だから何か問題が起きた時に迅速に対応できないんだと。
「あれぇ、やっばい、どうしたんだっけ?
ややこしくしてきちゃって訳わかんなくなっちゃった…。
あら?あれぇ?
決めてやってた時は理屈があってたよな?
う、おっかしいな…、ひとまずいいよ、いいよ、言い訳で逃げようよ…。
(ドタバタドタバタ…)」
と、こうなる。
今、テレビでとある評論家が、
「わたしが住んでいたイギリスで、こうてい疫問題が出た時は、オープンに迅速に対応してましたよ。」
と言った。
多分ね、多分なんだけど。
気質が違うのさよ、国民性。
ものごとを進めて実行していく中に「作り」をしないんだと思う。
日本人みたいなことしないの、外国の人。
「いい結果、悪い結果」、どっちも最初から見据えてあるわけ。
それでも「いい結果」を信じてやるから、いつも責任を背負いながらやるんだよ。
「いい結果」にしたいから。
ところが日本人は違う。
悪い結果を考えると「ならばやめようよ」というネガティブ発想をしやすいでしょ。
けど、それでもやらなきゃいけなくなる場面にぶちあたると、「悪い結果をごまかすやり方」のほうを進めちゃおうとするんだよ。
「だからダメ」なんだよね。
海外の人って、「悪い結果を認識しつつも、いい結果のみを信じて突き進む」んだと思うんだよ。
だから悪い結果になった時もオープンでいられるし(「ここまでやってもダメだったんです」の腹が括られてるから)、対応も迅速なわけ。
日本人は「いい結果を信じる」みたいに突き進む人は執拗に叩きまくるか、からかいまくるじゃないですか。
で、こうでしょ。
「絶対にお得だから」って突き進む人を、「そこまでするかっ!」てくらい称賛する。
この違いはすっごい大きいんだよ。わかりますかねぇ。
「あの業界体質が信じられません!」って評論してる人、「あんたもそーだろうよ?そーだろーに??それが寄り集まってこうなるだよ?」って思うんだ。