17日、フジテレビ系列の番組で「会社辞める!!五月病我が子に過干渉な親達退職手続きは母親が・・・」との内容が放送されていたらしい。
らしい・・と、いうのも、この番組が終了後新聞の番組欄で見かけたから、見ることができなかった。
家庭教育荒廃の表れと思える内容のタイトルである。我が家では、いえいえ、普通の良識ある家庭では考えられない話。これほどまでに過保護な家庭教育が浸透しているものかと唖然とする。
就学前から、さらに小学校に上がると益々、様々な塾に通わす家庭が目立っている。例えば、「算盤教室」、「ピアノ・エレクトーン教室」、「公文」、「水泳教室」など1週間休みなしのスケジュールに追われるほど塾へ子供を預けている。
高校受験、大学受験となるとさらに進学塾など。しかし、そこに通う子供が素直に親の言うことを聞いて、通っていることが不思議なくらいである。子供の適正に併せた塾を選ぶべきと思うけど・・・。
と、いいながらも、我が家も二人の子に一通りの塾に通わせた。ところが、どれ一つとっても長続きのしないものばかり。「算盤教室」では、入り口で本に夢中になり肝心の算盤は上の空。「エレクトーン教室」もそれを購入してまで行かせるも、全く興味を示さない。そのほかの学習塾も同じであったから、結局、すべての塾を止めさせた。
ただ、二人とも祖父母の影響もあって、就学前から本を読むことに無我夢中になっていた。息子はファーブル昆虫記など、娘は歴史ものが大好きなので、たくさんの本を買い与えた・・・これが、二人の人間形成への財産になったらしい。
娘は歌舞伎役者「坂東玉三郎」が描きたいからと、美術系の大学へ向かった。そのための塾通いは、高校2年と3年の夏休みなどを利用し、関西方面にてホテル住まいで通わせた。地元では、日本画の先生のところで勉強。自分が選んだコースなので熱心に通っていた。
息子の方は、高校時代演劇に夢中になっていたが、好きな生物系の学びたい科目のある大学を選んだ。どうやら、幼少時代のファーブル昆虫記が一つのきっかけになっていたらしい。子供時代から、何かに集中すると回りが見えないことのある息子であったから、これでは将来サラリーマン生活はむりかも・・・と、家内とよく話したことを想い出す。
大学を選ぶ際に、家内があちらの方がいいと思うから、あちらの大学を進めると・・・。
「自分の人生、自分で決めたらいけないかね・・」と、息子がいった。その言葉に返す言葉もなく納得したと家内の弁。
ふすま絵を描いてくれた娘、絵の方は趣味にとどめている。今は某社の総務部の役職について、バリバリ仕事に打ち込んでいる・・・女らしく気働きも上手とか。息子の方は、博士となって某研究所にて研究にいそしみ、夏には再びヨーロッパの学会へ向かうとか・・・。先の学会では再び賞をもらったらしい。
子供たちに親が選んだレールの上から零れ落ちないよう、叱咤激励して歩ませることがいかに愚かなことか、それぞれ自ら選んだ仕事に就き、家庭を持った二人を見て納得している。
世間体にばかりとらわれて、「親が選んだレールの上から零れ落ちないよう、叱咤激励して歩ませる」、まさにこれが冒頭の「会社辞める!!五月病我が子に過干渉な親達退職手続きは母親が・・・」につながるものと思っている。
ところで、このように二人のことを記載すると、削除するよういってくるかも。(咲・夫)

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らしい・・と、いうのも、この番組が終了後新聞の番組欄で見かけたから、見ることができなかった。
家庭教育荒廃の表れと思える内容のタイトルである。我が家では、いえいえ、普通の良識ある家庭では考えられない話。これほどまでに過保護な家庭教育が浸透しているものかと唖然とする。

就学前から、さらに小学校に上がると益々、様々な塾に通わす家庭が目立っている。例えば、「算盤教室」、「ピアノ・エレクトーン教室」、「公文」、「水泳教室」など1週間休みなしのスケジュールに追われるほど塾へ子供を預けている。
高校受験、大学受験となるとさらに進学塾など。しかし、そこに通う子供が素直に親の言うことを聞いて、通っていることが不思議なくらいである。子供の適正に併せた塾を選ぶべきと思うけど・・・。
と、いいながらも、我が家も二人の子に一通りの塾に通わせた。ところが、どれ一つとっても長続きのしないものばかり。「算盤教室」では、入り口で本に夢中になり肝心の算盤は上の空。「エレクトーン教室」もそれを購入してまで行かせるも、全く興味を示さない。そのほかの学習塾も同じであったから、結局、すべての塾を止めさせた。

ただ、二人とも祖父母の影響もあって、就学前から本を読むことに無我夢中になっていた。息子はファーブル昆虫記など、娘は歴史ものが大好きなので、たくさんの本を買い与えた・・・これが、二人の人間形成への財産になったらしい。
娘は歌舞伎役者「坂東玉三郎」が描きたいからと、美術系の大学へ向かった。そのための塾通いは、高校2年と3年の夏休みなどを利用し、関西方面にてホテル住まいで通わせた。地元では、日本画の先生のところで勉強。自分が選んだコースなので熱心に通っていた。
息子の方は、高校時代演劇に夢中になっていたが、好きな生物系の学びたい科目のある大学を選んだ。どうやら、幼少時代のファーブル昆虫記が一つのきっかけになっていたらしい。子供時代から、何かに集中すると回りが見えないことのある息子であったから、これでは将来サラリーマン生活はむりかも・・・と、家内とよく話したことを想い出す。
大学を選ぶ際に、家内があちらの方がいいと思うから、あちらの大学を進めると・・・。
「自分の人生、自分で決めたらいけないかね・・」と、息子がいった。その言葉に返す言葉もなく納得したと家内の弁。

ふすま絵を描いてくれた娘、絵の方は趣味にとどめている。今は某社の総務部の役職について、バリバリ仕事に打ち込んでいる・・・女らしく気働きも上手とか。息子の方は、博士となって某研究所にて研究にいそしみ、夏には再びヨーロッパの学会へ向かうとか・・・。先の学会では再び賞をもらったらしい。
子供たちに親が選んだレールの上から零れ落ちないよう、叱咤激励して歩ませることがいかに愚かなことか、それぞれ自ら選んだ仕事に就き、家庭を持った二人を見て納得している。
世間体にばかりとらわれて、「親が選んだレールの上から零れ落ちないよう、叱咤激励して歩ませる」、まさにこれが冒頭の「会社辞める!!五月病我が子に過干渉な親達退職手続きは母親が・・・」につながるものと思っている。
ところで、このように二人のことを記載すると、削除するよういってくるかも。(咲・夫)


