『ノーカントリー』を観ました。

　アメリカの荒涼たる西都、テキサスの町でひとりの男が麻薬密売に絡んだ大金を発見し持ち去ることで、その危険な金を巡り謎の殺し屋や警察が動き出す。
追う者と追われる者。彼らの行く先には無数の死体が転がり、荒野は地の海に染まる・・・。
（公式サイトより）

　２００７年の映画賞を多数獲った作品、チェックしました
Ｒ－１５指定だけあって、最初から殺しのシーンがキテます。
冒頭の通り、ついつい大金をガメてしまったが故に、不気味な殺し屋シガー（ハビエル・バルデム）がヒッチャーばりの「しつこさ」で追いまくります
このシガーがホント怖い
容姿も表情も不気味だし、持ってる武器も不気味だし・・・アカデミー助演男優賞を獲ったのもうなずけマス
ただ、追われる者モスのほうも、一筋縄じゃいかないくらいの曲者
この二人に、もう一人、この事件を追う警官（トミー・リー・ジョーンズ）がいますが、こちらは何だかマイペースというか、淡々というか・・・
（コーヒーＢＯＳＳは飲んでませんでしたね）
こんな３人を、場所を変え、国を変え、ひたすら追っていく展開。
追う者追われる者という緊張の結末は・・・あれ　こんなドキドキしたのに、これで終わり
このラストを観て、昔見たこの（コーエン兄弟）監督の作品、「ファーゴ」を思い出しました
淡々とその場の物語を述べておいて、映画的な所謂「大団円」「衝撃の結末」「感動のラスト」ってのがなく、「そっと」終わるラスト
俺の期待している盛り上がりは全くありませんでしたが、これから彼らの作品の「妙」なんですよね
ちゅうことで、シガーの武器の構造を知りたいで６０点
※あくまで個人的主観ですので、気分害されましたら申し訳ありません