半熟オヤジの基地

完熟できないオヤジの「狭く浅い&自己満足」の部屋

『万引き家族』を観ました。

2018-06-22 18:00:00 | えいがかんしょうの部屋
 再開発が進む東京の下町のなか、ポツンと残された古い住宅街に暮らす一家。日雇い労働者の父・治(リリー・フランキー)と息子の祥太(城桧吏)は、生活のために“親子”ならではの連係プレーで万引きに励んでいた。その帰り、団地の廊下で凍えている幼い女の子を見つける。思わず家に連れて帰ってきた治に、妻・信代(安藤サクラ)は腹を立てるが、ゆり(佐々木みゆ)の体が傷だらけなことから境遇を察し、面倒を見ることにする。祖母・初枝(樹木希林)の年金を頼りに暮らす一家は、JK見学店でバイトをしている信代の妹・亜紀(松岡茉優)、新しい家族のゆりも加わり、貧しいながらも幸せに暮らしていたが……。
MovieWalkerより)(公式サイト

 第71回カンヌ国際映画祭パルムドール受賞作品です
治と祥太のスーパーでの「万引き」シーンから始まります。まあ、しっかり連携のとれた万引きなこと・・
帰りがけに出来立てのコロッケを買って帰宅中に、ゆりを見つけて(見かけて)自宅に連れてきてしまいます。
「万引き家族」というタイトル、そして、CMなどで垣間見るシーンを観ていましたので、「貧しいながらも暖かい家族の物語」というものが思い浮かんで見続けていました。
実際に序盤から中盤にかけては、(やってる事は犯罪だらけなんだけど)ほんわかしたシーンが続きますし・・・
ゆりの実際の家族の状況も知っているので、こちらの家族に身を寄せる・・・次第に「家族」の一員として、元気になってきているのも嬉しかったり・・・
焦点としては、「犯罪がバレたとき」一点に気持ちが固まりつつありました。一つになっている家族が、どう引き裂かれてしまうのか・・・
・・・哀しくなるんだろうなぁ・・と思いつつ、訪れたある「事件」・・・
・・・話としては、この後も淡々と続くのですが、俺が予想していたようなモノではなかったですね
ここから、何だかずーーーーーーーーっと考え込んでしまいましたよ。
「家族」って、「絆」って・・・血のつながりを言うもんじゃないし・・・
「親子」も、自分が産んだ子だけを言うもんじゃないし・・・
「父子」も、しかり・・・
この作品の中盤まで(ほんわかと見ていた)人たちは、間違いなく、「いい家族」だったし・・・
強烈な起伏がある展開ではないんだけど、その代わりに、幾つもの宿題をもらってしまったような気がします
パルムドールを獲ったということは、世界の人たちが、この作品で様々な思いを浮かべたんでしょうね
ちゅうことで、細野晴臣さんの音楽も独特で、この作品を彩っていました・・・で80点
※あくまで個人的主観ですので、気分害されましたら申し訳ありません

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