咲とその夫

 定年退職後、「咲」と共に第二の人生を謳歌しながら、趣味のグラウンド・ゴルフに没頭。
 週末にちょこっと競馬も。
 

親子鷹・・・川端寿し

2015-05-11 23:06:40 | グルメ
 
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 3歳馬のG1マイル戦「NHKマイルカップ」。
 そのレースをキッチリ的中して、気分よく出向くことを考えていた。
 うん、どこへ出向くの・・・ふっ、ふっ、ふ。
 当方の誕生祝と「母の日」記念で、久しぶりに“川端寿し”へ意気軒昂に出向くはずであった。

 ダノンメジャーが持ったままで直線に向いていたもので、よしよしとほくそ笑んでいた。
 と、ところが、直線の長い坂の中途あたりで、どうしたものか馬群に沈みはじめた・・ガックリ。(涙)

 それでも、予約を入れていた江戸前寿しの隠れし名店に向かった。
 昨夏、念願であった“川端寿し”発祥の地に戻ってきたとのこと。
 やはり、松江市末次本町がお似合いの店舗。

 昭和42年から46年、古きよき昭和の時代の大学生のころ。
 先輩に連れられて、先代がやっておられた川端寿しに来たことがある。
 その時代、寿しと云えば我が家の母が作ってくれる散らし寿し。
 あるいは、生まれ育った地域の押し寿しくらいしか食べたことがない。

 ・・・であるから、“プロの作った握り寿し”の美味しかったことが、生涯忘れられなかった。
 先輩が連れて行ってくれた握り寿し、後にも先にも、これほど美味しものは食べたことがないと、感激したものである。

 勤めるようになっていた頃、雀荘に通いながら時折り出前の川端寿しを食べていた。
 その頃、仲良くしてもらったのが、今の大将である。
 不思議にも家内は、職場にて大将が配達する寿しを食べており、大将をよく知るようになったらしい。
 それ故に40年近く前の新婚時代、出前の寿しを取り寄せた際。

 「お前ら、夫婦だったかや・・」が、大将の第一声であった。

 気風のいい女将(おかみ)さんと、2人の息子さんらと松江の南の方に支店を出していた。
 その頃も娘や息子、さらにそれぞれの連れ合いを連れて通ったものである。
 また、両親が元気なころは、家族でも通っていた。
 昭和の時代から見知っていた“気風のいい女将(おかみ)”さんにはご不幸があって・・・大将も長らく寂しそうであった。
 発祥の地に移転してから、とても元気で昔の大将に戻っており安心、あんしん。


(親子鷹の江戸前寿し)

 ところが、エライものである。
 現役をリタイヤし、年金生活一本になるとさすがに前のようには通えない。
 行くとトロで始まって、鉄火巻きで締めるフルコースのような定番の握りを食べるから・・・。
 とに角、どのネタも実に美味しい、トロ、イカ、ヒラメ、ハマチ、ウニ、アワビ、エビ、ウナギ・・・。
 我が家の息子は、ウナギが一番のお気に入り。

 「いっぺんに食べないで、少しずつ食べて来る回数を増やす方がいいが・・なぁ」とは、大将の弁。

  息子さん夫婦は・・笑っている。

 「そうですね、でも美味いから沢山食べたくなって・・」とは、当方らの弁。

 久しぶりにこちらに出向き、大将の元気な声を聞いて気分転換になった。
 競馬談義にも大いに華も咲いた。

 その競馬、大将の狙い馬は9番アルビアーノであったとか。
 相手は、4着と5着の1番アヴニールマルシェ、2番グランシルクさらに17番ニシノラッシュ、18番マテンロウハウスであったらしい。
 息子さんは、ワンコインで先の天皇賞(春)と同じく3連複を的中したとか。

 やるね・・・。

 次週は、大将と当方の番だね。
 お客さんもやって来られ、お腹も満腹の当方ら。
 若女将(おかみ)に見送られて帰途に着いた。
 満足、まんぞく。
 本日からは、質素倹約でいけるかな・・・どうであろう。

 そうそう、娘夫婦、息子夫婦が残念がるかな。(咲・夫)


(京店商店街の交差点・・斜め向かい)

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