咲とその夫

 定年退職後、「咲」と共に第二の人生を謳歌しながら、趣味のグラウンド・ゴルフに没頭。
 週末にちょこっと競馬も。
 

「犬神家の一族」(2018)

2018-12-26 22:30:35 | レビュー

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 一昨夜、フジテレビ系列で放送されていた「犬神家の一族」、探偵の金田一耕助を演じた役者さんは全く知らなかった。
 マルチな才能のある若い役者さんらしい。
 これまでも横溝小説の映画化、ドラマ化は多数であり、金田一耕助を演じた役者さんもたくさんいらっしゃる。
 もっとも雰囲気が似合っていたのではと思えるのは、市川崑監督作品の石坂浩二さんだったと思っている。
 知性あふれる探偵、その雰囲気を自然体で醸し出していた。

 同監督の映像美と独特の感性、それに見事に応えた石坂耕助・・・。
 また、ドラマの中心となる役柄を演じていた役者陣、ベテランから若手までの揃い踏みだった。
 
 このことが心の底にあるものだから、今回のドラマを見ながらついつい比較してしまっていた。
 
 今回のドラマでは、犬神家の当主・犬神佐兵衛を演じていた里見浩太朗さん、男前だからいささか不似合いにも思えた。
 三國連太郎さんが演じた佐兵衛は、不気味さが漂っていた。
 
 その養女・野々宮珠世の高梨臨さん、これは良かった・・・。
 犬神佐兵衛が溺愛していたとの役柄、清楚でしっかりした考え方を持っている雰囲気を存分に表現していたと思う。
 この女優さん、今年の大河ドラマ「西郷どん」に出演し、最後の将軍徳川慶喜(松田翔太)の側室・ふきを嫌見なくいい感じで演じていた。

 那須警察署長・橘重蔵の生瀬勝久さん、サラリーマンNEOの頃の笑える役柄が大好きだったが、今回もシリアスななかに思わず吹き出すような演技が光っている。
 この方が出てくると思わず見入ってしまう不思議な魅力がある。(笑)

 犬神佐兵衛の長女・松子を演じていた黒木瞳さん、笑い顔の中にも怖さを秘めた演技に注目。
 父・佐兵衛の遺言状を密かに見たことで、財産を我が子にすべて相続させようと鬼女となって画策する女を不気味に演じていた。

 試行錯誤の末に事件の真相に一早くたどり着く金田一耕助。
 その役柄、身体を張って演じている加藤シゲアキさんが、画面狭しと走り回っていた。
 一生懸命さがこちらにまで伝わってきた。
 現代社会の中で、戦後の混乱期の時代を活写するには、困難を伴うであろう。
 街並みとか、事件のあった時代背景などを細かく描写する難しさ、そのためか犬神家の室内でのシーンも多かった。
 
 「剣客商売・手裏剣お秀」とか、今回のドラマなどを懸命に制作しているフジテレビも頑張っているな・・・。
 時代劇も、もっと制作してほしい。(夫)


(出典:フジテレビ 公式HP抜粋)

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2 コメント

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Unknown (satochin)
2018-12-26 12:24:18
こんにちは!
ダブポチ行脚中です。

推理小説・・・
一時期はまって随分と本を読んでいました。

横溝さんも好きですが・・・
綾辻行人さんの方が謎解きが難解で面白く
読んでいた記憶があります。

犬神家・・・
きっと数多く見ていると思いますが、
お好きなんですねぇ~(●^o^●)

お馬さん・・・
思えば万馬券取った皐月賞と同じなんですね。
ここは戸崎さんと心中かな\(^o^)/
返信する
推理小説は・・・ (咲とその夫)
2018-12-26 17:06:27
 若い頃から松本清張、梓林太郎他をよく読みました。
 横溝正史小説は読んでいません。
 ドラマと映画のみです。
 
 今週は2歳馬が来年の飛躍を誓うレースですね。
 今年最後の競馬です。
返信する

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