半熟オヤジの基地

完熟できないオヤジの「狭く浅い&自己満足」の部屋

『トウキョウソナタ』を観ました。

2010-03-14 10:00:00 | えいがかんしょうの部屋
 健康機器メーカー、総務課長として働く佐々木竜平(香川照之)は、人事部に呼び出され、リストラを宣告される。突然の出来事に、呆然としたまま帰宅するが妻、恵(小泉今日子)にリストラされたことを言い出せなかった。夕食時、小学校6年生で次男の健二はピアノを習いたいと言い出すが、竜平は反対。翌日から、会社に行くフリをして、毎日ハローワークへ通っていた。ある日、大学生の長男・貴が、世界平和のためにアメリカの軍隊に入りたいと言い出す…。
goo映画より)(公式サイト

 この作品で描かれている家族一人一人、そしてこの世界は、「まんま現代」です。
そして、この「現代」は、ホントに暗いニュースしか無いなぁ・・・と、どんよりしちゃいますよ
竜平のリストラ・・・パパである俺としては、これが一番キツかったかも
家族を養う身でこんな状況だと・・と考えると、竜平の行動が(全てではなくとも)理解できる点があります
そんな竜平の妻、恵も淡々なれど、確実に「しっくりこない」毎日を送ってて・・・暗いです
小泉今日子の「眼」がかなり印象的です。疲れた眼、旦那の行動をお見通しのような「眼」がこの作品の一つの特徴であったことは確かですね
2人の子供達も、それぞれ家族に言えない「秘密」を持つようになって、ギクシャクしている。
食事では必ず4人一緒に食卓に座って食べてるのに、そこに「団欒」が全く見出せないのがとっても哀しいし、ツライです
途中の強盗(役所広司)のところは、ちょっと余計に見えましたが・・・
最後まであまり「光」が見えなくて暗い雰囲気だったけど、救いはラストの健二のピアノコンテストのシーンかな
それぞれの思いを抱きながら、健二のピアノの「奏で」を聞き入るシーンは、この作品の・・そしてこの世界に対しての「癒し」だったのかなぁ・・・
ちゅうことで、健二のピアノの上達ぶりは違和感あったかもで55点
※あくまで個人的主観ですので、気分害されましたら申し訳ありません

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