入してからおよそ一年が経った。新たな戦いが、戦いというより地獄が幕を開いたようで。「Dead Space 2」(リンク先は英語)がついに発売された。

動画にするのが早いといえば早いのだが、別の分もあるので、おまけでちょっと収録するかもしれないが、とりあえず写真だけごらん頂く。
小さな写真(サムネイルという)をクリックすると、本来の大きさの写真が現れる。ただし、ワイドスクリーンの大きさ一杯で撮影したものなので、お使いのモニターによっては入りきらなかったりする。ご注意を。


アイザックさんの素顔と立ち姿。



あまり戦闘シーンは撮れなかった。一度動画にしておけば細かく撮れるが、気にする人はたぶん少ない。



艦内で指名手配中の模様。



怪しげな雰囲気の広場。



この先は感想になっているので、どうでもよい人は無視すること。


しばらくプレイをしたが、PCのスペック要求は前とあまり変わってない(というかまったく同じレベルだった)のに、一段ときれいになった気がする。とはいえ、以前のモニターとは違う上に、あの時は動画撮影用に解像度は下げていたはず。おそらく、同じかそれ以上になったと思われる。家庭用ゲーム機二種類のほうも安心できるレベルになっているのかもしれない。

ストーリーは、先ほどどこかで読んだところによると、主人公は前作の事件の時の記憶がなくなったとかいう話だった。それだけではないかしらんが、顔つきがちょっと違う。前より若返ったような印象を受けた。

始まってすぐに窮地に陥って走り回ることになるというのは前作の時と同じ。ただ、前より脅かすところが増えているのと、化け物以外の姿(生存者がいるがほとんどがどうなるかはお察しください)や、さらに派手になった演出による窮地の脱し方など、予想通りだったとはいえ、怖くなっている。ちょっともたつくと死んでしまうところも増えたような気がするが、その辺りはゲームということで。
あと、前作はエンジニアという設定らしいところがなかったな、と思い出させるところがあった。機械に手を突っ込んで微調整してコードを切断するという、プレイ側の操作が必要なミニゲーム的な障害があった。なんとなくエンジニアっぽいと思ってしまった。

前作のPC版は、マウスでの操作をわざとしづらく作ってあったようで、歩いているときのカメラの動きと、武器を構えた時のカメラに違いがあった。今回はそれがなくなって、PC向きのデザインになったという。簡単になったかと思ったが、さすが今回は舞台が広いため、敵が押し寄せてくることがあり、油断するとあっという間に殺されてしまう。この辺りはマウスでの操作向上とを併せて鑑みて、丁度よい難易度になったのではないかと思った。

今回は面白いことに、オンラインでのマルチプレイが出来るようになっている。主人公とほぼ同じような武装の人間側と、ゾンビもどきのネクロフォームに分かれて陣取りゲームのような感じで争う。

最初はどちらかで一ラウンド終わったら次は残りの側で、とやるのが一セットらしい。

詳しく言うと、人間側はバケモノの邪魔にめげずに、敵が防衛している破壊対象を目指す。反対にバケモノは破壊されないようにがんばって人間を撃退する。それぞれ時間内に達成出来たほうが勝ち星を得る。

似たようなゲームはいろいろあるのだが、今回初めて触れた。バケモノになって人間に殴りかかっては殺されてリスポーンポイントから出撃しては殺して殺されて、というのは意外と面白かった。普段無慈悲に撃ち殺している側の気持ちが痛いほどわかった。バケモノ側は四種類から選べるのだが、復活のたびに違うものを選べる。ただし、復活までの待機時間がそれぞれ違う。

プレイが進めば、人間側の装備品を取り替えたりできるようになるとはいえ、本編と同じようにネクロフォームを撃ち続けるのではちと飽きが来る。決して新しい試みではないのだが、一つの試合にメリハリがついてよかった。気楽に出来るマルチプレイもそうだが、本編の出来も前作で慣れたと思わせないものがあり、「マルチが着くと出来が悪くなる」という最近よく見る傾向も杞憂だったのかもしれない。アマゾンあたりのレビューは見てないしあまり気にしていないが、とりあえず、無闇と心配していたのが馬鹿らしくなった。では、また。