半熟オヤジの基地

完熟できないオヤジの「狭く浅い&自己満足」の部屋

『白ゆき姫殺人事件』を観ました。

2015-05-05 06:00:00 | えいがかんしょうの部屋
 国定公園・しぐれ谷で誰もが認める美人OLが惨殺された。全身をめった刺しにされ、その後火をつけられた不可解な殺人事件を巡り、一人の女に疑惑の目が集まる。彼女の名前は城野美姫(井上真央)。同期入社した被害者の三木典子(菜々緒)とは対照的に地味で特徴のないOLだ。テレビ局でワイドショーを制作するディレクター・赤星雄治(綾野剛)は、彼女の行動に疑問を抱き、その足取りを追いかける。取材を通じてさまざまな噂を語り始める、美姫の同僚・同級生・家族・故郷の人々。「城野さんは典子さんに付き合っていた人を取られた……押さえていたものが爆発したんだと思う、あの事件の夜」「小学生の頃、よく呪いの儀式をやってたって。被害者の殺され方が呪いの儀式と同じでしょう?」「犯人です、間違いありません!」。テレビ報道は過熱し、ネットは炎上。噂が噂を呼び、口コミの恐怖は広がっていく。果たして城野美姫は残忍な魔女なのか? それとも──。
公式サイトより)
 原作が湊かなえさん(「贖罪」「告白」など)ということで、期待してチェックしちゃいました
冷酷な殺人シーンから始まり、その事件をメディアが放送しています。この放送内容は、普段自分達がワイドショーなんかで見ているものとあまり変わらないものでした。
この作品は、更にSNSによって、本人の実名や写真、過去の(ネガティブな)話題ばかりが一般社会にバラまかれてしまい、美姫はイッキに犯人扱いになってしまいました
この勢い、この情報経路とスピードこそ、現代社会の特徴であり、脅威であります・・・今回ばかりは怖かった
ワイドショーとかで、再現フィルムとか出されたら、自分だって思い込んでしまいますもん
この作品の中では、後半、猛烈なスピードで真実(ネタバレ)が語られ、事件としては終結に向かいます。
・・・が、美姫が即、普通の生活に戻れるかというと、厳しいですよね
そんな中でも、幼馴染の裕子(貫地谷しほり)の存在が救いでしたね。あのコミニュケーションの取り方もじーんときます
後味が良くはないけど、「まだ光はある」という印象を残して終幕・・・考えますねぇ・・・
ちゅうことで、本当の恐怖は、美姫と赤星がラストで「初めて」であったこと・・・で65点
※あくまで個人的主観ですので、気分害されましたら申し訳ありません

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