午後いつものスーパーに買い出しに。
このスーパーの上の階にある100円ショップに立ち寄った。
建物の外にあるエスカレーターで上に上がろうとすると、私の前に同世代くらいの女性が一人、その前にバギーを引いた2歳くらいの女の子と4歳くらいの男の子を連れた40代くらいの女性がいた。
私の前の女性の方がなかなかエスカレーターに乗らないので「どうしたんだろ?」と見ると、前の子供を連れたお母さんはバギーを抱えて下の女の子を連れてエスカレーターを上がり、男の子は置いてきぼり状態になっていたのでした。
男の子はおそらくこれまでエスカレーターに一人で乗ったことがないのでしょう。
「お母さ〜ん、置いていったらダメでしょ〜!!!」
と、しきりに叫んでいて、泣いてるわけでも無く、グズっているわけでもなく、けろっとしていて、
「案外なかなかの子やな。笑」
と思ったものの、エスカレーターに乗るのがなかなか出来ない。
見かねた前の女性がすでに上の方へと上がっていくお母さんに、
「私が連れて行きましょう」
と声がけをし、お母さんが、
「すみませーん、お願いできますか。」
と言ったとたん、
坊やは「今までのためらいはなんだったのだ?」ってくらい、なんのためらいもなく「ヒョイ」とエスカレーターに乗り、どんどんステップをかけ上がってゆくではないか。笑
私は「いや、可愛いなぁ」とつくづく。(ほのぼの和みまくり)
「坊やは今日この瞬間にひとつ親の手を離れて自信をつけたのだわ!」と想像して、自分が初めて補助輪無し介添なしで自転車に乗れたことなどを思い返さずにはいられなかった。
上に上がり切ると坊やはまだ、
「僕を置いてったらダメでしょ〜」
そうお母さんをなじっている。
お母さんは、
「ごめんなさい!」
なんてやっている。
私だったらこんな場面だったら絶対にこう反応するだろう。
「一人でエスカレーターに乗れて偉かったね〜!!!お兄ちゃんすごい!!!」
からの〜、
「ハイハイ、ごめんごめん。(手を繋ぐとか頭撫で撫で)」
自信をつけさすせっかくのいいチャンスを逃しちゃいけねーぜ!!!笑
坊や「僕を置いてったらダメでしょう〜」
お母さん「ごめんなさい」
ってそりゃ当たり前過ぎて間違っちゃいないけど、あのシーンはお兄ちゃん(幼児)はひとつ成長の階段を上がったのだよ。
褒めなきゃもったいなかったよ〜