いまの職場になんかその存在自体が和む人がいて、いるだけでなんか妙にホッとする何かを発している。
「癒される」のとはまったく違う種類のもので「和む」のだ。
この方は男性だけど年の頃で40くらい(昨晩仕事時に話していたらやっぱりそうだった)、オバチャマの心の中では「ウドメンディ♪」というあだ名で呼んでいる。
キャイーンのウド鈴木とJソウルブラザースの関口メンディを掛け合わした感じというか、そんな感じだからだ。
仕事の組み立てかたとか、気にしどころが「技術職やってたな?それも結構長く…」と感じるところがあって、そこに勘が働かないなんつーのかな、
「全てはロジックで片付けます、人間関係もです、○面倒臭いこと(×ややこしいこと)は避けます。あんなのに頭突っ込むのは馬鹿がやること~~」
みたいな感じを与える同僚達が、
「あいつ、もー、頭悪いよなぁ、自覚してくれればこっちも助かるのによぉ」
とからかったとしても、イラッとする表情を見せるでもなく、ムカッとする表情を見せるでもなく、
「あらららら…あなたたち、あっち側の人たちですね~~(この感覚、わからないか、ま、いっか。)」的に苦笑する表情がホッとするのだ。
なんだかこの彼はオバチャマが感じる中で一番オバチャマに「ス~~ッ」と関わってくる感じで構えがない。
オバチャマの場合、ものすごく構えて(わざわざ作ってというのかなぁ)関わってくる人たちってのが今も昔もいて、
「うーん、なんだろな?警戒心?与えます?わたし??」
と逆になんか素を出せない人たちがいるんだけども、その手のではないタイプだ。
おそらくつい先週にも会社の年上(といっても4つくらい)社員男性に、
「○○さんは話やすいのと、こっちも構えが必要ないのがえぇわ~~
ほら、いるやろぅ?
いっくら付き合いが長くなって親しくなっても「素は出せない、やっぱり何を考えてるかさっぱりわからん~」って人たちがさぁ。
それがないから何でも話せるわぁ。」
と言われたばかり。
思うに、世間は「素のまま芝居して活きたい人たち」と、「計算づくで演技して活きたい人たち」がいる。
後者の人たちがオバチャマらのように「素のままやってる」のが何かしら「恐怖というか、嫌悪というか、嫉妬というか、」そんな感じを抱くのかもなぁ…と思う。
少なからず技術者は「素のまま正直者」でないと、理論やロジックで結論を帳尻合わせしてしまう危険がはらむ(←でも世間はこっちを信じがち。)ので、気をつけないとあかんのよねぇ…。
で、この彼はやはり大学卒業以降はずっとコンピューターの世界にいた男性。
あのウソのつけない正直なところは(時に「んも~~~、もたもたしてんなよぉぉぉ!」っとわざとツッコミ入れたくなることもありそうだけど)信用できるなぁ。うん。
ああいう人がつまづくところがミソなんだよなぁ、仮想の中に現実が再現されるっていうか。
「改善ポイントとして拾うところ」っていうか。