半熟オヤジの基地

完熟できないオヤジの「狭く浅い&自己満足」の部屋

『記憶にございません!』を観ました。

2019-10-15 18:50:00 | えいがかんしょうの部屋
 病院のベッドで目が覚めた男。自分が誰だか、ここがどこだか分からない。一切の記憶がない。こっそり病院を抜け出し、ふと見たテレビのニュースに自分が映っていた。演説中に投石を受け、病院に運ばれている首相。
そう、なんと、自分はこの国の最高権力者だったのだ。
そして石を投げつけられるほどに……すさまじく国民に嫌われている!!!
部下らしき男が迎えにきて、官邸に連れて行かれる。「あなたは、第百二十七代内閣総理大臣。国民からは史上最悪のダメ総理と呼ばれています。総理の記憶喪失はトップシークレット、我々だけの秘密です」
真実を知るのは、秘書官3名のみ。
進めようとしていた政策はもちろん、大臣の顔と名前、国会議事堂の本会議場の場所、自分の息子の名前すら分からない総理。
記憶にない件でタブロイド紙のフリーライターにゆすられ、記憶にない愛人にホテルで迫られる。どうやら妻も不倫をしているようだし、息子は非行に走っている気配。
そしてよりによってこんな時に、米国大統領が来訪!
他国首脳、政界のライバル、官邸スタッフ、マスコミ、家族、国民を巻き込んで、記憶を失った男が、捨て身で自らの夢と理想を取り戻す!
果たしてその先に待っていたものとは……!?
(公式サイトより)

 三谷幸喜作品を劇場で観たの、実は初めてだったりします
劇場で観たかった理由は、毎度、くどい位にTVに番宣登場している監督の押しに負けて・・・・ではなく、単純に「面白そう」だと思ったからです
昔の政治家がやたら言い訳に使っていた「記憶にございません」という言葉は、子供の頃聞いていた俺でさえ、「醜いなぁ」と感じていたセリフでした
その印象的なセリフを、国の総理が発する・・・あのCMの中井貴一さんの「嫌らしい顔」。これが自分の気持ちを射抜きましたね
支持率2.9%という最悪な総理の「悪三昧」を期待して劇場に行ったものの、話としては、開始から記憶が無くなってしまってましたね・・・
悪の行動は過去シーンで幾つか出てくる程度だったのは、(CMでも何度も観ていたシーンでもあり)個人的には残念でしたが、記憶に無い総理に接する人たちの言動を観ていると、相当な人だったという想像は出来ました
でも、記憶と一緒に、総理としての立場もリセットして、過去のしがらみも捨て、自分が思う総理を目指す・・・
・・・正直、そんな展開は見えていたワケですが、飽きずに最後まで見入ってしまったのは、やはり、「笑い」の要素が盛りだくさんだったから・・・でしょうか
記憶を無くしている状態で、数々の公務をこなす・・・様々な種類の公務があるから、ネタとしては、作り甲斐があるくらい沢山ありますよね。全てクスクス笑えました
キャストもとっても魅力的で、役者さんも楽しんでいるように思えるのは、観ているこちらも楽しくなりますし
・・・ただ、いつもながら、三谷作品は「カメオ出演」も豪華なんで、それを見つけるために、本編の話が入りづらい・・・という点があります。まあ、それは俺自身が悪いんですが・・・
また、三谷監督の事だから、ハートフルでは終わらずに、「また記憶が戻り、悪になるオチ」とかも想像しちゃいました。行き過ぎですね
単純に笑えるものを期待して、裏切らない・・・見て良かったです
ちゅうことで、飲み屋のバッファローのはく製?も絶対誰かが演じていると思い込んでいます・・・で、80点
※あくまで個人的主観ですので、気分害されましたら申し訳ありません

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