台風が近づいていて朝から雨が降っています。
自営業としては、仕事になりませんので今日はのんびりしています。多分明日も雨でしょうから。
但し 台風が近づく直前は、中継所保守対策のために出張でしょうね。台風に向かって。
昨日 仕事の帰りに御坊市の本屋に立ち寄り 帰りがけに1題頭の中に入れて考えていました。
確か 成美堂出版の新しい詰将棋150題 羽生監修。(但し 作者は、関口勝男さん)
Amazonレビューにも作者は、後ろに小さく書いてあるだけですが、監修者なんてあまり気にしていないので作者名を書いてくれた方が
ずっといいと思っている。多分監修なんてあまりきっちりしていないと思います。他の本ではっきりしましたから(笑)
でもこの本 パッと見いい本だったような気がしてきました。
その帰りがけに頭にいれた問題が次の問題です。(多分 こうだったと思います)
非常に簡素だから頭に入れやすく取りかかったが、非常によくできている。 車の運転中にもちらっと頭に浮かんだが運転中は危ないので家に帰ってから
ゆっくり詰ませた。
とはいえ 実は、頭に入れたあと 時間が経っていて いろいろ仕事の雑用が終わってから頭の中に再現したとき 駒の配置は大体覚えていたのですが
3三の竜が飛車だったかちょっと記憶不明瞭になって飛車で考えると詰みません。そこで3一の歩が香車だったかなと考えるとこれは、2手目△1二王の変化が中心になって詰むことは詰むんですが余詰だらけなので違うと却下し 3三を竜にすると上図のような詰将棋になりこれは りっぱな作品になっているので正解と考えました。
やっぱり3三は、竜だったかという結論に達しました。
15手詰です。手数の割に難しくないですが5手目にちょっとしたポイントがあります。
そういうことを考えて詰ませているうちに少し別の筋がひらめきましたので、詰将棋を作ってみました。
余詰消しって結構難しいんですね。あれこれしているうちに駒が増えてきてしまいました。簡素につくるのは難しい。
上の関口さんの作品も同一作にチェックをデータベースでしましたが出てきませんでしたので、何とも言えませんが一応同一作チェックはしました。
まあ三輪さんのおだてられ木に登るではありませんが駄作を作ってみました。筋としては、実戦で生じるごくありふれたものですけど。
収束部分は、やはり華麗にはいきませんねえ。 やはり詰ますほうがあっていそうだ。
そのあと詰将棋作家の三輪さんから改作のコメントをいただきましたのでご紹介します。
こういう収束を実は、したかったのです。ただしこの作品 27手と長いので解説をいれます。
▲2一銀△同王▲3一馬△1一王▲1二香△同王▲2一銀△1一王▲2二馬△同王▲3二飛成△1三王(途中図)
まあ自作とここまでが同じ狙いで、ここからの収束がなかなかうまくいかなかったのですが三輪さんの収束を見てみましょう。
▲1二銀成△1四王▲2三銀△2四王▲3五竜△2三王▲4五角△1四王▲1三成銀△同王▲3三竜△1四王▲2三角成△1五王▲2四竜・・・まで27手詰
収束ってこんなにスマートにできるんですね。感心しました。
バビルさんの作は三輪さんがどのように改作するか楽しみです。
EOGさんあまり三輪さんにプレッシャーかけちゃだめですよ(笑)
収束をもっと決めようとすると大がかりになりすぎて残念しました。
自作の方は 収束ださくてもうちょっとかっこよく決めたいんですけど。
ほんと詰将棋創るのってやはり苦労します。
指し将棋の方がまだ楽ですね。
関口さんの作品の5手目からの銀捨てて歩の筋でぴったり詰んでいるのがいい筋でしたが、これを拝借するわけにはいきませんでしたので。
この形は31に捨てる駒がと金なら玉方12玉、22銀、詰方31と、33飛で持駒角桂の収束が理想です。
しかし、その手順の作品が既にあります。
31馬捨てで手数が伸びてよいなら次の図。
持駒 銀銀香
玉方 12玉、16と、22銀、35馬
詰方 33飛、36歩、53馬以上27手詰。
最後2手短く23龍迄の方が良いかもですが、駒数が増える。
収束はまずは短く決めるのが基本。
その点はバビル3世さんはセンスがあると思います。
次の作品を楽しみにしています。
詰将棋はすっと詰ませるとそうでもないんですが苦労するとときどきいろんな筋が見えることがありますね。
三輪先生の作品見て、なるほど3一の香は、手持ちでもいいんだ。なお収束鮮やかですね。
詰ますのにちょっと苦労しました。
これいい作品ですね。参考に載せさせてもらいます。
またふとひらめいた時に載せたいと思いますが、当分は紹介が多くなるかもしれません。