『ウルトラセブン1999最終章(6部作)』を観ました。

　何度も言うけど数あるウルトラマンシリーズの中で、個人的に一番愛し、最強と信じて疑わないウルトラセブン
このセブンがオリジナルビデオとなって幾つかリリースされてましたが、今回のは1999年に６部作としてリリースされた「最終章」という奴です。

　前回、前々回に観たオリジナルシリーズより、話は面白かったです。
地球側の人間にも良し悪しがあるというのが、宇宙人セブンという戦いだけではない深みを与えてるのが魅力ですね。かなりキナ臭くて、かつ重いので、子供には受けないでしょうけど。
特に最終回「わたしは地球人」はいいっす　今繁栄している人間は、実は侵略者で、その侵略者にずっと加担していたということを責められるセブン…こんな展開(昔のセブンでもありました)は、もともとメッセージ性の強いセブンだからこそ出来た話であって、他のウルトラシリーズでは浮いちゃいますよね。
悪しき地球人と戦わなければならないセブン、それでも人間を守るのかセブン…うう、なんて哀しい運命なんでしょうか…
その他にも、カプセル怪獣の最期もなんか哀しい今まではやられる前にカプセルに戻されていたのに…
あ、あとセブンといって出てくる有名な敵の一人であるキング・ジョーの復活も見応えがありました。昔戦って負わせた傷にアイスラッガーを食い込ませるなんざ震えましたねアイスラッガーが欠けてしまったってラストもびっくり
…といい事ばかり書いたけど、好きじゃない点としては…
ちょっとは良くなったけど、相変わらず影の薄いウルトラ警備隊の面々。隊長以外はイマイチかなあ
佐々木いさおさんは嫌いじゃないけど、セブンの歌は佐々木さんじゃなくて、やはりオリジナルでしょう…
あと、一番思うこと…１時間って尺は長いってこと。
３０分に込められたメッセージが最大の魅力だったんだから、６０分にしちゃうと、ど～も余計なシーンが多くて、あくびがでます
ちゅうことで、次もまだまだオリジナル観賞…ノルマみたい…で６０点
※あくまで個人的主観ですので、気分害されましたら申し訳ありません