半熟オヤジの基地

完熟できないオヤジの「狭く浅い&自己満足」の部屋

『四日間の奇蹟』を観ました。

2006-09-02 08:09:28 | えいがかんしょうの部屋
 ピアノに天才的な才能を発揮する少女・千織(尾高杏奈)と、一つの事件をきっかけに将来のピアニストの夢を断つことになってしまった男・敬輔(吉岡秀隆)。二人は全国の施設に慰問演奏をして回っていたが、ある島の療養センターにて二人を心待ちにする真理子(石田ゆり子)と出会う・・・

 基本的にとっても素敵なラブ・ファンタジーです。心に影をしまいこむ3人それぞれが、一つの事件をきっかけに、一生懸命に本来の自分の気持ちを表に出すようになり、再生していくという展開でありますから、そりゃあ観るほうも陰気になるはずがありません
 ただ・・・ただ・・・鼻につくんです
 冒頭の「基本的に素敵」な物語にするために、至る場面で「う~ん・・・」という臭い展開、演出がとにかく多すぎます
最初の千織&敬輔が出会う事件、真理子の過去の結婚話、話の分岐点となる雷事故、終盤の協会?での敬輔&真理子の掛け合い、その後の奇蹟たち・・・。
分かりやすいと言えば分かりやすいのですし、短時間で説明するのが難しいのも理解できますが、あまりにお決まりの進め方で、観てて何度も腕組みしちゃいました
そんな連続する臭さこそ、「奇蹟」なのかと納得したりして
 出演者に目を移すと、千織役の尾高杏奈が素晴らしいです。千織と、もう一人を見事に演じ分けています。声はともかくとして、顔の表情とか仕草なんかも別人のようで、とにかくビックリしました
 冒頭に「TBS」という文字を見て、「黄泉がえり」「今、あいにゆきます」という作品を思い出てしまいました。これらと傾向は似てますねちょっとゲップ気味かしら
ちゅうことで、2時間の奇蹟に複雑・・・で60点
※あくまで個人的主観ですので、気分害されましたら申し訳ありません

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